新型パジェロ 価格・スペック・グレード構成まるごと解説

15年ぶりに復活する三菱の伝説的SUV「新型パジェロ」。2026年末の発売を控え、予想価格は530万円~700万円。最新PHEV技術とラダーフレーム構造で何が変わったのでしょうか?

新型パジェロ 価格・仕様・グレード

新型パジェロの予想価格と主な仕様
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グレード別予想価格帯

ベーシックモデルから最上級まで、3~4つのグレード構成を予定。ライバル車のランドクルーザー250(520万~735万円)を意識した価格設定が特徴です。

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PHEVシステムの進化

アウトランダーPHEVベースの2.4Lプラグインハイブリッド。電気走行で最大100km超を実現し、オフロードでの瞬時トルク発生も両立しています。

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ボディサイズの拡大

全長4900mm前後、全幅1930mm前後で、ランドクルーザー250に匹敵する堂々たる体格。居住空間と走破性を同時に実現する設計です。

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走行制御システムの強化

次世代S-AWCとPHEV制御を統合。前後左右の駆動力を電子制御し、あらゆる路面で最適なトラクションを確保します。

このページの目次
  1. 新型パジェロ 価格・仕様・グレード
    1. 新型パジェロのベーシックグレード:530万円からのエントリーモデル
    2. 新型パジェロの中級グレード:600万円前後の売れ筋モデル
    3. 新型パジェロの最上級グレード:670万円以上のプレミアムモデル
    4. 新型パジェロのエンジンスペック:2.4Lディーゼルターボと2.4Lプラグインハイブリッド
    5. 新型パジェロのプラットフォームと駆動システム:トライトン共通化による高い基本性能
    6. 新型パジェロの独自視点:PHEVとオフロード走破性の共存という革新的なアプローチ
  2. 新型パジェロ デザイン・インテリア・安全機能
    1. 新型パジェロの外観デザイン:ダイナミックシールドを採用した力強いフロントマスク
    2. 新型パジェロの内装品質:ナッパレザーと木目調パネルによる高級感
    3. 新型パジェロの先進安全装備:MI-PILOT 2.0による半自動運転サポート
    4. 新型パジェロの走行モード制御:環境に応じた最適な走破性を実現
    5. 新型パジェロの安全性能と車体構造:RISE構造とバッテリー保護設計
  3. 新型パジェロ 発売時期とライバル車との比較
    1. 新型パジェロの発売スケジュール:2026年12月の国内デビューを予定
    2. 新型パジェロ対トヨタランドクルーザー250:電動化で攻める差別化戦略
    3. 新型パジェロ対マツダCX-80:オフロード指向の優位性
    4. 新型パジェロ対三菱アウトランダーPHEV:同一プラットフォームながら格の違いを表現
    5. 新型パジェロの市場展開:タイ生産・グローバル販売体制の確立

新型パジェロのベーシックグレード:530万円からのエントリーモデル

 

新型パジェロの最も手頃な価格帯がベーシックグレードです。販売店からの情報と、トライトン(498万8500円~540万8700円)という共通プラットフォーム車の価格を参考にすると、530万円前後からのスタートが予想されています。このグレードは、価格を重視するユーザー向けの選択肢として位置づけられ、基本的な安全装備や4WDシステムは標準装備しつつ、内装の加飾や快適装備をシンプルに抑えることで戦略的な価格を実現します。とはいえ三菱の最上級車種として、安っぽさを感じさせない十分な質感は確保されるはずです。

 

布製シート、18インチアルミホイール、基本的なLEDヘッドライト、電動パーキングブレーキが標準装備となり、実用性に重きを置いた構成が特徴です。

 

新型パジェロの中級グレード:600万円前後の売れ筋モデル

装備と価格のバランスが最も優れた、販売の主力となるグレードが600万円前後の中級グレードです。上級グレードに近い内外装の質感を持ちながら、一部の豪華装備をオプション設定とすることで、現実的な価格に抑えられます。このグレードでは、ナッパレザーシートの採用、パノラマサンルーフの選択肢、電動テールゲート機能が備わり、日常利用から週末のアウトドア活動まで幅広い用途に対応できます。先進安全装備もフルスペックに近いものが搭載され、多くのユーザーにとって満足度の高い「買い」の選択肢となりそうです。

 

20インチアルミホイール、統合型インフォテインメントシステム、車線維持支援機能も備わり、快適性と安全性の両面で妥協のない構成です。

 

