高速バス停 一般車 違反で罰金と点数

高速道路のバス停に一般車が進入することが違反行為であり、進入だけで7000円、停車すれば12000円の罰金が課せられることをご存知ですか?この記事では、高速バス停と一般車の関係、具体的な罰則内容、そして道路交通法上の根拠について詳しく解説しています。安全な道路利用のために知っておくべき重要な知識を、わかりやすくご説明します。あなたは高速バス停でのルールを正しく理解していますか?

高速バス停での一般車の違反行為と罰金

高速バス停と一般車の関係
⚠️
進入だけで違反

高速バス停への進入:7000円の罰金+違反点数2点

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停車で加重処罰

バス停での停車:12000円の罰金+違反点数2点

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法的根拠

道路交通法第75条の8により高速道路での駐停車が規制

高速バス停への進入が違反となる理由

 

高速道路上のバス停は、高速バスの乗客が乗り降りするための専用施設として設計されています。この空間は単なる駐スペースではなく、大型バスが安全に停車・発進するために必要な設計規格に基づいており、乗用車の進入を想定していません。

 

高速バス停の入口には、「車両通行止め」という標識とともに「路線バスを除く」という補助標識が掲示されています。これは法的に高速バス以外の通行を禁止する表示であり、この標識がある場所への進入は道路交通法違反となります。一般車がこの区域に入るだけで、違反点数2点と反則金7000円(普通車の場合)が課せられるのです。

 

渋滞時にバス停を通路として利用するドライバーもいますが、これもショートカット目的であれ何であれ、立派な違反行為です。進入という行為自体が違反となるため、停車しなくても処罰の対象になる点が重要です。

 

高速バス停に停車する場合の罰則内容

高速バス停に進入して停車した場合、さらに重い罰則が適用されます。道路交通法第75条の8では、高速自動車国道での駐停車を原則禁止としており、その例外として認められるのは駐車区画での停車、故障などやむを得ない場合、そして高速バス(乗合自動車)による乗客の乗り降りのみです。

 

一般乗用車がバス停で停車すると、違反点数2点、反則金12000円(普通車)が課せられます。この金額は進入のみの場合(7000円)よりも5000円高く設定されており、停車という行為がより重大な違反と扱われることを示しています。

 

人の乗り降ろしのためにわずかに停車する場合でも、バスの運行時間中であれば違反となります。知人のピックアップのためにバス停で待つ、送迎のために停車するといった私的な利用は、すべて違反行為として処罰されることになります。

 

高速バス停における違反が重大視される背景

高速バス停での違反行為が厳しく罰せられる理由は、公共交通機関の安全運行確保が社会的に重要だからです。高速バスは多くの乗客を運ぶ公共交通機関であり、定時性の維持が利用者の信頼に直結しています。一般車がバス停に不適切に停車すると、バスの乗降作業に支障をきたし、遅延の原因となります。

 

さらに、高速道路の交通流を維持するためにも、バス停は厳格に管理される必要があります。高速道路上では車両の速度が高いため、停車中の車両があると後続車両の急急ブレーキを誘発し、多重衝突事故につながるリスクが高まります。バス停区域への無関係な車両の侵入は、他の交通参加者の安全をも脅かす行為なのです。

 

NEXCO(日本高速道路保有・運営機構)も公式ホームページで、「一般の方の私的な使用は法律を犯すだけでなく、公共交通機関である路線バスの安全な運行を阻害する恐れがありますので、おやめください」と明記し、注意喚起を行っています。

 

一般道のバス停における駐停車の禁止事項

違反行為は高速道路だけに限りません。一般道路でもバス停での駐停車は同じく道路交通法違反です。道路交通法第44条では、バス停から10メートル以内の部分は、バスの運行時間中において、駐停車が禁止されています。

 

この規定は、一般道でも高速道路でも共通の考え方に基づいており、公共交通機関であるバスの通行優先を実現するためのものです。「ほんの少しの間だけ」「乗り降ろしだけだから」といった理由は、法律上の免除事由になりません。警察官の命令や危険を防止するため一時停止する場合以外は、すべて違反対象となります。

 

特に駅前など複数のバス路線が発着する場所では、バス停周辺での駐停車違反が頻発します。タクシーの乗り降ろし、家族の迎え、荷物の受け取りなど、様々な理由で停車が行われていますが、すべてが違反行為に該当します。

 

高速バス停利用時に知っておくべき代替方法

高速バス停での乗り降ろしが違反であれば、知人との待ち合わせや送迎をどのようにするべきでしょうか。複数の安全で法的に問題のない代替方法が存在します。

 

まず、高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)の駐車スペースを利用する方法があります。これらの施設は一般車両の駐車が認められており、充分な時間待ち合わせができます。ただし、バス停とは異なり施設から一般道への接続に時間を要することがあります。

 

次に、高速道路の出口付近にある一般道の停車スペースや駐車場を利用することが考えられます。高速道路を一度下りて、一般道での待ち合わせを行えば、法的な問題は生じません。また、公共交通機関である高速バスそのものを利用し、正規のバス停で乗り降りするという選択肢もあります。

 

最も安全で確実な方法は、事前に目的地での待ち合わせを計画し、高速道路内での停車を避けることです。高速道路は交通流を維持することが重要であり、不要な停車を避けることは全ドライバーの責任です。

 


高速道路のバス停での一般車の利用は、単なる「ちょっとした違反」ではなく、公共交通の安全運行と道路交通全体の安全を脅かす重大な違反行為です。違反点数と罰金だけでなく、事故リスク増加や他の利用者への迷惑を考えれば、この行為は絶対に避けるべきです。高速道路の利用者として、また道路交通社会の一員として、正しいルール遵守が求められます。

 

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WEBカートップ:乗用車が高速バスのバス停で「乗り込む・降ろす」は法律違反の解説記事

 

 


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