BT50 マツダ新型魂動デザイン実力評価

オーストラリアとメキシコで大きな注目を集めるマツダの新型BT50は、最新の魂動デザインとディーゼルエンジンの実力を兼ね備えたピックアップトラックです。初代の登場から20年近く、いすゞのD-MAXをベースに生まれ変わった3代目の実力と特徴とは何でしょうか?

BT50 マツダ最新モデルの実力と特徴

BT50 マツダの新型モデル概要
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最新デザインテーマの採用

2024年のビッグマイナーチェンジで「Dignity into Power(力強さの中の品格)」がコンセプト。マツダの魂動デザインをさらに進化させたフロント周りの変更が目を引きます。

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エンジンラインアップの充実

2.2リットルディーゼルターボ(163hp)と3.0リットルディーゼル(190hp)を用意。8速オートマチックトランスミッションでパワフルな走りと燃費性能を実現しています。

グローバル販売ネットワーク

BT50はオセアニア、ASEAN、中南米、中近東、アフリカなど、世界中の市場で販売されています。日本・北米市場では販売していません。

BT50 マツダの歴史と進化

 

マツダ・BT50は2006年3月の第27回バンコク国際モーターショーで初登場した小型~中型クラスの1トンピックアップトラックです。その名称は「Best Truck(最高のトラック)」を意味し、セグメント内での卓越性を目指して開発されました。初代と2代目はフォード・レンジャーとのプラットフォーム共有で知られていましたが、2020年に登場した3代目は大きな転換期を迎えました。

 

3代目BT50はいすゞ・D-MAXをベースに、マツダの自社ブランドとしての独自性を全面に押し出した設計となっています。開発背景には、2015年のフォードとの資本提携解消によるピックアップトラック事業の危機がありました。同時期にいすゞも販路を失いかけており、両社の意気投合が2016年のOEM供給契約につながったのです。タイのサムットプラーカーン県にあるいすゞの工場で生産される3代目BT50は、ベース構造やボディシェルはD-MAXと共通ですが、ボディパネルのほとんどに独自性を持たせています。

 

BT50 マツダ最新型の魂動デザイン革新

2024年10月にオーストラリアとメキシコで正式発表された改良新型BT50は、フロントフェイスを中心に大きなデザイン変更を実施しました。ユニークなLEDヘッドランプが新しいラジエーターグリルとバンパーに囲まれ、バンパーには空力効率を高める「エアカーテン」が採用されています。この機能的なデザインアップデートにより、実燃費の向上も実現しています。

 

リアデザインも大きく進化し、テールゲートの下端にはリッジデザインが施されました。新しいLEDテールランプと大型化されたマツダロゴにより、ピックアップトラック市場では異色の高級感を放っています。これまでのピックアップトラックのイメージを一新させる外観は、オンロードでもオフロードでも力強さを感じさせる姿勢を強調しており、「タフな商用車」から「ライフスタイル提案型」への転換を明確にしています。

 

BT50 マツダのディーゼルエンジン性能実績

BT50に搭載される3.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジン(4JJ3-TCX)は、最高出力140kW(190PS)を3,600rpmで、最大トルク450N·mを1,600~2,600rpmの広い回転域で発揮します。このトルク特性により、低回転から高い牽引力を確保し、3,500kg(ブレーキ装備時)のトーイング能力を実現しています。

 

8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、パワフルな走行性能と優れた燃費性能の両立を実現しました。オーストラリア市場での2025年モデルでは、燃費性能が6.3L/100km~8L/100kmの範囲に収まり、セグメント内でも競争力のある数値を達成しています。エンジンの信頼性は世界中での販売実績によって証明されており、2023年にはCarExpertの「Ute of the Year 2023」で、「ベストツーリング部門(4気筒)」と「ベストパフォーマンス部門(4気筒)」に選ばれています。

 

BT50 マツダの安全装備と運転支援システム

改良新型BT50には、最新の運転支援システムが搭載されています。3代目登場時から装備されたフロントガラスのツインカメラによるアダプティブクルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、ブラインドゾーン警告、リアクロストラフィックアラート、レーンキーピングアシストなど、先進の安全技術が集約されています。

 

これらの機能により、快適性と安全性を高いレベルで両立させています。特に注目すべき点は、CarExpertの独立したテストで、BT50がブレーキ性能において同セグメントの模範としての地位を確立したことです。乾燥状態のみならず湿った状態でのブレーキテストでも最高レベルの停止距離を記録し、このセグメントにおける安全性の頂点を示しています。

 

BT50 マツダが提供する実用性と積載性能

BT50の実用性は、その堅牢な設計に裏付けられています。高張力鋼を使用した構造は、剛性と軽量性を兼ね備え、最大積載量1,065kg、3,500kgのトーイング能力を実現しています。これらのスペックは、商用利用から個人のアクティビティまで、幅広い用途に対応できることを示しています。

 

ボディタイプはシングルキャブ、フリースタイルキャブ、ダブルキャブの3種から選択でき、駆動形式は4x2と4x4を用意。特にオーストラリア市場向けの4x4 Pangolin仕様は、Rough Terrain Mode、Shift-on-the-Fly 4x4システム、Electronic Rear Differential Lockを搭載し、最も過酷な地形での走行に対応しています。5,280mmの全長と1,870mmの全幅により、大型の荷物も容易に積載でき、最小回転半径6.1mというコンパクトな旋回性能を備えています。

 

マツダ公式ニュースリリースにおけるBT50の開発理念に関する情報。

 

マツダ、新型「MAZDA BT-50」を世界初公開
BT50のオーストラリア市場での位置付けと安全評価に関する詳細情報。

 

Mazda BT-50 2025 Pricing & Specifications

 

 


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