マツダ2フルモデルチェンジ新型デザイン・エンジン・価格

2026年に予定されるマツダ2のフルモデルチェンジで、ロータリーPHEVやSKYACTIV-Xエンジンの搭載が有力視されています。新しい魂動デザイン、上質なインテリア、先進安全技術の採用で大きく進化する新型マツダ2の情報や価格帯、発売時期について知りたくはありませんか?
マツダ2フルモデルチェンジの主な進化ポイント
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次世代デザイン

魂動デザインを深化させたシャープで洗練されたフロントマスク、タイヤハウス拡大によるワイド&ロースタンス

革新的パワートレイン

ロータリーエンジンを発電機とするPHEV(e-SKYACTIV R-EV)、SKYACTIV-X、新世代1.5Lガソリン

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先進安全装備

全車標準装備の夜間歩行者検知、交通渋滞アシスト、ドライバーモニタリング

上質なインテリア

NEW MAZDA CONNECT搭載、ホイールベース30mm延長による後席空間拡大

マツダ2フルモデルチェンジ予想スペック・デザイン・パワートレイン

マツダ2フルモデルチェンジの発売時期と開発背景

 

マツダ2(日本国内ではデミオの名称で販売された時期も存在)は、現行の4代目DJ系が2014年9月の登場から2024年時点で約10年を経過しており、フルモデルチェンジが急務となっていました。マツダは2024年11月、タイ工場の生産規模を新型車投入のタイミングで、現在の規模から5割増の年間10万台規模に拡大する計画を発表しており、新型マツダ2への期待の大きさが窺えます。2026年初夏以降の日本国内での発売が有力視されており、2025年に実施されるCX-5のフルモデルチェンジの後に続くロードマップが構想されています。

 

国内向けのSKYACTIV-D 1.5ディーゼルエンジンの生産は2024年9月17日に防府工場で終了し、新型マツダ2は電動化を中心としたパワートレイン戦略へシフトすることが明確になりました。これは排ガス規制の厳格化やRDE試験への対応コスト、販売比率の低下(全体の約1割程度)が背景にあり、限られた経営資源をより将来性のある電動化技術開発に集中させるマツダの戦略的判断を示しています。

 

新型MAZDA2フルモデルチェンジ情報サイト

マツダ2フルモデルチェンジの新型デザイン・ボディサイズ

新型マツダ2のエクステリアは、マツダが掲げる「魂動(こどう)」デザイン哲学を継承しながらも、さらに洗練された方向へ進化します。上位モデルのMAZDA3やCX-60に倣い、シャープで切れ長なLEDヘッドライトが採用される見込みで、精悍な印象を与えるデザインになると予想されます。グリルは大型化またはメッシュパターンを採用し、スポーティさが強調される見込みです。

 

タイヤハウスを現行モデルよりも拡大することで、ワイド&ローなスタンスを実現し、コンパクトカーながらもスポーティな印象が強まります。これにより、コーナリング時の安定性が向上し、マツダが追求する「人馬一体」の走行性能がさらに洗練されます。ボディサイズは基本的に5ナンバーサイズを維持しながらも、全長とホイールベースが現行モデルから約30mm延長される予想で、特に後席の足元空間にゆとりが拡大され、大人4人が快適に移動できる実用性が確保されます。

 

ボディカラーには、マツダ独自の高品質塗装技術「匠塗」による人気色のソウルレッドクリスタルメタリックとマシーングレープレミアムメタリックが継続設定されるほか、現行モデルで好評を博したエアストリームブルーメタリックやエアログレーメタリックなどの新色も搭載される可能性が高いです。

 

マツダ2フルモデルチェンジで搭載されるロータリーPHEVエンジン・SKYACTIV-X

新型マツダ2最大の注目点は、ロータリーエンジンを発電機とするプラグインハイブリッド(e-SKYACTIV R-EV)の採用が有力視されていることです。マツダは2023年9月にMX-30で新開発の8C型ロータリーPHEVを先行導入しており、その技術がより手頃な価格帯のマツダ2に展開される可能性が非常に高いと考えられます。

 

このレンジエクステンダーEV方式では、車両の駆動にはモーターのみを用い、ロータリーエンジンは発電専用に使用されます。排気量830ccのシングルロータリーエンジン(8C型)をフロントのモーターとともに搭載し、前輪駆動となります。ロータリーエンジンの小型設計により、ローター半径120mm、ローター幅76mmという寸法でコンパクトなマツダ2にも無理なく統合できます。最大出力55kW(74ps)/4700rpmを発生し、発電専用とすることで最適な回転数での運転が可能になり、従来の燃費の悪さという課題が大幅に改善されます。

