新型エルグランドの予想価格は480万円からのスタートとなる見込みです。現行モデル(E52型)の2.5Lガソリンモデルが約408万円からだったことを考えると、70万円以上の価格上昇が予想されます。
この価格上昇の理由は、第3世代e-POWERをはじめとする最新技術の搭載によるものです。新開発の1.5L VCターボエンジンを発電専用として使用し、モーター駆動による静粛性と燃費性能を大幅に向上させた次世代パワートレインが採用されます。
上級グレードについては、600万円を超える可能性も指摘されています。特に特別仕様車のVIPやAUTECHといった高級グレードでは、800万円を超える価格設定も予想されており、ライバルのトヨタ アルファードの上級グレードに対抗する価格帯となりそうです。
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現行モデルの価格帯を見ると、250ハイウェイスターSが約408万円、350ハイウェイスタープレミアムが約544万円でしたが、新型ではこれらのグレードがe-POWER化されることで、全体的に価格帯が上昇する傾向にあります。
新型エルグランドは2025年10月29日に開催されたジャパンモビリティショー2025で世界初公開されました。この発表により、約16年ぶりとなるフルモデルチェンジの全貌が明らかになりました。
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発売予定日は2026年夏とされており、具体的には2026年7月が有力視されています。当初は2026年度という漠然とした発表でしたが、ジャパンモビリティショーでの公開時に具体的な時期が明らかにされました。
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現行の3代目エルグランド(E52型)は2010年に発売されており、2026年夏の発売まで実に16年間も販売が続くことになります。この長期間のモデルライフは、日産の経営状況や市場環境の変化が影響していると考えられます。
参考)https://news.livedoor.com/article/detail/29875689/
市場からの注目度は非常に高く、発売前から多くの予約が見込まれています。特にエルグランドの既存ユーザーの中には、アルファードやヴェルファイアへの乗り換えを検討していた層も多く、新型の登場を待ち望んでいた声が多数あります。
日産の公式サイトでも2025年内のイベントでのお披露目が予告されており、発売に向けた準備が着々と進められています。
日産エルグランドの最新モデルチェンジ情報と発売スケジュール - Cobby
新型エルグランドのグレード構成については、現時点で詳細は未公表ですが、現行モデルの構成を踏襲しつつ、e-POWER専用車としての新しいラインナップが予想されます。
現行モデルでは、標準グレードの「250ハイウェイスターS」、上位グレードの「250ハイウェイスタープレミアム」、V6エンジン搭載の「350ハイウェイスター」シリーズ、そして特別仕様車の「AUTECH」や「VIP」が展開されていました。
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新型では純ガソリンエンジンモデルが廃止され、第3世代e-POWER専用車になる可能性が高いため、グレード名も変更される見込みです。e-POWERの性能差や装備内容によって、複数のグレードが設定されると予想されます。
特に注目されるのが、プロパイロット2.0の搭載グレードです。ハンズオフ機能を持つ高度運転支援技術は上位グレードに標準装備、または中級グレード以上にオプション設定される可能性が高いと考えられます。
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また、電動駆動4輪制御技術e-4ORCEについても、全グレードに標準装備されるのか、上位グレードのみの設定となるのかが注目されています。4WDシステムとしてのe-4ORCEは、雪道や悪路での走行性能を大幅に向上させるため、多くのユーザーが期待する装備です。
インテリアについては、12.3インチの大型ディスプレイを搭載したデジタルコックピットが採用され、14.3インチの統合型インターフェースディスプレイも国内モデル初採用となることが発表されています。
新型エルグランドには、日産の最新技術である第3世代e-POWERが搭載されます。このシステムは、発電専用の新開発1.5L VCターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、従来のe-POWERから大幅に進化しています。
第3世代e-POWERの最大の特徴は、「5-in-1」と呼ばれるモジュール化技術です。5つの主要部品をモジュール化することで、システム全体のコンパクト化と高剛性化を実現し、静粛性と燃費性能を大幅に向上させています。
参考)https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=152500/
現行のエルグランドのWLTCモード燃費は8.7~10.0km/Lでしたが、新型ではe-POWER化により大幅な燃費向上が期待されます。ライバルのアルファード ハイブリッドZが17.7km/Lを達成していることを考えると、新型エルグランドも15km/L以上の燃費性能を目指していると予想されます。
