CX5モデルチェンジ新型マツダの魂動デザイン進化

2026年1月の発売を控えるマツダ新型CX-5のフルモデルチェンジ。9年ぶりの刷新となる3代目は、マツダ独自開発のフルハイブリッドシステムや、Googleビルトイン機能を搭載した最新インテリア、そして進化した魂動デザインが特徴です。新型CX-5の全貌を知り、あなたの次のSUV選びに活かしませんか?

CX5モデルチェンジで実現する9年ぶりの大刷新

CX5フルモデルチェンジのポイント
🚗
発売時期と発表スケジュール

2025年7月10日に欧州で正式発表、2025年末に欧州市場での発売を開始。日本市場では2026年1月頃の発売が予想される。現行モデルから約9年ぶりとなる大型モデルチェンジ

⚙️
マツダ独自開発のパワートレイン

マツダ初となるフルハイブリッドシステムを搭載。2.5L直噴ガソリンエンジン(e-SKYACTIV G)とマイルドハイブリッドの組み合わせで、燃費性能と走行性能を両立

進化した魂動デザイン

デザインコンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。2段式LEDヘッドライト、流麗なルーフラインなど、より洗練されたエクステリアへと進化

📱
最新テクノロジー搭載

マツダ初となるGoogle built-inシステムと15.6インチの大型タッチスクリーンディスプレイを搭載。スマートフォンアプリ「MyMazda」との連携機能も強化

CX5モデルチェンジのタイミング背景と販売戦略

 

マツダのグローバル主力SUVであるCX-5は、累計450万台以上を売り上げてきた実績を持つ。現行モデルが2017年に登場してから約9年が経過し、市場での存在感はいまなお高いものの、フルモデルチェンジによるさらなる競争力強化が経営戦略上の重要課題となっていた。

 

特に注目すべきは、2023年の日本市場におけるマツダの乗用車販売台数ランキングで、CX-5が25,714台で首位を獲得した点である。この圧倒的な販売実績は、新型モデルへの期待感をさらに高める要因となっている。一方、2024年の販売台数は19,418台まで減少しており、モデル末期を迎えていることが明確に読み取れる。この下降トレンドは、新型CX-5の登場を控えたユーザーの購入意欲の低下を示唆しており、マツダは新型の早期投入によるテコ入れを図りたい状況にある。

 

マツダの経営方針において電動化戦略は重要な柱となっており、CX-5のモデルチェンジはこの戦略の具体的実装の場となる。特に、独自開発のフルハイブリッドシステムの初搭載は、トヨタとの提携によるハイブリッド技術採用の動きとは一線を画す戦略的な決定である。このように、新型CX-5はマツダのブランド価値向上と市場競争力維持の両立を実現するための、極めて重要なモデルとなっているのだ。

 

CX5モデルチェンジのエクステリアデザイン革新と立体駐車場の課題

新型CX-5のエクステリアデザインは、マツダのデザイン哲学である「魂動-SOUL of MOTION」を継承しながら、より一層洗練された表現へと進化している。フロントグリルはより大型化され、新マツダエンブレムを採用する新世代のマツダを象徴するビジュアルアイデンティティが構築されている。最も特徴的な要素として、上下2段に分かれたL字型の2段式LEDヘッドライトが挙げられる。このデザインはCX-60やCX-80で採用される上位モデルのデザイン言語を踏襲しつつ、CX-5として独自の解釈を加えたものとなっている。

 

サイドビューでは、流麗なルーフラインと力強いホイールアーチのバランスが特に秀逸である。ボディサイズは全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,695mm(欧州仕様)と、現行モデル(全長4,575mm×全幅1,845mm×全高1,690mm)と比較して、全長が115mm、全幅が15mm、全高が5mm拡大されている。ホイールベースも2,775mmに伸長され、室内空間と荷室の拡大が実現されたことで、SUVとしての実用性が向上している。

 

リア周りではLEDテールランプが細くワイドに広がるデザインとなり、新しく「MAZDA」ロゴが採用されている。デュアルエキゾーストシステムとグロスブラックアクセントにより、より洗練された全体的なプロポーションが構成されている。

 

しかし、このモデルチェンジにおいて、無視できない課題が発生している。全幅1,860mmという数値は、多くのマンション立体駐車場の一般的基準である「1,850mm以内」を超えてしまうのだ。これにより、従来型から新型への乗り換えを望むユーザーの中には、駐車場利用が困難になる者が出現する可能性が高い。競合他社のトヨタ「RAV4」(1,855~1,865mm)やトヨタ「ハリアー」(1,855mm)も既に1,850mmを超えており、市場トレンド上の避けられない課題ともいえる。この事実は、都市部での販売台数に影響を及ぼす可能性があり、ユーザー側の事前確認が重要となる。

 

CX5モデルチェンジのインテリア革新とGoogle統合技術

新型CX-5のインテリアは、マツダの最新設計哲学である「ひと中心」の思想が全面に反映されている。最も注目すべき要素は、マツダ史上最大となる15.6インチのセンターディスプレイの搭載である。欧州仕様ではエントリーモデルに12.9インチの小型ディスプレイが設定され、グレード間での差別化を図る戦略が採用されている。このディスプレイが実現するGoogle built-in機能は、マツダ車として初となる統合システムであり、Googleマップのナビゲーション、Googleアシスタント、Google Playストアへのアクセスなど、強力なGoogleエコシステムが直接車に統合される。

 

メーターパネルは10.25インチのフル液晶デジタルディスプレイを採用し、鮮明な表示と多彩な情報提供が可能となっている。ステアリングホイールはマツダロゴを採用した新デザインとされ、直感的操作性を実現するハードボタン式スイッチが配置されている。これまでのマツダコネクトシステムのダイヤル式からUIが大きく変更されており、より直感的で高い操作性が実現されている。