 

EV航続距離は100km以上、WLTCモード燃費は約15km/L以上が期待される一方で、50Lの燃料タンクと組み合わせることで総航続距離は600km以上に達すると予想されています。普通充電と急速充電の両方に対応し、AC1500Wの給電機能(V2L)も搭載されることで、キャンプや災害時の電源として活用できる利便性が提供されます。

 

SKYACTIV-Xについても、MAZDA3に続く第2弾の搭載車として新型マツダ2が検討されている可能性があります。このエンジンは火花点火制御圧縮着火(SPCCI)技術を採用し、ガソリンエンジンの出力とディーゼルエンジンのトルクを両立させた設計です。1.5Lにダウンサイジングされたバージョンが開発されれば、予想スペックは最高出力95kW(130ps)程度、最大トルク200Nm程度で、現行のSKYACTIV-D 1.5に迫るトルク性能を発揮しながらガソリンエンジンならではの高回転域レスポンスを兼ね備えるでしょう。

 

マツダ2フルモデルチェンジ詳細情報

マツダ2フルモデルチェンジの新型インテリア・装備・マツダコネクト

新型マツダ2のインテリアは「上質さと先進性を両立させた空間」を目指して刷新されます。ダッシュボードは水平基調のデザインを採用し、視覚的に広々とした印象を与えながら、現行モデルで好評だった上質な内装の雰囲気が引き継がれます。インストルメントパネル上部やドアトリム部分には、触り心地の良いソフトパッド素材が採用される見込みで、触覚でも上質さを感じられる空間が実現されます。

 

メーターパネルは視認性向上のため液晶化され、7インチまたは8インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが採用される見通しです。上位グレードではフル液晶メーターの採用も期待され、表示内容のカスタマイズも可能になるでしょう。インフォテインメントシステムには、最新の「NEW MAZDA CONNECT」が搭載され、8.8インチのタッチスクリーンディスプレイを備えます。従来のロータリーコマンダー操作に加え、スマートフォン感覚のタッチ操作にも対応し、使い勝手が大幅に向上します。

 

Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、スマートフォンのアプリをシームレスに車載ディスプレイで利用できるほか、マツダコネクトアプリを通じてスマートフォンから車両の状態確認やドアのロック/アンロック、エアコンの事前作動などが可能になります。自然な話し言葉での操作が可能になった音声認識機能の進化により、目的地設定やオーディオ選曲、エアコン調整などを音声コマンドで行え、運転中の視線移動や手の動きを最小限に抑えることで安全性が向上します。

 

上級グレードでは、レザーシート、シートヒーター、運転席パワーシートなどのプレミアム装備が拡充される見込みで、運転席のポジション調整範囲が拡大され、小柄な女性から大柄な男性まで幅広い体格のドライバーに最適なドライビングポジションが提供されます。BOSEサウンドシステムがオプション設定され、上位グレードではデュアルゾーンオートエアコンの採用も期待されます。

 

マツダ2フルモデルチェンジの先進安全技術・JNCAP対応

新型マツダ2では、安全性能が大幅に向上し、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が全車標準装備される見込みです。進化したスマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)には夜間の歩行者検知機能が追加され、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたセンシング技術により、昼間だけでなく夜間でも歩行者や自転車を検知し、衝突の危険がある場合に自動的にブレーキがかかります。検知速度域は約4km/h~80km/hで作動し、市街地走行から郊外路まで幅広くカバーします。

 

交通渋滞アシスト(TJA)機能が搭載され、高速道路や自動車専用道路での渋滞時に先行車との車間距離を維持しながらステアリング操作もアシストします。0km/h~約65km/hの速度域で作動し、渋滞でのノロノロ運転や渋滞を抜けた後の流れに乗った走行まで、ドライバーの疲労が大幅に軽減されます。フロント・クロス・トラフィック・アラート(FCTA)では、T字路や十字路で一時停止後に発進する際、左右から接近する車両をミリ波レーダーで検知し、衝突の危険がある場合にブレーキ制御を行います。

 

