覆面パトカー車種一覧と見分け方の特徴

交通取り締まりに使われる覆面パトカーは、クラウンやマークXなど複数の車種が配備されており、見分けるためのポイントが存在します。ナンバープレートや外観、車内の様子から判別することは可能でしょうか?
覆面パトカー車種一覧と見分け方
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クラウン・マークXが中心

国費での調達条件をクリアしたトヨタ製高級セダン

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外観の細部で判別

ルーフの赤色灯格納部分や無線アンテナが目印

ナンバープレートとボディカラー

地域管轄ナンバーで彩度の低い無難な色が主流

覆面パトカー 車種 一覧と見分ける

覆面パトカー車種・クラウンが王道

 

覆面パトカーの中でも最も多く配備されている車種が、トヨタクラウンです。警察庁の入札条件をクリアし続けたトヨタのクラウンが、長年にわたり国費調達用の覆面パトカーとして選定されてきた背景があります。現在確認されている主流車種は、S21型およびS22型のクラウンで、これまで活躍していた18型や20型も一定数存在しています。

 

クラウンは3.5リットルハイブリッドエンジンで359馬力のシステム最高出力を誇り、高速道路での追跡車両として理想的な性能を備えています。外観上の特徴としては、ベーシックグレードをベースにした仕様で、メーカーオプションは最小限に抑えられています。エアロパーツカスタムパーツの装着は見られず、完全な標準仕様のままとなっています。

 

覆面パトカーの多様化・マークXからレクサスまで

近年になると、覆面パトカーの車種は急速に多様化しており、クラウン以外の選択肢が増えています。トヨタマークXは一時期クラウンに次いで多く見かけられていた車種で、現在でも多くの都道府県で活躍しています。カムリやSAIといった他のトヨタセダンも配備されており、トヨタ系の高級セダンが覆面パトカーの主流であることに変わりはありません。

 

日産ではスカイライン、フーガ、ティアナといった高性能セダンが採用されており、スバルではレガシィB4やWRX S4が配備されています。3000cc以上の排気量を持つ高性能4ドアセダンが基本ですが、最新ではトヨタレクサスGSの採用も始まっており、高級感と追跡性能を兼ね備えた車種が選ばれています。

 

意外な車種としては、スズキキザシが挙げられます。一般市場ではマイナーすぎるセダンですが、国費でまとまった台数が一時期導入されたため、少なからず覆面パトカーとして存在しています。このため、レアな車種であるがゆえに、むしろ覆面パトカーであることが目立ってしまうという皮肉な状況も生まれています。

 

覆面パトカーの外観・ナンバープレートと色選び

覆面パトカーは一般車両に擬態するため、ボディカラーは白、黒、グレー、シルバーなど彩度の低い無難な色が圧倒的に主流です。目立つ赤色や青色、黄色などの鮮やかな色は決して選ばれず、街中で埋もれやすい落ち着いた色合いに統一されています。

 

ナンバープレートについて、かつては8ナンバーが覆面パトカーの目印とされていましたが、これは過去の話です。現在では一般車と同じ3ナンバーやその他の分類番号が採用されており、分類番号での見分けはほぼ不可能になっています。ナンバープレートは地域の管轄内のものが大半で、首都圏では品川ナンバーや足立ナンバーが多く見られます。希望ナンバーやゾロ目などの特殊な番号の組み合わせは使用されず、極めて無難な番号設定となっています。

 

覆面パトカーの細部装備・ルーフアンテナと赤色灯

覆面パトカーにのみ装備される細部的な特徴が、見分けるための重要なポイントになります。格納式の赤色灯がルーフに内蔵されており、その部分が四角く切り取られています。この切り取り部分は塗装の色味がわずかに異なることがあり、日光の当たり方によって確認できることがあります。

 

後部には小型の無線アンテナが取り付けられており、アンテナの位置は車種によって異なりますが、形状は通常の市販品とは異なり、やや太めの棒状となっています。リアウインドウは外からは見えにくいようにプライバシーガラスが採用されていることが多く、フロントガラス上部にはサンシェードやステッカーなどの装飾品は一切見られません。

 

助手席の警察官が後方確認を行うため、通常のルームミラーに加えて補助ミラーを追加した「2段式ルームミラー」が設置されている車両も多く、これは覆面パトカーを示す有力な判断材料です。ドアミラー付近やフロントバンパー下部に小型カメラが設置されていることもあり、トランクルームには特殊な装備を収納するためのスペースが確保されています。

 

覆面パトカーの見分け方・車内の人員と走行パターン

交通取締用の覆面パトカーには、制服姿の警察官が2人乗車しており、ヘルメットを着用しているケースもあります。この青い制服姿の2人組は、最も見分けやすい特徴の一つです。警察車両は常に清潔な状態を保っていることが多く、泥はねやボディの傷が少ないのが大きな特徴で、他の車両と比較して明らかに違う外装の状態が目に付きます。

 

走行特性も大きな特徴です。制限速度の遵守、左側車線での走行、3秒以上のウインカー点灯など、交通法規に則った模範的な運転が徹底されています。深夜帯には前方の車両に長時間追従する傾向があり、これは速度違反の取り締まり準備を示す典型的なパターンです。高速道路では追い越し車線を走行する速度超過車両を見つけると、素早く追跡態勢に入ります。

 

パーキングエリアや道路脇では、車内から周囲の状況を確認できる位置に駐車することが多く、エンジンを切らずにアイドリング状態を保つ傾向があります。交通量の多い幹線道路や事故多発地点付近で低速走行を繰り返すことがあり、飲食店や歓楽街の周辺では同じルートを巡回することもあります。

 

参考リンク:覆面パトカーの役割と見分け方について詳しく解説しており、特に装備品や走行パターンの分析が充実しています。

 

覆面パトカーの見分け方と特徴 - アイナビポータル

 

検索結果から、実は2025年10月2日に新型クロスビーが既に発売されていることが判明しました。これはマイナーチェンジではなく「フルモデルチェンジ級」と評価されています。さらに詳細な情報を収集します。

 

 


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