スカイラインGTの中古車価格は、モデルや年式によって大きく異なります。現行モデル(V37型)は2013年に登場し、中古市場での平均価格は約224万円、価格帯は約83万円から約743万円となっています。特に注目すべきは2019年のマイナーチェンジで、前期型の平均価格が約234万円に対し、後期型は約465万円と倍近い価格差があります。
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モデル別に見ると、スカイラインGTグレードの価格は115.8万円から575万円の範囲で流通しており、総合評価は4.0と高い満足度を得ています。流通台数も豊富で、現行モデルだけで約410台が市場に出回っており、選択肢の幅が広いのが特徴です。
参考)https://www.goo-net.com/usedcar/brand-NISSAN/car-SKYLINE/grade-346-10151010/
年式による価格の違いを理解することは、お得な中古車選びの重要なポイントです。前期型は値落ち幅が大きく割安感が高いため、コストパフォーマンスを重視する方には2019年式までの350GTハイブリッドが推奨されています。一方で最新の安全装備や機能を求める方には、プロパイロット2.0を搭載した後期型が適しています。
参考)https://tt-review.com/skyline-used-cheap-reasons/
スカイラインGTシリーズは、大きく分けて「GT」「GT Type P」「GT Type SP」「400R」の4つのグレードが存在します。それぞれのグレードでハイブリッド車とガソリンV6ターボ車を選択でき、価格差は約120万円にもなります。
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最もベーシックなGTグレードは456万9,400円からで、インテリジェントキーや運転席・助手席パワーシート、スーパーUVカットグリーンガラスなど基本的な快適装備は充実しています。上位グレードとの違いは一部の快適装備の有無であり、特にこだわりがなければ十分な内容です。
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中古市場で人気が高いのは「200GT-t」グレードです。2.0L直噴ターボエンジンを搭載し、スムーズな加速と優れた燃費性能を両立しています。排気量が抑えられているため自動車税や燃料費などのランニングコストも軽減でき、家計への負担が少ない点が魅力です。
グレード別の主な違い
| グレード | エンジンタイプ | 特徴 | 中古市場での人気度 |
|---|---|---|---|
| GT | ハイブリッド/ターボ | ベーシックモデル | 高い(価格重視層) |
| GT Type P | ハイブリッド/ターボ | 上位装備追加 | 中程度 |
| 200GT-t | 2.0Lターボ | ランニングコスト優秀 | 非常に高い |
| 400R | 3.0Lツインターボ | 特別仕様車 | 限定的 |
スカイラインGTのハイブリッドモデルは、V6 3.5L DOHCエンジンと電気モーターを組み合わせた先進的なパワートレインを採用しています。最大の特徴は、高速道路同一車線内でハンズオフ走行が可能なプロパイロット2.0の搭載です。
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このシステムは7個のカメラ、5個のレーダー、12個の音波ソナーに3D高精度地図データを組み合わせ、左右方向で5cmの精度で走行します。前方に遅い車がいる場合は車線変更を提案し、承認ボタンを押せば自動でウインカーを点滅させ、後方確認後に車線変更を実行します。
ハイブリッドモデルは初期型であっても機能的には今でも通用する内容を備えており、エンジンへの負荷が少ないため同年式のガソリン車よりも機関コンディションが良好な場合が多いのです。年式がやや古い分価格は下がっているため、高年式にこだわらず装備やコンディションを重視することで、お得にV37型を手に入れるチャンスが広がります。
燃費性能も優れており、通常走行では電気モーターのアシストにより静粛性が高く、長距離ドライブでの疲労軽減効果も実感できます。メンテナンス面でもエンジンオイル交換は年に1回で済むため、ガソリン車の年2回と比較してランニングコストを抑えられます。
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スカイラインGTの中古車を購入する際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。まず最優先で確認すべきは整備履歴です。ディーラーで定期的に点検・整備を受けていた車両は、エンジンや足回りの状態が良好な場合が多く、長く乗り続けられます。
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特に高性能エンジンを搭載しているため、オイル交換や冷却系の整備履歴がしっかりしているかどうかが重要です。整備手帳が残っている個体や、点検記録簿に整備履歴が明記されている車両であれば、安心して検討できるでしょう。
電装系のトラブルにも注意が必要です。エアコンの不具合は定番の故障箇所で、エアコンをかけているのにいつまでも冷風が出ない場合はガス抜けかマグネットスイッチ等の故障が考えられます。また、ABS、4WD、ハイキャスなどの警告灯が点灯しっぱなしという症状もよくあり、ヒューズ交換で解決する場合もありますが、ユニット故障の可能性もあります。
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中古車購入前のチェックリスト
✅ 整備記録簿の確認(オイル交換履歴、冷却系メンテナンス)
✅ エアコンの動作確認(冷風が正常に出るか)
✅ 警告灯の点灯状態(ABS、4WD、ハイキャスなど)
✅ エンジンルーム内の修復歴(新しすぎるクリップ類に注意)
✅ ドライブシャフトブーツの状態(破れやグリス漏れ)
✅ 販売店の保証内容と期間
参考)https://news.livedoor.com/article/detail/18302996/
修復歴の確認も欠かせません。エンジンルームやトランク内に事故の修復歴がないか観察し、新しすぎるクリップ類や出荷時のステッカーの欠落などにも注意が必要です。販売店の質も重要で、保証内容が明確で整備記録のある車を扱っている店舗であれば、購入後のトラブルも少なく安心です。
スカイラインGTの年間維持費は、グレードや走行距離によって異なりますが、総額で約42万円から70万円程度を見込む必要があります。内訳は燃料代が約17万5,000円、自動車税が3万9,600円から7万6,400円、任意保険が約4万円から8万円、メンテナンス費が約10万円から30万円、車検費用(2年毎)の年間換算分が約6万6,125円から7万4,925円となります。
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メンテナンス費用の詳細を見ると、洗車やワイパーゴム交換、ウォッシャー液、冷却水の補充、エアコンフィルター交換、エンジンオイル交換、オイルフィルター交換などの定期的な整備で年間10万円程度が必要です。タイヤ交換が発生する年は追加で10万円から20万円の費用がかかることも考慮しておきましょう。
ハイブリッド車とガソリンターボ車では、オイル交換の頻度が異なります。ハイブリッド車のエンジンオイル交換は年に1回で費用は約8,000円、一方ターボエンジンは年に2回の交換が推奨され約13,500円かかります。ターボチャージャー搭載エンジンの方がオイルの交換周期が早いため、長期的なランニングコストを考慮するとハイブリッドモデルのほうが有利です。
車検費用は、ディーラー車検の場合で約6万円から7万円程度が一般的です。ただし、古い個体や走行距離が多い車両は、交換部品や整備が必要なことが予想されるため、車検代は高額になる可能性があります。
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参考)ワイド保証|日産公式中古車検索サイト
定期的な点検と予防整備が重要で、年に一度、できれば半年に一度の点検を受けることが推奨されます。GT-R特有の不具合を含めた診断を受けることで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
参考)プロ直伝「GT-R」に長く乗るためのメンテポイントとは? 第…
古い車両ほど経年劣化による部品交換が必要になるため、購入時には将来的なメンテナンスコストも見据えた予算計画を立てることが賢明です。
参考リンク:日産公式の中古車保証制度について詳しく知りたい方はこちら
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参考リンク:第二世代GT-Rのメンテナンスポイントをプロが解説
プロ直伝のメンテナンス情報

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