新型フォレスターは、スバルが初めて「デザイン主導型」の開発手法を採用した注目モデル。従来のヘキサゴングリルや「コ」の字型ヘッドライトといったおなじみのモチーフから一歩踏み出し、塊感のある力強いフォルムを追求しています。フロントグリルからヘッドランプまで造形を連続させることで、ワイド感を強調。エクステリアは「Ready for Adventure ~いつでも冒険に出られる、頼れるGEAR~」というコンセプトを体現しています。
新型フォレスターに搭載される2.5L水平対向エンジンとストロングハイブリッドの組み合わせにより、駆動用と発電用の2つの高出力モーターを活用。最高出力88kWを発生する駆動用モーターが幅広い走行シーンでメイン駆動を担い、エンジンが苦手な領域をカバーします。燃料タンク容量を拡大し、航続距離が大幅に伸長。WLTCモード燃費は18.4~18.8km/Lを実現しています。
インテリアは、居心地の良さを重視した上質な空間設計。シート構造では仙骨を支える工夫により、身体とシートの揺れを抑制し、長時間ドライブでも快適。12.3インチのフル液晶メーターがフォレスター初採用され、利便性が大幅向上。キックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲートにより、両手がふさがっていても足で簡単に開閉可能な実用性の高さが魅力です。
安全面での進化は目覚ましく、新型フォレスターは万が一の衝突時に歩行者だけでなく、頭部接触位置が異なるサイクリストも守る「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界初採用。これはエアバッグ展開領域をAピラー後方まで拡大させた革新的な設計です。
新世代アイサイトでは、従来のステレオカメラに加えて広角単眼カメラと前側方レーダーを新搭載。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションが大幅に拡大し、より多彩な危機回避シーンに対応します。高度運転支援システム「アイサイトX」をフォレスターとして初採用し、渋滞時ハンズオフアシスト、アクティブレーンチェンジアシスト、カーブ前速度制御など、ドライバーの運転負荷を軽減する機能を装備。
ドライバー異常時対応システムも強化され、ステアリング無操作だけでなく、わき見や居眠りでも作動。減速制御開始と同時にハザードランプが点滅し、早期に周囲へ異常を知らせます。24時間365日対応のコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」により、重大な事故や故障時には即座にコールセンターと接続。
新型クロストレック(C型改良)は、スバルSUVの中でも特に注目を集めるモデル。ストロングハイブリッド搭載グレードの登場により、航続距離1,000kmの実現が最大の特徴。大容量の燃料タンクに加え、2.5L BOXERエンジンの採用により、従来比で大幅に低燃費化が達成されています。
走行シーンに応じて駆動力やブレーキを制御する「Xモード」は、クロストレック独自の機能。220mmの十分なロードクリアランスと組み合わせることで、アウトドアからシティユースまで幅広い環境での使い勝手を実現。デザインではリア部分のバンパーボリュームがアップされ、障害物への耐久力が向上。SUVらしいタフなスタイリングが強調されています。
全グレードに標準装備される安全装備には、緊急時プリクラッシュステアリングやドライバー異常時対応システムの強化版が含まれます。新ボディカラー「ラグーンブルー」など複数の新色が追加され、より多くのユーザーの好みに対応。特別仕様車「Limited Style Edition」では、上質感とスポーティさを両立させた内外装コーディネーションが特徴です。
電動SUVのソルテラは、2025年11月の大幅改良を予定。EV専用プラットフォーム「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM」を刷新し、バッテリー容量を大幅に増量。開発責任者も「フルモデルチェンジといっていいほどの大改良」と述べており、プラットフォーム刷新に合わせて車体剛性やパワーユニットも全面見直し。
新型ソルテラのシステム最大出力は233馬力へ向上し、新グレード「XT」では338馬力の高出力化を実現。これにより、EVとしての加速性能も大幅に進化します。全長4690mm、全幅1860mmとCセグメントSUVながら、ロングホイールベース(2850mm)により広々とした室内空間を確保。EVならではの快適性と、SUVとしての悪路走破性を高次元で両立。
エクステリアデザインは、新意匠のヘッドランプとフロントバンパー、塗装を施したアーチガーニッシュにより、都会的で洗練された上質な印象を表現。発光式の六連星オーナメントとリヤゲートガーニッシュでスバルブランドの存在感を強調します。インテリアはインパネ全体でシンプルな横基調の造形を施し、開放的で居心地の良い空間設計に進化。
スバルSUVラインアップの燃費性能は、パワートレインの選択によって大きく異なります。新型フォレスターのストロングハイブリッド搭載モデルは、WLTCモード18.4~18.8km/Lで業界でも高水準。ガソリンターボエンジン搭載SPORT / SPORT EXは13.6km/Lの燃費設定です。
クロストレックのストロングハイブリッド搭載グレードは、約18.9~18.8km/Lの優れた低燃費を実現。従来の2L e-BOXERシステム搭載グレードも継続設定されており、幅広い価格帯での選択肢が用意されています。ソルテラのような電動SUVは、充電による運用コストが最小限に抑えられ、ガソリン車との長期的な経済効率でも優位性があります。
新型フォレスターの価格は404.8万円~459.8万円。月販2,400台の販売計画が立てられており、高い需要が予想されます。クロストレックは301万4000円~405万3500円の価格帯。ソルテラは電動SUVの中でも導入時価格としては競争力のある設定となっており、今後の日本市場での展開に注目が集まっています。
参考リンク:新型フォレスターの公式仕様書とアイサイトX搭載モデルの詳細について、スバルの最新技術とプリクラッシュブレーキの実装詳細。
スバル フォレスター公式サイト
参考リンク:新型クロストレックのストロングハイブリッド搭載モデルの燃費性能と走行機能、Xモードの詳細な動作メカニズムについて。

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