2025年10月21日、トヨタ自動車はジャパンモビリティショーで新型「ランドクルーザーFJ」を世界初公開しました。2026年年央の日本発売が予定されており、ランドクルーザーシリーズの末っ子として大きな注目を集めています。車名は1960年代の名車「FJ40型ランドクルーザー」と2006年から販売されていた「FJクルーザー」をオマージュし、2023年10月に日本特許庁に商標登録されました。
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新型ランドクルーザーFJはシリーズのエントリーモデルとして企画されており、上位モデルの「ランドクルーザー300」や「ランドクルーザー250」よりもコンパクトで取り回しやすいボディサイズでありながら、強固なラダーフレーム構造を採用することで本格的な悪路走破性を実現します。「本格的なランクルが欲しいけど、もう少しコンパクトなサイズがいい」「街乗りでも使いやすいランクルが欲しい」という声に応えた待望のモデルです。
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北米では2006年にデビューした旧FJクルーザーが2014年モデルで販売終了し、日本でも2018年1月まで継続生産されていましたが、その人気を受けて復活が決定しました。旧FJクルーザーは40系ランドクルーザーをモチーフにしたレトロなデザインが特徴で、つぶらな丸いヘッドランプとワイルドな大柄ボディを兼ね備えていました。
参考)https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=148803/
新型ランドクルーザーFJの最大の特徴は、シリーズ最小のコンパクトなボディサイズです。全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960mmというサイズは、ランドクルーザー70よりもさらに小さく、都市部での取り回しの良さと本格的なオフロード性能を両立しています。ホイールベースは2,580mmで、ランクル250比で270mm短く、最小回転半径5.5mという取り回しの良さを確保し、オフロードでの機動性も高めています。
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旧FJクルーザーと比較すると、全長4,635mm×全幅1,905mm×全高1,840mmだったものが、新型ではやや小ぶりになる見込みです。これにより、ランクル300や250よりも扱いやすいサイズ感と都市部でも運転しやすいコンパクトさを実現しています。
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デザインは「サイコロ」をモチーフとした角の取れた六面体形状が特徴で、取り回しの良さといった機能性と、一目でランドクルーザーとわかるスタイリングを両立しています。力強いバンパーと張り出したフェンダーが安定感を強調し、前後のコーナーバンパーは分割構造とすることで、優れた補修性とカスタマイズへの対応を両立しました。2021年12月に公開されていたコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」からくるレトロモダンなデザインを採用しています。
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新型ランドクルーザーFJには、実績豊富な2.7Lガソリンエンジン(2TR-FE型)が搭載されます。最高出力120kW(163PS)、最大トルク246N・mを発生し、6速AT(6SuperECT)が組み合わされます。この2TR-FE型エンジンはトヨタの中で長い歴史を持ち、ランドクルーザー・プラドやハイラックス・ピックアップ等に使われてきた信頼性抜群のユニットです。
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旧FJクルーザーで使われていた4リッターV6ガソリンエンジンと比べれば出力は落ちますが、2TR-FEは中低速トルク重視のエンジンで、低速域での粘りがあり、オフロード走行に適したエンジンとなっています。多くの地域で使われているエンジンで、部品の入手も容易であり、メンテナンス性にも優れています。
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駆動方式はパートタイム4WDを採用し、力強い走りを実現します。ラダーフレーム構造により地上高やアプローチアングルを確保し、「70」シリーズと同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)による優れた悪路走破性を実現しました。燃費性能はWLTCモードで10〜12km/L程度が期待されており、旧FJクルーザーの4リッターエンジンほど悪くはありませんが、ハイブリッドではないため大幅な改善は見込まれていません。
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新型ランドクルーザーFJの価格は、ランドクルーザーシリーズではもっとも安価格となり、手が届きやすいモデルとして注目を集めています。正式な価格帯は未公表ですが、380~480万円程度が見込まれており、価格帯のイメージとしては「RAV4」や「ハイラックス」に近いでしょう。エントリーグレードの価格は抑え、装備が充実した上級グレードまで展開することで、幅広い層に対応することになる見込みです。
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参考として他のトヨタSUVモデルと比較すると、以下のようになります。
| モデル | 価格帯 |
|---|---|
| ランドクルーザーFJ(予想) | 380~480万円 💰 |
| カローラクロス | 218~345万円 |
| RAV4 | 293~563万円 |
| ハイラックス | 407~477万円 |
| ランドクルーザー250 | 520~785万円 |
ランクル250と同じエンジンを採用し、ラダーフレームは海外販売されるハイラックスと同じものを採用しているため、コンパクトながら本格的なオフロード仕様となっており、作りもしっかりしています。小さいながらランドクルーザー250と同等のオフロード機能を持ち、それでいて100万円以上安くなるため、むしろ割安感が感じられます。
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新型ランドクルーザーFJの内装に関する詳細情報はまだ限られていますが、旧FJクルーザーの特徴を踏襲しつつ、現代的な装備が期待されています。旧FJクルーザーではシートに防水・撥水機能が施されており、裏側には防水フィルムが搭載されていたため、雨に濡れても気にせず乗車できるアウトドアに最適なインテリアを持ち合わせていました。新型でも同様の機能性重視の設計が期待されます。
参考)Brat[ブラット]
Toyota Safety Senseを標準装備することで、自動ブレーキや車線逸脱警報、ブラインドスポットモニターなど、現代のSUVとして欠かせない機能を網羅し、衝突安全性に加えて予防安全機能が大幅に強化されている点は、ファミリー層からの支持も期待できます。
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カスタマイズ性については、旧FJクルーザー同様に高い自由度が期待されています。ボディカラーは豊富に用意されており、カスタムパーツも豊富にあるため、自分だけのFJクルーザーを作れます。前後のコーナーバンパーは分割構造とすることで、優れた補修性とカスタマイズへの対応を両立しています。
車中泊に関しては、旧FJクルーザーではベッドキットやマットを使用することで複数人での車中泊も可能でした。後部座席の足元もベッドスペースとして使用できるように専用のマットを製作すれば、段差なく寝返りもスムーズに行えます。新型でも同様のカスタマイズが可能と予想されます。
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ランドクルーザー専門店による新型FJ徹底解説
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