スズキのコンパクトホットハッチ「スイフトスポーツ」(スイスポ)の新型が2026年3月を中心とした春頃の登場が濃厚になっています。現行型の「ZC33S」型の生産は2025年2月に終了し、特別仕様車「ZC33S ファイナルエディション」は2025年11月で生産終了予定となっており、その後を引き継ぐ形での新型投入となります。
2023年12月にベースモデルとなるスイフトが5代目へのフルモデルチェンジを実施してから約2年半を経ての登場となり、スポーツモデルの開発には相応の時間が掛けられています。希少なFFコンパクトスポーツとしての地位を確保しながら、環境規制への対応を図る必要があったからこそ、このタイミングでの新型投入が計画されているのです。
スイスポ新型のパワートレインで最大の特徴は、48V電圧のマイルドハイブリッドシステム「スーパーエネチャージ」の採用です。従来の「エネチャージ」は12V仕様でしたが、電圧を4倍に高めることで、搭載するモーター出力が3馬力前後から13馬力へ大幅に向上します。
この進化はベルト駆動からギヤ駆動への変更によってもたらされ、エネルギー損失の低減と減速時の回生量向上が実現されます。結果として、燃費性能は従来よりも約18.8km/Lまで改善される見込みで、環境規制への適合性と走行性能の両立が達成されるという注目の仕様です。スズキが軽自動車から普通車まで幅広く展開する戦略の一環として、このハイブリッド技術が選ばれたことは、スイスポが将来のスズキ商品群における重要な位置づけにあることを示唆しています。
スイスポ新型が搭載する1.4Lターボエンジンは、現行型と同じ排気量ですが、その内容は大きく異なります。スズキ側から「新開発に近い大幅改良」という表現が使われており、これは出力と特性に大幅な向上をもたらすことが期待されています。
最高出力は150ps(エンジン単体)、最大トルクは24.5kgmと予想され、これにモーター性能の13馬力が加算される形になります。コンパクトエンジンながら、ダウンサイジング時代における新しい価値観が盛り込まれていると考えられます。単なるエンジンの使い回しではなく、新型スイフトの最新プラットフォームに合わせた最適化が施されているという点が、スズキのスイスポに対する本気度を物語っているのです。
新型スイスポのボディ開発では、最新プラットフォーム採用により軽量化と剛性の両立が図られています。予想される車両重量は960kgで、現行型からの重量増加を最小限に抑えながら、新たなハイブリッドシステムと先進安全装備を搭載します。
全長×全幅×全高は3990×1750×1500mm、ホイールベース2450mmと予想されており、基本的なプロポーションは現行型から大きく変わらないと見られます。しかし内部的には、新型スイフトのプラットフォーム進化の恩恵を受けており、衝突安全性や操舵特性の向上がもたらされるはずです。このバランス感覚こそが、スズキがコンパクトスポーツの次世代型に求めた最重要テーマなのです。
スイスポ新型の予想価格は230万~250万円程度とされており、先代ファイナルエディションの240万円を上回る見込みです。250万円台からの設定になると見込まれており、先進安全装備の充実とハイブリッド技術の追加によるコスト増が価格に反映される形になります。
この価格帯は、国内コンパクトスポーツ市場において一定の位置を占めており、本気でスポーツドライビングを楽しむ層からの需要が想定されています。燃費性能の向上により、長期の使用においてはランニングコストが削減される点も購入層にとっての判断材料になるでしょう。希少なFFホットハッチの選択肢が限定される中、新型スイスポが提示する価値観が、市場にどのような反応をもたらすかが注視されています。
「ベストカー」ウェブ版で新型スイスポの詳細な予想仕様と予想CGが掲載されており、最新の開発情報が確認できます
「ライブドアブログ」の自動車情報ページでは、2026年3月導入の最新情報と詳細なスペック予想が記載されています

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