デリカ三菱D5の最大の特徴は、環状骨格構造「リブボーンフレーム」の採用です。この構造により、広い室内空間を維持しながらボディの捻れを抑え、耐久性が向上しています。ボディ剛性が高いため、オフロード走行時や悪路での衝撃に強く、スライドドアの開閉にも影響しません。
メーカー公式では、デリカ三菱D5が45度の坂道を登れることを公表しており、30度の勾配途中での再発進も可能です。この性能は、単なる走行能力だけでなく、横転角度も45度まで耐えられることを示唆しており、極めて悪い路面条件でも対応できる設計となっています。
さらに驚くべきことに、パリ・ダカールラリーではパジェロのサポートカーとして、8000kmのコースを砂漠や凸凹路面を含めて完走した実績があります。このようなレース環境での実績は、デリカ三菱の信頼性を証明するものです。
デリカ三菱D5の年間維持費は約37~45万円が目安です。各項目の内訳は以下の通りです。
月額では約3万7000円となり、ローン返済や駐車場代は別途必要です。ディーゼルエンジンの燃費は実際の使用環境で異なり、高速道路利用時は16km/L前後、市街地通勤時は9~10km/L程度と報告されています。
ディーゼル燃料の軽油は気温が低い地域では凍結する可能性があるため、寒冷地仕様への給油や凍結防止剤の使用などの追加対策が必要になる場合があります。
新車価格はグレードにより以下のように設定されています。
中古車相場は21万円から715万9000円と幅広く、年式や走行距離、状態により大きく異なります。2019年のビッグマイナーチェンジ前後で価格差が大きくなるため、購入時には年式の確認が重要です。
デリカ三菱D5はメーカーのグレード体系が単純である反面、サードパーティー製カスタムパーツが豊富に販売されています。オフロードカスタム、キャンプ仕様、車中泊仕様など、オーナーの趣味や用途に応じたカスタマイズが可能です。
アフターパーツの豊富さは、モデルチェンジの少なさが逆にプラスに働いており、旧型・新型共通で使用できるパーツも多くあります。ルーフキャリア、リアラダー、リアガードバーなどの装着により、アウトドア愛好家の需要に応えられます。ただし、これらのパーツ装着時は燃費が0.5km/L程度低下することに注意が必要です。
2019年のビッグマイナーチェンジにより、デリカ三菱D5はサポカーSワイドに認定される先進安全装備が搭載されました。衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、全車速対応のレーダークルーズコントロール、後側方車両検知警報システムなどが装備されています。
快適機能として、マルチアラウンドモニターと「バードアイビュー」機能により、真上から見下ろすような角度での安全確認が可能になり、駐車や狭い場所での運転が格段に楽になります。ワンタッチ電動スライドドア、グローブボックス、インパネロアボックス、スマートフォンボックス、サングラスポケット、フロアコンソールボックスなどの多彩な収納機能が搭載されており、日常の利便性も高まっています。
マルチユースフックが天井と壁面に合計14箇所設置され、ロープやネットの固定に対応できるため、キャンプ用品の固定や車中泊時の物干しロープとしても活用できます。
デリカ三菱D5は、ミニバンの居住性とSUVの走破性を兼ね備えた独特のポジションを占めています。スライドドアにより、子どもの乗り降りが安全で、隣車へのドアパンチの心配がありません。7~8人乗り仕様で、家族だけでなく祖父母や知人との移動も実現できます。
フルフラット可能な車内空間は、車中泊やアウトドアレジャーに最適で、高い天井により仮眠も快適です。インパネは「ホリゾンタルアクシス」を基本としており、車体姿勢の変化を掴みやすく、直感的な運転が可能です。ベージュ内装にはプロテクトが装備されており、アウトドアシーンでの汚れを気にせず活用できます。
電動サイドステップをオプション装着すれば、高い最低地上高を持つデリカ三菱でも乗り降りが快適になります。4時間以上の連続長距離運転でも疲労が少なく、硬めのシートが正しい姿勢をサポートすることで、運転者の負担を軽減しています。
<参考>新型デリカD5を1年以上乗ってみて改めてレビュー
https://csmbase.com/delica-d5-review-1year
<参考>三菱「デリカD:5」の性能は?魅力やスペックを徹底解説
https://aizummc.jp/

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