スバルは2025年6月12日に第4世代となる新型ステラを発表し、同日より全国で販売を開始しました。価格は135万8500円から205万7000円という幅広い設定で、FFモデルのエントリーグレード「L」が135万8500円、4WDモデルは148万5000円からとなっています。
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グレード展開は「L」「G」「Z」「ZS」の4種類で構成されており、前モデルで人気だった「ステラカスタム」は廃止されました。最上位グレードの「ZS」はターボエンジンを搭載し、走行性能を重視したモデルとして新たに設定されています。
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価格帯は以下の通りです:
参考)https://kakaku.com/item/K0001694186/catalog/
前モデルと比較すると、スライドドアの採用や先進装備の充実により価格帯はやや上昇しましたが、軽自動車ミドルクラスとしての魅力は十二分に備えています。
新型ステラの最大の特徴は、ステラシリーズとして初めてリヤスライドドアを採用した点です。これにより、狭い駐車場でも隣の車を気にせず乗り降りができるようになり、特に小さなお子様やご年配の方がいる家庭での利便性が飛躍的に向上しました。
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上位グレードの「G」「Z」「ZS」には、ワンタッチで開閉可能なパワースライドドアが標準装備されています。このパワースライドドアには、アクセスキーを持って車に近づくとドアが自動で開く「ウェルカムオープン機能」、ドアが閉まった後に自動で施錠する「タッチ&ゴーロック機能」、半ドアから自動で全閉する「イージークローザー機能」が備わっており、日常使いの快適性を大きく高めています。
荷室の開口部も従来型より高さと幅にゆとりを持たせ、荷物の積み下ろしがしやすい設計となっており、買い物やレジャーでの使い勝手が向上しました。室内長も拡大され、前後席の距離が広がったことで居住性も高められています。
新型ステラの燃費性能は、新世代パワートレインの採用により大幅に改善されました。660cc自然吸気エンジンはWLTCモード22.6km/L、660ccターボエンジンは21.5km/Lを実現しています。
前モデルの自然吸気エンジンが20.7km/Lであったことを考えると、新型では約2km/Lも燃費が向上しており、日常のガソリン代を抑えるだけでなく、環境負荷の低減にも貢献しています。
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燃費向上の背景には、燃焼素性の改善、マルチスパーク(複数回点火)の採用、燃料噴射方式の変更など、エンジン技術の進化があります。噴射燃料の形状を粒状から霧状に変更することで燃料付着を低減し、高タンブルストレートポートの採用により燃焼速度をアップさせています。
実際の走行では、1000km走行時のガソリン代は約7876円(レギュラーガソリン使用時)と試算されており、燃料タンク容量30Lで航続距離は約678kmとなっています。アイドリングストップ装置や可変バルブタイミングなどの燃費向上対策も標準装備されており、日常使いでの経済性に優れています。
新型ステラは、全グレードに最新の「スマートアシスト」を標準装備し、経済産業省や国土交通省が普及を啓発する「サポカーSワイド」の認定を受けています。
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従来型から大幅に進化したスマートアシストは、最新のステレオカメラを搭載し、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能が夜間歩行者検知や追従二輪車検知に対応しました。作動速度域も拡大され、検知距離と対応速度が向上しており、暗い場所での歩行者や前方を走る二輪車との衝突リスクを低減します。
新たに追加された「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」は、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑制し、うっかりミスによる事故を未然に防ぎます。
運転支援機能も充実しており、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)は先行車に合わせて自動で速度を調整し、長距離運転時のドライバーの疲労を軽減します。LKC(レーンキープコントロール)は車線の中央を走れるようステアリング操作をアシストし、より安全で快適なドライブをサポートします。
駐車支援では、前後左右に搭載された4つのカメラによる「パノラミックビューモニター」と、音声と画面で駐車時のハンドル操作をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト」が採用され、狭い駐車場や路地での運転をサポートします。
スバル公式サイト - ステラの安全装備詳細
スマートアシストの詳細な機能説明と動画が掲載されており、各機能の作動条件を確認できます。
新型ステラの内装は、上質感と居心地の良さを追求した空間へと進化しています。インパネやドアトリムとカラーコーディネートされたシートは、車内全体に調和の取れたデザインをもたらし、乗員を優しく包み込みます。
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ディスプレイは低い位置にレイアウトされ、インパネ上面をすっきりとさせることで、ドライバーは広々とした視界を確保できます。9インチディスプレイオーディオがメーカー装着オプションとして設定され、スマートフォンで使っているナビや音楽アプリなどを連携して使用できます。
スマートフォンを置くだけで充電できるワイヤレス充電機能(Qi)もオプション設定されており、現代のデジタルライフに合わせた利便性が充実しています。停車状態を維持するオートブレーキホールド機能を備える電動パーキングブレーキも採用され、日常使いの利便性が向上しました。
座席には、Lグレードを除くすべてのグレードにシートヒーターが標準装備されています。これはスバルブランド全体の「全天候型思想」に基づくもので、寒冷地での快適性を重視した装備となっています。
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収納スペースも多く確保されており、多彩なシートアレンジにも対応することで、乗員の快適性と積載性を両立しています。
軽トールワゴン市場において、新型ステラのライバルとなるのはスズキ「ワゴンR」、ダイハツ「ムーヴ」、ホンダ「ライフ」などです。特にステラはダイハツムーヴのOEMモデルであるため、基本性能は共有しながらも独自の特徴を持っています。
参考)【スバル ステラ 発表】ライバルは強豪3車種
ダイハツムーヴとの主な違いは、エンブレム、一部のボディカラー、グレードごとの装備内容と価格設定に集約されます。ムーヴがオプション選択の自由度を高めた構成であるのに対し、ステラは充実した装備をあらかじめ組み込んだパッケージ構成を採用しています。
特にシートヒーターに関しては、ステラがLを除く全グレードに標準装備しているのに対し、ムーヴでは一部グレードでメーカーオプション扱いとなっており、寒冷地での使用を重視するユーザーにとってステラの方が魅力的な選択肢となります。
スバルの独自性として、全国のスバルディーラーでの手厚いサービス体制や、スバルブランドならではの安心感も選択の決め手となるポイントです。価格面でも、4気筒エンジン(※前モデルの情報)やCVTという高コストのパワートレインを使いながらも競争力のある価格設定を実現しており、軽自動車市場での存在感を高めています。
SUBARU公式ニュースリリース - 新型ステラ発表
新型ステラの詳細な仕様や装備内容が掲載されており、グレード別の違いを確認できます。

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