2026年春に日本での発売が予定されている新型レクサスESは、装備の充実と電動化の進展により、価格帯がやや上昇する見込みです。現行型ES300hの価格は約602万円からスタートしていますが、新型ではボディサイズの拡大や先進装備の追加、パワートレインの多様化などが加わるため、段階的な価格上昇が予想されます。
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HEVモデルは従来の延長線上にあるため、約620万円から680万円程度での展開が想定されています。一方、BEVモデルである「ES350e」と「ES500e」は、高出力モーターや大容量バッテリーを搭載しているため、ベース価格で約700万円台からのスタートとなる可能性が高いでしょう。
2025年4月23日に上海モーターショーで世界初公開された新型ESは、レクサスの次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして全面刷新されました。8代目となる新型ESは、パワートレーンとしてHEV(ハイブリッド車)の「ES300h」「ES350h」と、BEV(バッテリ電気自動車)の「ES350e」「ES500e」を用意しています。
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| グレード(予想) | パワートレイン | 価格帯(予想・税込) |
|---|---|---|
| ES300h(新型) | 2.0L HEV | 約620万〜680万円 |
| ES350h | 2.5L HEV | 約650万〜710万円 |
| ES350e(BEV) | FWD・BEV | 約700万〜780万円 |
| ES500e(BEV) | AWD・BEV | 約780万〜850万円 |
新型レクサスESは、ボディサイズが現行型と比較して大幅に拡大されています。全長5140mm×全幅1920mm×全高1555〜1560mm、ホイールベース2950mmとなり、従来モデルとの比較では全長が165mm、全幅が55mm、全高が110〜115mm、ホイールベースが80mm、それぞれ拡大されました。
パフォーマンス面では、システム出力182kW(247.4PS)を発生するES350hで、0-100km/h加速7.8〜8.0秒を達成。システム出力252kW(342.6PS)を発生するES500eでは、0-100km/h加速5.9秒という高い動力性能を実現しています。
新型ESのデザインコンセプトは「Clean Tech × Elegance」で、新たなデザインアイコンとなるツインLシグネチャーランプを採用。機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと、ESらしさの深化を両立させた新しいセダンプロポーションを追求しています。
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インテリアでは、世界初となる「Responsive Hidden Switches(レスポンシブヒドゥンスイッチ)」を採用し、機能性と上質なデザインを両立。また、イルミネーションや空調、フレグランスなどが連動する「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」により、レクサスならではのパーソナライズされた体験価値を提供します。
新型レクサスESのBEVモデルは、実用的な航続距離を実現しています。2WD(FF)モデルのES350eでは約685km、4WDモデルのES500eでは約610km(目標値/19インチタイヤ装着時、CLTCモード)の航続距離を達成。
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ES350eは前輪駆動で、システム最高出力224.3PSを発生。日常使いから長距離ドライブまで対応できる航続距離685kmは、一般的なEVの大型車における400〜500km程度という水準を大きく上回る性能です。
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ES500eは四輪駆動制御「DIRECT4」を備えており、システム最高出力342.6PSという高い動力性能を誇ります。0-100km/h加速5.9秒という俊敏な加速性能と、610kmという十分な航続距離を両立させています。
BEVモデルは、バッテリーを床下に搭載するため全高が高くなっているのが特徴です。新世代のバッテリーマネジメントシステムと高効率なインバーターの搭載により、航続距離の伸長に成功しています。
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レクサスのEV技術は着実に進化しており、現在ではガソリン車と比べても遜色ないほどの航続距離を実現。街乗りからロングドライブまで、さまざまなシーンで活用できる実用性を備えています。
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新型レクサスESのHEVモデルは、最新の2.5Lハイブリッドシステムを搭載しています。エンジンには、ハイブリッド車用「Dynamic Force Engine(ダイナミックフォースエンジン)」を採用し、高効率な走行を実現。
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現行型ES300hのスペックは、直列4気筒2.5Lエンジンが最高出力178ps/5700rpm、最大トルク22.5kgm/3600-5200rpm。モーターは最高出力120ps、最大トルク20.6kgmを発生し、電気式無段変速機を組み合わせています。
燃費性能については、現行型ES300hのWLTCモード燃費が22.3km/Lとなっており、市街地モード18.1km/L、郊外モード24.7km/L、高速道路モード23.1km/Lという優れた数値を記録。実用燃費でも22.97km/Lという高い燃費性能を実証しています。
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現行型のグレード展開は「ES300h」(ベース車)、「ES300h version L」、「F SPORT」、特別仕様車「Graceful Escort」を用意。新型でも同様のグレード構成が予想され、標準グレードでも十分に満足できる仕様が増えることで、ユーザーにとってのコストパフォーマンスが重視される傾向が続くでしょう。
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「version L」は上質な内装と高級感が特徴で、「F SPORT」はスポーティなデザインとパフォーマンスに焦点が当てられています。新型では、最新のリニアソレノイド式AVSを採用し、減衰力の可変幅を拡大することで上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立させています。
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新型レクサスESの最も強力なライバルとなるのは、同じトヨタ製の新型クラウンセダンです。クラウンセダンの価格帯は約500万円台からスタートし、レクサスESよりも100万円ほど安い設定となっています。ただし駆動方式はESがFFなのに対し、クラウンはFRとなっており、居住性重視か走行性重視かで選択が分かれます。
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ホンダ・アコードも同クラスのライバルとして注目されます。アコードの価格は544万9400円で、e:HEVと呼ぶ2Lの直列4気筒エンジンに高出力モーターのハイブリッドを搭載。WLTCモード燃費23.8km/Lという優れた燃費性能を実現しています。レクサスESと比較すると約60万円安く、コストパフォーマンスに優れる選択肢です。
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輸入車では、アウディA6が競合車種として挙げられます。A6の価格帯は795万円から1140万円と、クラウンセダンよりもワンランク上の設定。質感が高くモダンなデザインは、クラウンセダンとはひと味異なる魅力を放ちます。パワートレインはガソリンのほか、ディーゼルモデルを設定し、駆動方式は全車4WDを導入しています。
| 車種 | 価格帯 | 燃費(WLTCモード) | 駆動方式 |
|---|---|---|---|
| レクサスES300h(現行) | 602万〜718万円 | 22.3km/L | FF |
| ホンダ・アコード | 544万9400円 | 23.8km/L | FF |
| トヨタ・クラウンセダン | 約500万円台〜 | - | FR |
| アウディA6 | 795万〜1140万円 | - | 4WD |
レクサスESに満足しているユーザーは、高級セダンとしての快適性や静粛性を高く評価しています。優れた静粛性と乗り心地、上質な内装、充実した安全装備が主な魅力として挙げられます。一方で、価格の高さや取り回しの悪さ、走りの物足りなさから「やめとけ」という声も一部存在します。
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実際のユーザーレビューでは「快適な乗り心地と上質な内装に大満足」「走行安定性と静かな乗り心地に感動」といった肯定的な評価が多く見られます。用途に合えば満足度は高い一台ですが、期待と現実のズレから後悔するケースもあるため、試乗して自分のニーズに合うかを確認することが重要です。
参考)レクサスESのグレード比較!あなたにおすすめの車は?
レクサス公式サイト ES価格・パッケージ比較
新型ESの正式な価格発表前に、現行モデルの詳細な装備内容と価格を確認できる公式ページです。
トヨタグローバルニュースルーム 新型ES発表
レクサスが発表した新型ESの公式プレスリリース。デザインコンセプトや技術的特長のプトや技術的特長の詳細が掲載されています。

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