新型パジェロの最上級グレード:670万円以上のプレミアムモデル

新型パジェロの最上級グレードは670万円前後に設定される見込みです。三菱の現行ラインナップにおける最上級モデル「アウトランダーPHEV」の最上級グレード「P Executive Package」(662万5300円~671万6600円)に並ぶか、それを超えるフラッグシップにふさわしい価格設定となります。レザーシートや「ヤマハ製ダイナミックサウンドシステム」といった高音質なオーディオシステム、先進の運転支援機能など、考えられるすべての豪華装備・快適装備が標準で備わるとみられます。

 

フルデジタルメーター、専用ウッドパネル、シートベンチレーション&マッサージ機能、360°カメラシステム、アダプティブ照明が完全装備され、三菱の技術と威信を懸けたフラッグシップにふさわしい一台となります。

 

新型パジェロのエンジンスペック:2.4Lディーゼルターボと2.4Lプラグインハイブリッド

新型パジェロのパワートレインとしては、アウトランダーPHEVをベースにした2.4Lプラグインハイブリッドシステムが主流となります。具体的には、直列4気筒2.4L MIVECエンジン(予想133~150ps)、フロント116ps、リア136psの電動モーター、リチウムイオンバッテリー(容量約20~25kWh)の組み合わせです。このシステムにより、EV走行距離は約90~100km超に達し、通勤や短距離移動は電気のみで走破可能。高速道路や悪路ではハイブリッド制御による力強いトルクを発揮します。

 

ディーゼルターボ仕様も同時設定される可能性があり、その場合は直列4気筒2.4Lディーゼルターボ(204ps/47.9kgm)、8オートマチックトランスミッション、WLTC燃費11.5km/Lが想定されます。

 

新型パジェロのプラットフォームと駆動システム:トライトン共通化による高い基本性能

新型パジェロは、ピックアップトラック「トライトン」と同じシャシーおよび主要メカニズムを共有します。ただし、後席の乗客快適性を優先するため、後輪足回りはトラック特有の「リーフスプリング」から高級SUV標準の「コイルスプリング」へ変更。これにより、トラック特有の細かな突き上げや揺れがほぼ解消され、高級セダンのようなしなやかな乗り心地が実現されます。

 

駆動方式は三菱が世界に誇る「スーパーセレクト4WD-II」を搭載し、燃費に優れる2H(後輪駆動)から、舗装路でも使えるフルタイム4WD(4H)、さらには悪路で駆動力を最大限に引き出すローレンジモード(4HLc)まで、路面状況に応じてドライバーが任意に走行モードを選択できます。さらにS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)による前後左右の駆動力配分により、オンロードから極限のオフロード環境まで安定した走行を実現します。

 

新型パジェロの独自視点:PHEVとオフロード走破性の共存という革新的なアプローチ

従来、本格オフロード車とプラグインハイブリッド技術は相反する要素と見なされてきました。しかし新型パジェロは、電動モーターの瞬時トルク特性を逆手に取り、オフロード走破性を高めるという革新的なアプローチを採用しています。具体的には、ぬかるみからの脱出時にモーター駆動による瞬間的なトルク供給が可能になり、従来ディーゼルでは得られなかった滑らかで力強い走破力を実現。

 

さらに、ヒルディセントコントロールとモーター制御の連動により、下り坂での車体姿勢が極めて安定します。この「電動化しても走破性は犠牲にしない」というエンジニアリング哲学は、三菱が長年ダカール・ラリーで培ったノウハウを現代技術に翻訳したものといえます。テスト動画では、砂丘や岩場を難なく登る新型パジェロの映像が確認されており、静かに、しかし圧倒的に力強い走りが特徴的です。

 

参考リンク:電動SUV技術の進化と4WD制御の未来について、以下のリンク先では詳細な技術解説が掲載されています。

 

ついに復活!新型パジェロの予想価格は530万円~!

新型パジェロ デザイン・インテリア・安全機能

新型パジェロの外観デザイン:ダイナミックシールドを採用した力強いフロントマスク

フロントマスクには、近年の三菱車に共通するデザインコンセプト「ダイナミックシールド」がさらに進化して採用されます。ヘッドランプは、新型SUV「デスティネーター」やジャパンモビリティショーで注目を集めた「D:Xコンセプト」と同様に、「T」の字を横倒しにしたような特徴的な形状となり、存在感を際立たせるでしょう。ボディサイドは、大きく張り出したフェンダーが力強さを強調し、本格オフロードSUVらしいタフな印象を与えます。

 

