シエンタ ラフィネは、トヨタの人気コンパクトミニバン「シエンタ」をベースにしたSUVテイストのカスタムコンセプトカーです。2025年2月に開催された大阪オートメッセで初公開され、その斬新なデザインと個性的な外観で来場者から高い評価を獲得しました。
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このモデルの最大の特徴は、通常のシエンタに対して約20mmの車高アップを実施し、SUVらしいタフな印象を強調している点です。フロントやリアには専用のデザイン処理が施され、ルーフキャリアやチッピング塗装などによってアウトドア志向の力強いスタイルを実現しています。ボディカラーにはプリウスでも採用されているマスタードイエローを使用し、まるでミニ・ランドクルーザーやフランス車のような独特の雰囲気を醸し出しています。
自動車用品メーカー・サンショウのモデルLMが手掛けたこのカスタム仕様は、「FUNACTIVE(ファンアクティブ)」をコンセプトに、遊び心と実用性を両立させた設計となっています。SNSや展示会場では「市販化してほしい」という声が多数上がるなど、大きな反響を呼んでいます。
現時点では、シエンタ ラフィネの市販モデルとしての正式な発売日や価格は発表されていません。このモデルはあくまでコンセプトカーとして展示されたカスタム仕様であり、トヨタから公式に市販化されるという発表はまだありません。
しかし、大阪オートメッセでの展示以降、SNSや自動車メディアを通じて市販化を望む声が非常に多く上がっており、その注目度の高さから今後市販化される可能性は十分に考えられます。特にファミリー層だけでなく、アウトドアやアクティブなライフスタイルを楽しむユーザーからの支持が厚く、新たな顧客層の開拓にもつながる可能性があります。
参考までに、ベース車両となるシエンタの新車価格は、エントリーグレードのXが約207万円から、最上級グレードのZが約332万円となっています。もしラフィネが市販化された場合、カスタムパーツや専用装備が追加されることを考慮すると、ベース車両よりも30万円から50万円程度高い価格設定になると予想されます。
参考)https://toyota.jp/sienta/grade/index.html
なお、台湾で販売されていたシエンタクロスオーバー(SUV仕様の2代目シエンタ)は、74万9000台湾ドル(約349万円)から82万9000台湾ドル(約387万円)で販売されていた実績があります。ラフィネの価格設定を考える上で、このクロスオーバーモデルの価格帯も参考になるでしょう。
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シエンタ ラフィネの市販化を待つ間に、既存のシエンタを中古車で購入するという選択肢もあります。シエンタは2003年から現在まで販売されているロングセラー車種で、初代、2代目、現行の3代目と、さまざまな年式やグレードの中古車が豊富に流通しています。
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中古車のシエンタには、初代モデルの丸いヘッドライトによる可愛らしいデザインから、2代目の歌舞伎顔と称される個性的なフロントマスク、そして現行モデルの洗練されたスタイルまで、幅広い選択肢があります。特に2代目以降はハイブリッドシステムが搭載されており、低燃費で維持費を抑えられることから中古車市場でも人気が高く、相場も比較的高めになっています。
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中古車購入時の注意点として、まず過去のオーナーがエンジンオイルをきちんと管理していたかを確認することが重要です。特に古いモデルでは、オイル管理が不適切だとエンジンに不具合が生じる可能性があるため、ピストンやピストンリングが対策品に交換されているかをチェックしましょう。また、シエンタはファミリー層に人気の車種のため、過去に子どもが乗っていた可能性が高く、車内のシートや内装に汚れやキズがないかもしっかり確認する必要があります。
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現行モデルと旧モデルでは装備や走行性能に大きな違いがあるため、安全装備やボディサイズ、シートアレンジ、パワースライドドアの設定などを比較しながら検討することをおすすめします。中古車価格の相場は年式や走行距離によって13万円から409万円程度まで幅広く、予算に応じて選択肢が豊富にあります。
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新車でシエンタを購入する場合、現行モデルには「X」「G」「Z」の3つのグレードが用意されています。各グレードには装備や価格に明確な違いがあり、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが重要です。
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エントリーグレードの「X」は、必要最低限の装備で価格を抑えたモデルです。2024年の一部改良により、以前はメーカーオプションだったオートエアコンが標準装備となり、レーダークルーズコントロールやドライバー異常時対応システムといった安全装備も追加され、エントリーモデルとは思えない充実ぶりです。コストを重視する方やセカンドカーとしての利用におすすめのグレードです。
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中間グレードの「G」は、価格と装備のバランスが優れており、ファミリー層に最も人気があるグレードです。Xに加えて両側パワースライドドアや快適装備が追加され、実用性が大きく向上しています。コストパフォーマンスを重視する方に最適な選択肢となっています。
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最上級グレードの「Z」は、先進安全機能や高級感のある内外装を備えた充実モデルです。バイビームLEDヘッドランプやシルバーの本革巻きステアリング、特殊な金属調塗装のグリルモールなど、上質な仕上がりが特徴です。ハンズフリーデュアルパワースライドドアが標準装備され、足だけでスライドドアを開閉できる便利な機能も搭載されています。内装色もブラック、カーキ、フロマージュの3色から選べるのはZグレードだけの特権です。快適性と安全性を最優先する方におすすめです。
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シエンタ ラフィネのような独自性の高いカスタム仕様は、今後のシエンタの楽しみ方に新たな可能性を示しています。実は台湾市場では、2代目シエンタをベースにした「シエンタ クロスオーバー」というSUV仕様のモデルが正式に販売されていました。
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このシエンタ クロスオーバーは、通常モデルよりも全長が90mm長く、全高が25mm高い専用ボディを持ち、最低地上高も145mmから165mmに向上するなど、悪路走破性を高めた設計となっていました。前後バンパーにはスキッドプレート風の装飾が施され、ルーフレールも装備されるなど、アウトドアを意識したデザインが特徴でした。内装もブラウンを基調としたシックな雰囲気で、大人向けの落ち着いた空間を提供していました。
このような海外での成功事例を見ると、日本市場でもシエンタのSUVカスタム仕様に対する需要は確実に存在すると考えられます。特にアウトドアブームが続く日本では、ファミリーミニバンとしての実用性とSUVのタフさを兼ね備えたモデルは、新たな顧客層を開拓できる可能性があります。
また、カスタムパーツメーカーによる独自のカスタム提案も活発化しており、シエンタ ラフィネのようなコンセプトモデルが市販化されなくても、アフターマーケットでSUVテイストにカスタマイズすることは十分可能です。ルーフキャリアやエアロパーツ、サスペンションキットなどを組み合わせることで、自分だけのオリジナルシエンタを作り上げる楽しみもあります。
シエンタは発売から20年以上のロングセラー車種として、リセールバリューも高く評価されています。購入後も大切に乗り続けることで、次のオーナーに良い状態で引き継ぐことができ、車社会の良い循環にもつながります。
トヨタ公式 シエンタ特設サイト - 最新のグレード情報や装備詳細が確認できます
シエンタ ラフィネ徹底解説 - ラフィネの詳細な特徴や市販化の可能性について詳しく紹介されています

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