 

インテリアカラーの表現も豊かで、7色展開のアンビエントライトシステムがドアパネルまで拡張され、上質感と開放感を兼ね備えたキャビンが構成されている。パノラミックサンルーフがオプション設定されることで、より上質な空間表現が可能になっている。シート設計は人間工学に基づいており、長時間のドライブでも快適な座り心地を提供する工夫が施されている。また、引き続きBOSEプレミアムサウンドシステムが採用されており、車内での音響体験の質が維持されている。

 

CX5モデルチェンジのパワートレイン戦略とディーゼル廃止の含意

新型CX-5のパワートレイン戦略は、マツダの電動化方針を具体的に示すものとなっている。当初ラインナップとして、2.5L直噴ガソリンエンジン(e-SKYACTIV G 2.5)にマイルドハイブリッド「Mハイブリッド」を組み合わせた24Vシステムが搭載される予定である。北米仕様では最高出力187馬力、最大トルク251Nmの性能を発揮する。FF(前輪駆動)およびAWD(全輪駆動)の設定により、多様なニーズに対応可能とされている。

 

注目すべき点として、従来のマツダの代名詞であったディーゼルエンジンが廃止される決定がなされている。これは極めて重要な戦略的転換であり、マツダの動向に注視する業界関係者にとっても意外性を持つ発表となった。この決定背景には、欧州の厳格な排ガス規制(ユーロ7等)への対応と、世界的なディーゼルエンジン需要の縮小がある。

 

さらに注目するべきは、2027年に投入予定の「SKYACTIV-Z」エンジンである。この新エンジンはマツダが「理想の内燃機関」と称する2.5L直列4気筒ガソリンエンジンで、欧州ユーロ7、米国LEV4、Tier 4といった厳格な排ガス規制をクリアするよう開発されている。マツダ独自の新ストロングハイブリッドシステムと組み合わせることで、システム出力270馬力、最大トルク50.0kgmを実現する予定であり、予想燃費は22.0km/Lという優れた数値を見込んでいる。

 

北米マツダの副社長Stefan Meisterfeld氏は、「SKYACTIV-Zと新型ハイブリッドシステムの組み合わせが、従来の2.5ターボに迫る性能を発揮するのが、2.5ターボを廃止する理由」とコメントしており、性能面でも妥協のない設計がなされていることが明確になっている。

 

CX5モデルチェンジの先進安全技術と運転支援システムの進化

新型CX-5に搭載される安全技術は、マツダの長年の安全技術開発の集大成を示すものとなっている。進化した「i-ACTIVSENSE」には、新たにドライバー異常時対応システム(DEA)が導入される。このシステムは、ドライバーの体調急変や居眠りを検知し、段階的な警告を発する機能を備えており、無反応時には自動停止機能により緊急時の安全確保が図られるという、高度な運転支援を実現している。

 

アダプティブクルーズコントロール(ACC)は前車との距離を自動調整し、レーンキーピングアシスト(LKA)により車線維持を支援する。夜間歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキは、従来よりも検知能力が向上されている。さらに、アダプティブLEDヘッドライト機能により、走行状況に応じた最適な照光が実現される。ブラインドスポットモニタリング(BSM)の死角警告システムも装備される予定である。

 

これらの先進安全技術を統合的に管理する「コ・パイロットコンセプト」が採用されており、ドライバーとクルマの共存関係を実現する設計思想が体現されている。また、車載通信機が標準装備され、スマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携が可能になることで、車両の状態確認やリモート操作など、より利便性の高いカーライフが実現される。OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデート機能も搭載される可能性があり、常に最新のシステムを利用できる環境が整備されることが期待されている。

 

CX5モデルチェンジの価格予想と市場での立ち位置

新型CX-5の価格改定は、パワートレインの多様化と先進技術の搭載により、避けられないものとなっている。現行モデルの価格帯(2,909,500円~4,225,100円)を参考にすると、新型CX-5のエントリーグレードは300万円台後半から380万円程度、ミドルグレードは380万円から420万円程度、上級グレードは420万円から450万円程度、最上級グレード(フルハイブリッド搭載)は450万円から500万円程度に達する可能性が高い。

 

マツダ独自開発のフルハイブリッドシステムの搭載による上昇分と、Google built-in機能や大型インフォテインメントシステムなどの最新技術の付加価値が、価格上昇の主要要因となるであろう。特に、2027年以降にSKYACTIV-Zストロングハイブリッドモデルが投入された場合、最上位グレードはさらに高額化する可能性も想定される。

 

一方で、マツダは「価格以上の価値を提供すること」を重視する企業方針を保持しており、装備の充実や内装の高級感、安全性能の強化により、価格に見合った満足感を実現する戦略を採用している。エントリーモデルの価格設定については、競合他社との価格競争力を維持するため、現行モデルからの上昇を最小限に抑える可能性も考えられる。市場での立ち位置としては、トヨタ「RAV4」やトヨタ「ハリアー」などのライバルとの価格比較も重要な要素となり、マツダの全体的なプレミアム戦略の展開との整合性が求められることになる。

 

ベストカーWebの新型CX-5詳細情報ページ - デザイン、パワートレイン、安全装備など詳細な解説が掲載
CX-5フルモデルチェンジ情報サイト - 欧州発表の詳細情報と日本導入予想情報
新型CX-5スペック解説サイト - パワートレイン仕様と性能比較情報

 

充分な情報が得られました。これを基にして記事を作成します。

 

 


viva galml CX-5 CX-3 CX-8 アテンザ デミオ アクセラ パーツ アクセサリー インテリアパネル ステアリングガーニッシュ ME119