SUVとして重要な居住空間の広さを確保するため、ボディ側面は現行「アウトランダー」などにも通じる水平基調のスクエアなフォルムになり、これによってトライトンとは異なるワゴンスタイルならではの機能美が追求されます。リアビューは、縦型テールランプを進化させた新デザインで構成され、パジェロの象徴的な「直立した背面デザイン」を踏襲。スペアタイヤはリアゲート内蔵式とし、都市型SUVとしてのスマートさと実用性を両立させています。

 

新型パジェロの内装品質:ナッパレザーと木目調パネルによる高級感

新型パジェロのインテリアは、これまでの「実用重視のオフロード車」という枠を超え、高級SUVとしての存在感を明確に打ち出しています。特に注目されるのが、上位グレードで採用予定の「ナッパレザーシート」と「ウッド調パネル×メタルアクセント」の融合デザインです。これまでのパジェロにはなかった「静寂」と「質感」を重視した仕上がりが特徴的です。

 

センターコンソールは大型化され、12.3インチ級のフルデジタルメーターと、13インチ前後のセンタータッチディスプレイを採用する見込み。操作系は最新の三菱UI(ユーザーインターフェイス)をベースに、PHEV制御情報、航続距離、充電ステータスなどを直感的に確認できます。シート配列は2列5人乗り+3列7人乗りの2タイプが設定され、特に7人乗り仕様ではアウトランダーより広い居住空間を実現。3列目の足元スペース拡大やシート厚改良が進んでおり、長距離移動にも十分な快適性が期待されます。

 

新型パジェロの先進安全装備:MI-PILOT 2.0による半自動運転サポート

新型パジェロは、従来の走破性重視SUVから一転、高度運転支援と電動制御の融合モデルとして開発されています。その中心にあるのが、三菱が開発する最新運転支援パッケージ「MI-PILOT(マイパイロット)」の進化版です。新型パジェロではさらに改良され、「MI-PILOT Assist 2.0」として、条件付きで一定時間の手放し運転を許可するハンズオフ走行支援、ドライバーのウインカー操作に合わせた自動レーンチェンジ支援、地図データ連携による先読み減速、赤信号検知後の青信号自動発進補助が備わります。

 

これにより、パジェロは「本格SUVでありながら、長距離移動を得意とする高知能ツアラー」へと進化。悪路から高速道路まで、人とAIが協調する安心の走行体験を提供します。さらに、複数のセンサー(ミリ波レーダー、LiDAR、360°カメラ)を統合した「三菱プレミアムセーフティシステム」により、前方衝突被害軽減ブレーキ、後側方車両検知警報、後退時交差車両警報、マルチアラウンドビューモニターが搭載されます。

 

新型パジェロの走行モード制御:環境に応じた最適な走破性を実現

新型パジェロには、走行モード制御として6つのドライブパターンが搭載される予定です。NORMAL(通常走行)、TARMAC(舗装路スポーツ)、GRAVEL(未舗装路)、SNOW(雪道)、MUD(泥濘路)、EV(電気走行限定)です。このモード制御は、車体姿勢センサー、モーター制御ユニット、ブレーキECUが連動することで、ドライバーの入力に対して「先読み制御」を実現。悪路走破性を維持しながらも、街乗りでの静粛性と乗り心地を両立させます。

 

ヒルディセントコントロール+モーター制御連動により、下り坂で自動的にモーターブレーキを活用し、安定した下降をサポート。トラクション・リカバリー・モードではぬかるみ脱出時に、前後輪トルクを電子的に最適化し、モーターの瞬時トルクで脱出性能を強化します。

 

新型パジェロの安全性能と車体構造:RISE構造とバッテリー保護設計

ボディ構造は、三菱独自の「RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」を最新世代に進化させたものです。高張力鋼板の使用率を約50%に引き上げ、バッテリー搭載による重量増にも対応した新型フレームを採用。バッテリーパックは車体中央・床下に配置され、衝突時の変形を避ける「サンドイッチ構造」を採用することで、乗員保護性能と衝突エネルギー吸収性能を大幅に向上させています。

 

オフロード走行時の安全性についても、ボディ下部に耐候性スキッドプレートを装着可能にし、悪路での車体保護を実現。アクティブノイズコントロール、マルチゾーンエアコン、シートヒーター&ベンチレーション(前後席)により、乗車環境も大幅に改善されています。

 

参考リンク:新型パジェロのスペックと装備内容について詳細な情報が掲載されています。

 

