スズキを代表する軽自動車ワゴンRのフルモデルチェンジが2025年10月に予定されています。現行の6代目モデルは2017年に登場してから8年が経過しており、満を持しての全面刷新となります。新型ワゴンRの予想価格帯は130万円から190万円で、ストロングハイブリッドや先進安全装備の充実により、上位グレードでは現行モデルより若干高めの設定になる見込みです。
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発売時期については2024年末から2025年初頭という予測もありましたが、最新情報では2025年10月が有力視されています。EVモデル「WAGON R EV」に関しては、約220万円前後の価格設定が予想されており、CEV補助金を活用すれば実質200万円を切る可能性もあります。
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新型ワゴンRの最大のトピックは、軽自動車初となるストロングハイブリッドシステムの搭載です。現在ソリオが採用している駆動用モーターにAGS(オート・ギア・シフト)を組み合わせたスズキ独自のハイブリッドシステムで、従来のマイルドハイブリッドと比べて格段に燃費性能が向上します。予想スペックでは、直列3気筒0.66L DOHCエンジンに最高出力10psのモーターを組み合わせ、電気式無段変速機を採用する見込みです。
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装備面では、待望の「電動パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド」が採用されます。これにより渋滞時や坂道での停車が格段に楽になり、運転の疲労軽減に貢献します。さらに9インチHDディスプレイを搭載した大型メモリーナビゲーションや、スマートフォンとの連携機能を強化した「SUZUKI connect(スズキコネクト)」も装備される予定です。
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新型ワゴンRには、改良型の軽量高剛性プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」が採用されます。このプラットフォームは先進高強度鋼板(AHSS)と超高張力鋼板(UHSS)を多用しており、衝突時の乗員保護性能を高めながら、車体の軽量化も実現しています。軽量化により燃費性能の向上とパワーウェイトレシオの改善に寄与し、走行性能と安全性を両立させています。
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安全装備には「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」が標準装備され、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、車両・歩行者・自転車・自動二輪車を検知し、交差点での衝突回避もサポートします。さらに低速時ブレーキサポート、車線逸脱抑制機能、標識認識機能なども装備され、予防安全性能が大幅に向上します。全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールも搭載され、長距離運転時の疲労軽減に貢献します。
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新型ワゴンRには電気自動車モデル「WAGON R EV」の設定が計画されています。これはスズキにとって一般消費者向けの本格EV軽自動車として初の試みとなり、軽自動車市場に大きなインパクトを与える可能性があります。予想される航続距離は約180~200km(WLTC)で、バッテリー容量は20~25kWh程度、モーター出力は軽自動車自主規制値の64PSになる見込みです。
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スズキのEV戦略は「実用的な日常の足」に焦点を当てており、航続距離を200km程度に設定することで長距離移動よりも街乗りに最適化し、その分価格を抑制する方針です。急速充電にも対応し、30分で約80%充電可能になる予定で、日常使用における利便性を確保しています。日産サクラの航続距離180kmと比較すると、同等かそれ以上の性能を実現し、軽EV市場での競争力を持つことが期待されます。
参考)【車種別】電気自動車(EV)の航続距離・充電時間
新型ワゴンRでは、後席ドアをスライドドアに変更する可能性が報じられています。従来のヒンジ式ドアからスライドドアへの変更は、ワゴンRにとって大きな仕様変更となり、乗り降りの利便性が格段に向上します。特に狭い駐車場での乗降や、小さな子供やお年寄りの乗り降りがしやすくなるメリットがあります。
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ただし、すべてのグレードでスライドドアが採用されるかは不明で、上位グレードのみの設定となる可能性もあります。スズキは既に同じワゴンRシリーズの「ワゴンRスマイル」でスライドドアを採用しており、技術的な蓄積は十分にあります。競合他社ではダイハツのムーブやホンダのN-WGNなど、ハイトワゴンでもスライドドアを持たないモデルが多いため、この装備が実現すれば大きな差別化ポイントになります。
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新型ワゴンRの競合車種として、ダイハツ・ムーブ、ホンダ・N-WGN、日産・デイズなどが挙げられます。現行モデルの比較では、居住空間やシートアレンジの多彩さでワゴンRが優位に立っており、緊急自動ブレーキの性能でも対歩行者でブレーキ制御を行うワゴンRが警報のみのムーブをリードしています。静粛性ではワゴンRが総合的に最も静かであるという評価もあり、ジヤトコ製CVTの副変速機付きシステムが貢献しています。
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デザイン面では、フロントフェイスに新しいアクセントを追加し、スズキ最新のエクステリアデザインを採用する予定です。丸目ヘッドライトやオーバーフェンダーのようなプレスラインが特徴となる可能性が報じられています。インテリアでは質感がアップし、デジタルスピードメーターとカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用することで、先進的な雰囲気を演出します。予想される車両サイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1650mm、ホイールベース2460mmで、現行モデルとほぼ同等の外寸を維持しながら室内空間を最大化する設計となっています。
スズキ公式サイト ワゴンR
ワゴンRの現行モデルの詳細スペックや装備について確認できる公式ページです。
スズキ ワゴンR 新型は待つべき? 2026年10月 フルモデルチェンジ
新型ワゴンRのEVモデルやストロングハイブリッドの詳細情報が掲載されています。