覆面パトカー見分け方と特徴・車種・走行パターン

覆面パトカーはクラウン以外の車種も増え、外観だけの識別が難しくなっています。ルームミラーの数や走行パターンから見分ける方法、地域別の要注意車種、そして速度以外の検挙ポイントまで、最新情報と実践的な対策を詳しく解説します。安全運転を心がけながら、覆面パトカーの特徴を知ることで、より警戒意識を高めることができるのではないでしょうか?

覆面パトカーを見分ける方法と最新情報

覆面パトカー見分け方の最新情報
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複数車種化が進む覆面パトカー

かつてはトヨタ・クラウンが圧倒的でしたが、現在はスバル WRX S4、トヨタ カムリ、スバル レヴォーグ、日産 スカイラインなど多様な車種が採用されています

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外観識別の変化

8ナンバーや目立つアンテナなど、かつての特徴は消失。3ナンバーの一般的なナンバーが付き、外観からの判別が困難になっています

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確実な見分け方の2つのポイント

二重になったルームミラー(運転席と助手席の両方から後方確認)とルーフの四角い切り欠き(格納式赤色灯収納部)は今でも有効なサイン

覆面パトカー見分け方における外観の特徴

 

覆面パトカーの外観から得られる手がかりは、確実性が低下しているものの、複合的に判断することで参考になります。最も確度の高いポイントはルーフの四角い切り欠きで、反転式赤色灯を格納するフタ部分です。この切れ込みがはっきり見える場合、覆面パトカーの可能性は非常に高くなります。

 

次に重要なのが二重ルームミラーの存在です。通常の乗用車ではルームミラーが1個ですが、覆面パトカーは運転席と助手席の両方の警察官が後方確認を行うため、2段式のミラーが装備されています。並走時や追い越し時に確認できれば、判別の大きな手がかりになります。

 

その他の外観上の特徴として、濃いスモークフィルム(リア・サイド)、地元ナンバープレート、清潔で傷の少ないボディ状態なども挙げられます。ただし、これらは一般車でも見られるため、単独では判断材料として弱いです。

 

覆面パトカー見分け方における走行パターン

走行パターンは外観以上に信頼性が高い判別ポイントになります。覆面パトカーは教習所の模範走行そのものとも言える完璧な規範走行を行います。制限速度を厳格に守り、車線の中央をブレずに走行し、ウィンカーを3秒前から点灯させ、適切な車間距離を維持しているセダンは警戒が必要です。

 

最も分かりやすいサインは**「静から動」への瞬時の切り替え**です。それまでの規範走行から一転して、急加速、進路変更、赤色灯点灯という動作が数秒以内に連続します。周囲の車も急減速するほど特徴的な変化が起きるため、このシーンを目撃したら注意が必要です。

 

高速道路パーキングエリアやサービスエリアの本線進入路付近、インターチェンジの進入路近くに停車している乗用車も覆面パトカーの可能性があります。これらのスポットは取り締まり実績が高い場所として知られています。

 

覆面パトカー見分け方に使える車種と色の特徴

覆面パトカーに採用される車種は、地域や予算によって異なりますが、共通点は4ドアセダンであることです。トヨタ クラウン、トヨタ マークX、日産 スカイライン、スバル WRX S4などが代表的で、いずれも3000cc以上の排気量を持つ高性能セダンです。最近ではトヨタ レクサスGSなども新たに導入されています。

 

ボディカラーは白、黒、シルバー、グレーなど彩度の低い無難な色が主流です。メーカーオプションは最小限で、ベーシックグレードをベースにした地味な仕様が特徴です。エアロパーツやカスタムパーツの装着はなく、至ってノーマルな状態で運用されています。

 

地方部ではトヨタ RAV4などのSUV 4WDやエクストレイルなどのSUVを採用している地域も増えています。気候や道路事情に応じた車種選定が行われており、セダン以外でも油断は禁物です。

 

覆面パトカー見分け方の乗員の特徴

覆面パトカーは必ず2名乗車が基本です。かつては青い制服と白いヘルメットが目印でしたが、最近は私服で運用される場合も増えています。服装よりも重要なのは、常に周囲を警戒している特有の雰囲気です。助手席の警察官が頻繁に後方確認を行ったり、速度計測機器の操作を行ったりする仕草が見られます。

 

乗員の視線の配り方も判別の手がかりになります。一般ドライバーとは異なる観察眼を持つ警察官は、道路状況や他の車両の動きを常に監視しています。運転席・助手席ともに男性が多い傾向にあり、前席2人ともが緊張感を持った表情で周囲を注視しているのが特徴です。

 

ただし、昼間でも私服で運用される場合が増えており、服装だけでの判別は困難になっています。むしろ職務中特有の緊張感や、常に周囲を警戒しているプロの雰囲気を感じ取ることが重要です。

 

覆面パトカー見分け方で速度違反以外に狙われるポイント

覆面パトカーによる検挙は速度違反だけではありません。高速道路では通行帯違反(追い越し車線の走行継続)や車間距離不保持が最頻出の検挙対象です。適切な車間距離の目安は「速度計の数字=メートル」で、時速80kmなら約80mの間隔を保つ必要があります。

 

一般道では横断歩道での一時不停止が特に強化されています。反則金9000円、違反点数2点と重い処分が科されるため、近年の取り締まりが特に厳しくなっています。一時停止標識での完全停止(徐行程度では違反)、黄信号での無理な交差点進入、携帯電話使用も重点的に取り締まられています。

 

検挙されやすい違反の一覧

違反名 反則金(普通車) 違反点数
通行帯違反 6000円 1点
車間距離不保持(一般道) 6000円 1点
車間距離不保持(高速道路) 9000円 2点
横断歩道での一時不停止 9000円 2点
携帯電話使用 1万8000円 3点


携帯電話については、ハンズフリー以外の通話やナビゲーション操作中の画面注視も違反となります。最近は「ながら運転」による検挙が激増しており、罰則が非常に重いため特に注意が必要です。信号のない横断歩道で歩行者が待機している場合は、必ず一時停止する義務があります。

 

<参考リンク(覆面パトカーの最新情報と詳細情報)>
覆面パトカーの見分け方|クラウン以外の"意外な車種"と速度違反以外で狙われる「検挙ポイント」とは - AUTO CONVERGE ONE
上記リンクでは、覆面パトカーの複数車種化、かつての見分け方が通用しなくなった理由、地域別の要注意車種リスト、高速道路での具体的な検挙ポイント、さらに覆面パトカー遭遇時の正しい対処法と法的なドライバーの権利についても詳しく解説されています。

 

覆面パトカーってどう見分けるの?「あの部分」を見れば実は... - モーターファン
上記リンクでは、ルームミラーの二重構造がなぜ付けられているのか、走行パターンからの見分け方、車種の共通点、そして安全運転が最良の対策であることが実践的に解説されています。

 

 


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