ドライバーモニタリング機能では、ステアリングコラム上部に設置された赤外線カメラがドライバーの顔の向きやまぶたの開閉状態を常時モニタリングし、脇見や居眠りの兆候を検知した場合に警告音とメーター内の表示でドライバーに注意を促します。全車速対応のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は、ミリ波レーダーにより先行車との車間距離を自動調整しながら追従走行し、設定速度は約30km/h~100km/hの範囲で可能で、先行車停止時は自車も停止します。

 

2025年度から導入される新しい予防安全性能評価「JNCAP2025」の最高評価取得を目指して開発されており、特に夜間の歩行者検知性能や対向車・横断歩行者との衝突回避性能がより厳しく評価されるため、これらの性能向上が図られています。360度ビューモニター、レーンキープアシスト(LKA)、標識認識システム(TSR)、ブラインドスポットモニタリング(BSM)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)といった充実した装備も搭載される見通しです。

 

マツダ2フルモデルチェンジの価格帯・グレード体系・予想値上げ幅

新型マツダ2は、新世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture」の採用、先進の電動パワートレイン搭載、最新安全装備の全車標準化に伴い、現行モデルから値上げとなることが確実視されています。現行モデル(2024年モデル)の価格帯は1,548,800円~2,622,400円であるのに対して、新型では若干の上昇が予測されています。

 

新世代1.5Lガソリンエンジン搭載のエントリーグレードは約165万円~185万円、マイルドハイブリッド搭載のミドルグレードは約190万円~220万円、スポーツグレードまたはSKYACTIV-X搭載の上位グレードは約240万円~260万円が予想されています。ロータリーEVモデルについては、250万円を超える価格設定が想定され、より詳細には280万円~330万円程度のレンジが有力視されています。

 

グレード戦略としては、「15C系」がエントリーグレードとして初めて車を購入する若年層やセカンドカーを求めるファミリー層をターゲット、「15MB系」がマイルドハイブリッド搭載でバランス重視のメインユーザー層を想定、「15 SPORT / XR系」がスポーツグレードとして走りの楽しさを重視するドライビングエンスージアストを対象、「e-SKYACTIV R-EV系」が環境意識の高いアーリーアダプター層を狙うものと見られています。

 

現行モデルで好評を博した「BDグレード」のような多彩なカラーコーディネートを楽しめる特別仕様車の設定も期待され、ボディカラー、インテリアカラー、シート素材、ホイールデザインなどを自由に組み合わせられる「MAZDA2 Personalized Selection」のような仕組みが導入される可能性も指摘されています。

 

グローバル市場での展開も重視される中、日本仕様は新直列3気筒エンジンやロータリーPHEV、先進安全装備の充実が特徴となり、欧州仕様では厳しいCO2排出規制対応のためマイルドハイブリッドやロータリーPHEVが主力となります。メキシコ・北米市場などでは2.0Lガソリンエンジンモデルの継続設定など、地域ごとのニーズに合わせた仕様が展開される見込みです。

 

マツダ2のパワートレインは多彩なラインナップが揃う一方で、従来のコンパクトカーのエントリーモデルとしての役割を担うグレードは、SKYACTIV-Gなどのエンジンを残すことで価格上昇を抑える戦略が取られる可能性があり、ユーザーの使用環境や予算に応じて選択できる幅広い選択肢が用意されると考えられます。

 

マツダ2フルモデルチェンジと競合車・市場動向

新型マツダ2が発売される2026年の日本コンパクトカー市場は、電動化の波が押し寄せる激戦区となっています。トヨタ ヤリスは国内販売台数トップクラスで、1.5Lハイブリッドシステムにより優れた燃費性能(WLTCモード36.0km/L)を誇り、GRヤリスに代表されるスポーツバリエーションも充実しています。ホンダ フィットはe:HEVによる滑らかな走行フィーリングと優れた燃費が特徴で、広い室内空間と使い勝手の良さで知られています。

 

日産 ノートはe-POWERによるEV感覚の走りと静粛性が競争力で、プロパイロット搭載による先進性をアピールしています。スズキ スイフトは軽量ボディによる軽快な走りとマイルドハイブリッド搭載で価格を抑えた設定で差別化を図っています。

 

これらの競合車に対して、新型マツダ2はロータリーPHEVという独自技術で差別化を図り、魂動デザインによる感性品質、人馬一体の走行感、上質なインテリアという点で競争力を持つと見られています。マツダが他社にない技術的アイデンティティを持つロータリーPHEVは、コンパクトカー市場における新たなベンチマークとなる可能性を秘めており、環境性能と走行性能を両立させるマツダの独自アプローチとして注目を集めています。

 

 


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