ロングジムニー5ドアは本格オフロード走破性を備えた利便性の高い新型

ジムニーシリーズ55年の歴史で初めて5ドアボディを採用した新型「ジムニー ノマド」。ラダーフレームとパートタイム4WDで本格的なオフロード性能を維持しながら、ホイールベース延長により後席の快適性と積載性が大幅に向上しました。アウトドア愛好家やファミリー層にとって、真の使い勝手を兼ね備えた一台とは?

ロングジムニー5ドアの走破性と実用性

ロングジムニー5ドアの魅力
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本格オフロード性能を継承

ジムニーシリーズの特長であるラダーフレーム構造と副変速機付パートタイム4WDを採用し、悪路走破性を維持

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拡大したホイールベース

ジムニー シエラ比で340mm延長し、後席の居住性向上と荷室容量の拡大を実現

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ファミリー向けの快適設計

5ドア化による乗降性の向上と後席の足元スペース拡大で、ロングドライブも快適

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上質感を表現したデザイン

ガンメタリック塗装とメッキ縁取りの5スロットグリルで、ジムニー シエラとの差別化を実現

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手頃な価格設定

5MT仕様で2,651,000円から、4AT仕様で2,750,000円で購入可能

ロングジムニー5ドアの外観デザインと差別化

 

ジムニー ノマドは、55年の歴史で初めて5ドアボディを採用したジムニーシリーズの新型モデルです。従来の3ドア仕様のジムニー シエラと比べ、全長が340mm延長されホイールベースも同じく340mm拡大されています。しかし、デザインチームはジムニーの本質的な機能美を損なわないよう慎重に開発を進めました。
参考)ジムニーノマド徹底ガイド【2】エクステリア&パッケージ

前後のオーバーハングをシエラと共通としたことで、全長拡大にもかかわらずアプローチアングルとデパーチャーアングルはシエラと同等に保たれています。ランプブレークオーバーアングルはロングホイールベース化の影響で28度から25度に低下していますが、これでも本格的なオフロード走破性の要件を十分に満たしています。​
外観のポイントは、5スロットのフロントグリルにガンメタリック塗装とメッキ縁取りを施した上質感の表現です。黒い樹脂肌で飾り気のないシエラとは異なり、一目でノマドであることがわかるデザインになっています。リヤビューはシエラとほとんど変わらず、5ドア化に伴うピラー周りのパネル変更とリヤフォグ追加、右ヒンジ横開きのリヤゲートが特徴です。​

ロングジムニー5ドアのボディサイズと室内空間

新型ジムニー ノマドのボディサイズは、全長3,890mm×全幅1,645mm×全高1,725mmで、ジムニー シエラ(全長3,550mm)より340mm長くなっています。この拡大分はすべてキャビン部分に使われており、後席乗員の乗降性と居住性の向上に活かされています。youtube​
後席の着座位置が後方に移動することで、後席左右乗員の着座間隔が90mm拡大されました。これにより、長距離ドライブでも後席乗員が快適に過ごせるようになっています。さらに、荷室容量も拡大され、アウトドア用品や大型の荷物も余裕を持って積載可能になりました。
参考)ジムニーファン待望の5ドア仕様〝ジムニーノマド〟発売決定!!…

ホイールベース延長による効果は、乗り心地の向上にも貢献しています。車両の前後の揺れが抑制され、後輪の接地性も向上したことで、ファミリーカーとしての高い走行安定性が確保されています。一方で、全長が3.89mになったため、駐車場によっては収納が難しくなるという点は購入時に考慮する必要があります。​

ロングジムニー5ドアのオフロード走破性維持メカニズム

ジムニー ノマドがロング化・5ドア化しながらも本格的なオフロード走破性を維持できているのは、徹底した設計改良によるものです。ジムニーシリーズの特長であるラダーフレーム構造を、ノマド専用に新作し、5ドア化による重量増加(シエラ比で100kg増)に対して必要な剛性を確保しています。
参考)ジムニーノマドはこんなクルマだ!(中編)

フロントレイアウト、副変速機付パートタイム4WDシステム、3リンクリジッドアクスル式サスペンションなどの伝統的な車体構成を継承しながら、ラダーフレームのセンターフレームを延長し、クロスメンバーを追加することで強度を確保しました。ブレーキの強化、サスペンションの最適化も実施されています。
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パートタイム4WDは、トランスファーレバーで2WD ↔ 4WD H ↔ 4WD Lを任意に切り替えられる設計です。2WD ↔ 4WD Hの切り替えは時速100km以下の直進状態であれば走行中でも可能ですが、4WD H ↔ 4WD Lは停止・ニュートラル状態での切り替えになります。センターデフを持たないジムニーシリーズの伝統設計により、乾燥路面での4WD走行は推奨されていません。これはタイトコーナーブレーキ現象による転倒や駆動系破損を防ぐための安全設計です。​

ロングジムニー5ドアのエンジン性能と燃費特性

ジムニー ノマドに搭載されるエンジンは、ジムニー シエラと同じ1.5L直列4気筒DOHC吸気VVTで、最高出力104.8PS(6,000rpm)、最大トルク134.2N・mです。このエンジンスペックはシエラと差がなく、ロング化による重量増加にも十分に対応できる動力性能を持っています。
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トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックから選択でき、オートマチック仕様の燃費はWLTCモード走行で13.6km/L、JC08モード走行で15.2km/lです。マニュアル仕様はWLTCモード走行で14.9km/L、JC08モード走行で15.9km/Lと、マニュアルがやや優れています。4人乗りの設定により、積載性を確保しながらもオンロード走行性能も良好に保たれています。
参考)スズキ、小型四輪駆動車 新型「ジムニー ノマド」を発売|スズ…

ロングジムニー5ドアのカラーバリエーションと独自の選択肢

新型ジムニー ノマドは全6色のボディカラーラインアップを用意しており、従来のジムニーシリーズにはなかった新色も含まれています。シズリングレッドメタリック、セレスティアルブルーパールメタリック、ジャングルグリーン2、ブルーイッシュブラックパール4、アークティックホワイトパール、シフォンアイボリーメタリック2などが選択可能です。​
特に注目すべきは、シズリングレッドメタリック ブラック2トーンルーフという新色で、この色使いはエネルギッシュでアクティブな印象を演出しています。セレスティアルブルーパールメタリックは上質感を感じさせるカラーで、ノマドの新しいコンセプトを体現しています。メーカーオプションでアークティックホワイトパール塗装車(33,000円)やブラック2トーンルーフ仕様車(55,000円)を選択することで、さらにカスタマイズも可能です。​
興味深いのは、オフローダーとしてのジムニーという従来のイメージに対し、これらのカラーバリエーションがアウトドア志向だけでなくアーバンユースも想定した設計になっていることです。ハスラーからのステップアップを考えるユーザーにも対応できる色選びとなっています。​
スズキ公式サイト「ジムニー ノマド」詳細情報
スズキ公式サイトでは、ジムニー ノマドの詳細なスペック、デザイン情報、カラーバリエーション、グレード構成などが確認できます。購入を検討する際の参考情報として活用できます。

 

スズキプレスリリース「小型四輪駆動車 新型『ジムニー ノマド』を発売」
スズキの公式プレスリリースでは、ジムニー ノマドの開発コンセプト、主要な改良点、安全装備の充実度、価格情報(5MT仕様2,651,000円から、4AT仕様2,750,000円)など、購入前に確認すべき正式な情報がまとめられています。

 

 


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