新型エルグランドに搭載される第3世代e-POWERは、従来のガソリンエンジン車から劇的な燃費改善をもたらします。現行モデルのガソリン車が10〜12km/L程度に留まっているのに対し、新型のe-POWER搭載モデルはWLTCモードで17〜18km/L前後を目指しており、大型ミニバンとしては革新的な数字です。
この燃費向上の秘密は、発電に特化した新開発1.5リッターエンジン「ZR15DDTe」と、「5-in-1パワートレインユニット」にあります。これまで複数の部品に分散していた主要部品を5つモジュール化することで、従来比30%の軽量化を実現しました。さらに、走行中にエンジンが不必要に動作しない制御ロジックにより、停止と発進が繰り返される都市部走行での燃費性能が特に向上します。
同じe-POWERを搭載するエクストレイルが約19.7km/Lを達成している実績から見ても、新型エルグランドの17〜18km/Lという目標は現実的かつ十分な達成見通しを持っています。従来のガソリン車と比べると平均で6〜8km/L程度の改善効果が期待でき、年間走行距離が多いユーザーにとって大きなメリットがあります。
新型エルグランドのデザインコンセプトは「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」です。高速でありながらスムーズで静かなリニアモーターカーの姿をイメージし、威厳とダイナミックなプレゼンスを兼ね備えたエクステリアが実現されました。現行型からサイズを拡大したボディは、まさにプレミアムミニバンのパイオニアとしての存在感を強調しています。
フロントグリルには日本の伝統工芸「組子」をモチーフとした意匠が施され、サイドパネルは日本庭園の「間」と「整」の考え方を取り入れたデザインとなっています。このような細部へのこだわりから、単なる高級感ではなく、日本的な美学を自動車に落とし込みようとする日産の姿勢が伝わってきます。
新型エルグランドのボディカラーラインナップは、和のテイストを強く反映しています。富士の黎明の一瞬を切り取った「FUJI DAWN -フジドーン-」や、日本の高貴さと格式を象徴する「至極 -シゴク-」といった新色が2トーンカラーとして用意されており、従来のミニバンにはない洗練された色彩選択肢を提供します。SNS上では「プレミアムミニバンの新時代が来たね」「結構好きなデザインだな、茶色が似合ってる」といった好意的な声が多数集まり、特にトヨタアルファードとの比較で高い評価を受けています。
新型エルグランドのインテリアは「プライベートラウンジ」をコンセプトに設計されており、乗車者すべてが感じられるプレミアムな空間が実現されています。国内モデルとしては初採用となる14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイが、インフォテインメントシステムとメーターパネルの両方を兼ねており、上質で先進的なインストルメントパネルを構成しています。
アイポイントが現行型より高くなったことで、運転席からの視界が大幅に拡張され、安心感と誇らしさを同時に感じられる設計になっています。ドアトリムにはエクステリアの組子パターンとの統一感を持たせたキルティングが施され、広い範囲に木目調パネルがあしらわれており、細部へのこだわりが随所に表現されています。
シート素材には、日産が開発した独自素材「テーラーフィット」が採用されています。ナッパレザー並みの触感を持つこの素材は、日本の美意識に息づく紫と青をあしらった「紫檀 -シタン-」カラーで仕上げられ、エルグランドらしい格式の高さを表現しています。さらに、最大64色の設定が可能な間接照明が空間を演出し、BOSE製22スピーカープレミアムサウンドシステムが映画館のような臨場感あふれる3Dサラウンド再生を提供します。このような装備により、新型エルグランドはまさに移動するプレミアムラウンジとなっているのです。
新型エルグランドに搭載される電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」は、前後モーターのトルクをバランス良くコントロールすることで、車体の揺れを抑えたスムーズで気持ちの良い走りを実現します。大型ミニバンという車体特性上、走行時の安定性や快適性は乗員全体の満足度に大きく影響しますが、e-4ORCEの進化により、これまでにない洗練された乗り味が期待できます。
さらに、走行シーンに応じて4輪の減衰力を可変する「インテリジェントダイナミックサスペンション」の採用により、e-POWERとe-4ORCEの優位性がさらに引き出されます。高速走行時のしっかりとした安定感と、都市部での段差吸収における快適性が両立され、エルグランドのDNAである「運転の楽しさ」がレベルアップされています。
第3世代e-POWERの新制御技術により力強い走りも実現した点は特筆すべきです。従来、ハイブリッドシステムは燃費性能に振った設定が一般的でしたが、新型エルグランドではこの新型パワートレインユニットにより、燃費と動的性能の両立を実現しています。大型ミニバンとして必要とされる加速感や高速走行時の安定感が確保されており、実用的な価値が高まっています。
新型エルグランドには、先進運転支援システム「プロパイロット2.0」が搭載されます。高速道路の同一車線内でのハンズオフ運転が可能になり、長距離ドライブにおけるドライバーの疲労軽減に大きく貢献します。
従来の「プロパイロット」もさらに進化しており、渋滞時に時速50km以下のスピードでハンズオフした状態の走行が可能になったほか、ドライバーによるウインカー操作で車線変更が可能になるなど、実用性が大幅に向上しています。この機能は、日本国内での都市部走行や長時間の幹線道路走行において、特に重宝される機能と言えるでしょう。
前方衝突警報や自動緊急制動といった基本的な安全機能はもちろん、360度カメラシステムにより死角を減らした安全運転支援も期待できます。プレミアムミニバンとして、乗員全員の安全を最優先に考えた設計が新型エルグランドの特徴です。
新型エルグランドのライバルは何と言ってもトヨタの「アルファード」です。長らくプレミアムミニバン市場で君臨してきたアルファードに対して、新型エルグランドは16年ぶりの刷新で大きな挑戦を仕掛けています。
アルファードは3.5Lエンジン搭載車で約10〜11km/Lの燃費性能に留まっており、新型エルグランドのe-POWER搭載による17〜18km/Lは燃費面で明らかに優位です。さらに、第3世代e-POWERによる静粛性の向上と、リニアモーターカーをコンセプトとした先進的なデザインは、市場に新しい価値提案をもたらします。
ホンダ「オデッセイ」との比較では、オデッセイが一世代前の技術に基づいた設計であるのに対し、新型エルグランドは最新の電動化技術を搭載しており、将来の自動車市場のトレンドに対応した次世代プレミアムミニバンの位置付けが明確です。
SNS上では「アルファード勢も焦るな」「これはプレミアムミニバン市場に新風を吹き込む」といった声が多数見られ、市場関係者からも大きな注目を集めています。発売予定の2026年夏に向けて、プレミアムミニバン市場の勢力図が大きく変わる可能性が高いと言えるでしょう。

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