パジェロ #新型2025|発売時期・価格・スペック徹底解説

新型パジェロ 発売時期とライバル車との比較

新型パジェロの発売スケジュール:2026年12月の国内デビューを予定

新型パジェロは、2025年10月のジャパンモビリティショーで市販プロトタイプとして世界初公開される見込みです。その後、2026年上半期に仕様・グレード・価格の正式発表が行われ、国内販売は2026年12月を予定しています。この発表は、三菱が「電動×本格SUV」というブランドの再定義を世に示す象徴的なタイミングとなるでしょう。

 

複数の業界筋・海外メディア・自動車系リーカーから、擬装車のテスト走行や輸送中の車両が目撃されており、発表準備が最終段階に入っていることを裏付けています。特に注目されているのは、右ハンドル仕様のテスト車が確認されている点で、これは日本市場投入を明確に示すサインと見られます。

 

新型パジェロ対トヨタランドクルーザー250:電動化で攻める差別化戦略

ランドクルーザー250との比較では、新型パジェロの最大の差別化要因が「電動化」です。ランドクルーザー250が2.8Lディーゼルエンジン(204ps)を搭載するのに対し、新型パジェロは2.4Lプラグインハイブリッド(予想300ps相当)を採用。総合出力ではほぼ同等ですが、モーター駆動による瞬時のトルク発生、EV走行距離100km超による環境性能、高速道路巡航時の静粛性が新型パジェロの優位性です。

 

ランドクルーザー250の価格帯(約520万~735万円)に対し、新型パジェロは約530万~700万円と競争力のある価格設定。特に同等装備での比較では、新型パジェロが数十万円安価になる可能性があります。悪路走破性ではランドクルーザーの伝統的なフレーム構造に対し、新型パジェロはS-AWC+PHEV統合制御による「先読み走行性能」を実現。どちらが優れているかは、ユーザーの用途や価値観によって分かれるでしょう。

 

新型パジェロ対マツダCX-80:オフロード指向の優位性

マツダCX-80は3.3Lディーゼルハイブリッド(クリーンディーゼル技術搭載)を採用する欧州志向モデルです。新型パジェロとの比較では、CX-80が「上質な乗り心地と洗練されたデザイン」を追求するのに対し、新型パジェロは「走破性と高級感の融合」を目指します。

 

CX-80の価格帯(約580万~750万円)とほぼ同レンジながら、新型パジェロはオフロード性能で明らかに優位。特にS-AWC制御、ローレンジ4WD機構、走行モード設定の充実度ではCX-80を大きく上回ります。CX-80は「グランドツアラー志向」で洗練性を重視し、新型パジェロは「アドベンチャーSUV志向」で走破性を優先する位置づけです。都市での利用を中心とする層にはCX-80、オフロード走行や週末アウトドアを視野に入れる層には新型パジェロが適しています。

 

新型パジェロ対三菱アウトランダーPHEV:同一プラットフォームながら格の違いを表現

アウトランダーPHEVとの比較では、新型パジェロが「フラッグシップ」としての格上性能を示します。プラットフォームは共有しつつも、新型パジェロはモーター出力を強化(フロント116ps→130ps予想、リア136ps→150ps予想)し、バッテリー容量を大型化(20kWh→25kWh)。車体剛性も補強され、悪路走破性が大幅に向上します。

 

価格帯はアウトランダーPHEV(約490万~650万円)より明確に上位(約600万~800万円)に設定され、「三菱SUVラインナップの頂点」としての立ち位置を確立。ボディサイズもアウトランダーより一回り大きく、居住空間の余裕が異なります。内装質感も、アウトランダーの「ファミリー志向」に対し、新型パジェロは「プレミアム志向」で、ナッパレザーや専用木目パネルなど高級感を強調します。

 

新型パジェロの市場展開:タイ生産・グローバル販売体制の確立

新型パジェロは、タイ工場で生産され、日本市場へ輸入販売される体制が有力とされています。これはコスト最適化とグローバル市場対応を両立する合理的戦略です。東南アジア・中東・オセアニアといった「パジェロ人気の高い地域」での需要を先行的に取り込む狙いが含まれます。

 

特にオーストラリア市場では「ランドクルーザーの最強ライバル復活」として現地ディーラーへの問い合わせが急増。これまで「パジェロスポーツ」が担っていた市場を、新型パジェロが完全に引き継ぐ形になりそうです。さらに、三菱は「特別仕様車」の展開も計画しており、オフロード用の「Off-Road Edition」と都市向けの「Urban Premium Edition」が想定されます。Off-Road Editionでは専用ルーフラック、スキッドプレート、耐候タイヤが装着され、Urban Premium Editionではクロームパーツとラグジュアリー内装が特化されるでしょう。

 

十分な情報が収集できました。これで記事を作成します。

 



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