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モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速フィールも新型エルグランドの魅力です。発進時から最大トルクを発揮できるモーターの特性により、2トンを超える車重でも出足の良さを実感できる走りが実現されます。
また、6つのドライブモードを備えることで、e-POWER、e-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションの特性を変化させ、シーンに応じた最適な走行が可能になります。エコモードからスポーツモードまで、ドライバーの好みや走行環境に合わせた設定が選択できます。
新型エルグランドの最大のライバルは、Lクラスミニバン市場を独占しているトヨタのアルファードとヴェルファイアです。現在、この市場はアルファード・ヴェルファイアの一人勝ち状態で、エルグランドは大苦戦を強いられています。
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価格面での競争力を見ると、アルファードの価格帯は約540万円~872万円となっており、新型エルグランドの予想価格480万円~800万円超は、ほぼ同等の価格帯での勝負となります。エントリーグレードではエルグランドがやや安価に設定される可能性があります。
しかし、単純な価格比較だけでなく、装備内容や性能での差別化が重要になります。新型エルグランドは、プロパイロット2.0のハンズオフ機能や、e-4ORCEによる優れた走行性能を武器に、アルファードとは異なる価値を提供することを目指しています。
燃費性能については、アルファード ハイブリッドZの17.7km/Lに対して、現行エルグランドの3.5Lモデルは8km/L台と約2倍の差がありました。新型エルグランドではe-POWER化によりこの差を大幅に縮めることが期待されており、燃費性能での競争力が向上する見込みです。
内装の質感や快適性についても、新型エルグランドは「走る高級ラウンジ」をコンセプトに大幅な向上が図られています。日本の美意識に息づく「紫檀-シタン-」をテーマにしたシートや、14.3インチの大画面ディスプレイなど、アルファードに対抗する高級装備が用意されています。
日産 新型エルグランドの予想価格と競合車比較 - Car Repo
新型エルグランドの購入を検討する際には、車両本体価格だけでなく、維持費を含めたトータルコストの試算が重要です。e-POWER化により、従来のガソリンモデルとは維持費の構造が大きく変わることが予想されます。
まず燃料費について、現行の3.5Lモデルが使用する無鉛プレミアムガソリンに対して、新型e-POWERモデルでは燃費性能の大幅な向上により、年間の燃料費が半分程度に抑えられる可能性があります。年間1万キロ走行を想定すると、燃費が10km/Lから15km/L以上に向上することで、年間10万円以上の燃料費削減が期待できます。
税金面では、車両重量が1,930kg~2,020kgの範囲に収まる見込みのため、自動車重量税は2年で32,800円(エコカー減税適用の場合はさらに軽減)となります。自動車税については、排気量による課税ではなくe-POWERシステム全体での評価となるため、エコカー減税の適用により優遇措置が受けられる可能性があります。
保険料については、車両価格が480万円以上となるため、車両保険を付帯する場合の年間保険料は15万円~25万円程度が見込まれます。特に新車購入時は車両保険の加入を検討する方が多いため、この費用も考慮に入れる必要があります。
メンテナンス費用では、e-POWERシステムはエンジンが発電専用のため、従来のガソリンエンジン車に比べてオイル交換の頻度が低く抑えられます。また、ブレーキの使用頻度も回生ブレーキにより減少するため、ブレーキパッドの交換サイクルも延びる傾向にあります。年間のメンテナンス費用は5万円~8万円程度と予想されます。
購入時の初期費用として、車両本体価格480万円のグレードを購入する場合、諸費用を含めて約530万円~550万円の資金が必要になります。この中には、自動車取得税(環境性能割)、自動車重量税、自賠責保険、登録諸費用、リサイクル料金などが含まれます。
ローンを利用する場合、頭金100万円、残り450万円を5年(60回)で返済すると、金利3%で計算すると月々の返済額は約8.1万円となります。これに月々の駐車場代(平均2万円と仮定)、保険料(月割で約1.5万円)、燃料費(月割で約8千円)を加えると、月々の維持費は約12.4万円となります。
また、車検費用は2年ごとに10万円~15万円程度が必要となり、タイヤ交換(4年に1回程度)で10万円~15万円、その他の消耗品交換なども考慮すると、年間の平均維持費は約40万円~50万円となる計算です。
これらの維持費を5年間の総保有コストとして計算すると、車両購入費用550万円、維持費200万円~250万円、合計750万円~800万円程度が必要になります。ただし、e-POWERによる燃費向上や税制優遇により、従来のガソリンモデルと比較すると総コストは抑えられる見込みです。
購入を検討する際には、ディーラーでの見積もりを取得し、自身の使用環境(年間走行距離、駐車場の有無、保険の等級など)に基づいた詳細な試算を行うことをお勧めします。また、残価設定ローンやリースなど、購入方法の選択肢も含めて検討することで、より自分に合った購入プランを立てることができます。

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