警察ネズミ捕り とは 取締方式 速度測定

警察が実施する「ネズミ捕り」の定義から取締方法、測定機械の種類まで、スピード違反の取り締まり実態を徹底解説。あなたの安全運転を守るために知るべき知識とは?

警察ネズミ捕り とは 取締方式

警察ネズミ捕りの基本情報
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ネズミ捕りの定義

スピード違反を取り締まる警察の通称で、ネズミ駆除の罠に見えることが語源です

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2つの取締方式

定位置式(決まった場所で待機)と追尾式(走行中に計測)の2方式があります

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処罰内容

免許減点、罰金、免許停止、懲役など段階的な処罰を受ける場合があります

警察ネズミ捕りとはスピード違反の取締方法

 

警察によるネズミ捕りとは、スピード超過を検挙する交通取り締まりの俗称です。取り締まり場所が「ネズミを駆除する罠のように見える」ことから、ドライバーの間でこう呼ばれるようになりました。警察官たちからは「速度取り締まり」「交通取り締まり」と呼ばれており、公式な用語ではありません。

 

一般的なネズミ捕りは、一般道路での制限速度超過10キロ以上を検挙対象としており、より悪質な違反に対して厳しく対応しています。超過速度の幅によって、減点数と罰金額が異なるため、安全運転の重要性が強調されています。

 

日本全国の警察が実施しており、交通事故を防ぐことを主な目的としています。運転免許点数制度は、重大・悪質な違反者に処分を課すことで、道路上の安全を確保する仕組みになっています。

 

警察ネズミ捕りの定位置式取締とレーダー機材

 

測定機器はかつてレーダー式が主流でしたが、最近ではステルス式レーダーが普及しています。ステルス式は短時間のみレーダーを発生させるため、レーダー探知機での事前の電波探知が困難になってきました。また光電管式やレーザー方式の測定器も導入されており、測定精度は±1~2キロメートル程度の精度を維持しています。

 

一般的にネズミ捕りを実施していることは、当該管轄の警察署のホームページや地元新聞などに掲載される場合もあります。実施場所として峠の入り口や直線道路でスピードが出しやすいところが選ばれることが多く、計画的に実施されています。

 

警察ネズミ捕りの追尾式取締と白バイ・パトカー

追尾式のネズミ捕りは、違反を発見した場合に、パトカーや白バイがその車両を追いかけて速度を計測する方法です。高速道路では約50メートルの車間を保持しながら約300メートル追尾し、一般道では約30メートル間隔で約100メートル追尾するという内規が定められています。

 

警察官は「ストップメーター」という機械を使用して、追尾中に違反車の速度を正確に測定します。測定後、パトカーは赤灯を回して違反車を停止させます。白バイやパトカーの運転技術は日々の訓練で鍛えられており、一般ドライバーより技術的に優れているため、スピード出して逃げようとするのは大変危険です。

 

あまりに速度が速い車両に対しては、事故防止の観点から、パトカーが追跡しない場合もまれに存在します。これは公共の安全を考慮した警察の判断です。

 

警察ネズミ捕りのオービス自動速度違反取締装置

オービスとは自動速度違反取締装置のことで、一般道路や高速道路の決まった位置に設置される無人の取り締まり機械です。ドライバーの違反を自動的に撮影し記録する仕組みになっており、24時間稼働しています。

 

オービスは夜間でもドライバーの画像を撮影するために赤外線を用いているため、速度を測定されると赤く発光すると言われており、その閃光で多くのドライバーが気づきます。固定オービスが設置されている車線には数キロ手前にオービスによる取締を警告する看板が設置されており、事前に認識することができます。

 

従来のオービスはフィルムを使用していたため、フィルムが切れていると検挙されないことがありました。最近多く採用されているHシステムと呼ばれるものは、フィルムの代わりに通信回線を使用しているため、フィルム切れが起きなくなったことが特徴です。そのほか光電管式のものや移動式のものも出始めており、取り締まり手法は進化し続けています。

 

警察ネズミ捕りで隠れて取り締まる理由と検挙対象違反

警察がネズミ捕りで隠れて取り締まる理由は、警察官の姿が見えれば行儀良く運転するのに、警察官がいないと悪質な違反を平気で行うドライバーやライダーを摘発し、悲惨な交通事故を抑止するためです。いわば「抜き打ち検査」のようなもので、本当の運転行動を把握することが目的です。

 

ネズミ捕りで取り締まりの対象となる交通違反はスピード違反だけではありません。一時不停止、飲酒運転、携帯・スマートフォン使用、シートベルト未装着など多くの違反が対象です。しかし、ネズミ捕りで最も多く取り締まられるのはスピード違反であり、統計データでも43.6%がパトカーなどによる追尾式取り締まりを占めています。

 

実は、車の速度計に表示されている速度と実際の速度には誤差があり、法律では速度計が60キロメートルを示す時、実際の速度は54~63.6キロメートルになっているとされています。スピード違反で捕まっている主な超過速度として、プラス20~30キロメートルの違反が最も多いのが実態です。

 

 

参考リンク:警察官が隠れて取り締まるネズミ捕りの背景にある法的・心理的理由について解説しています。

 

ネズミ捕りはなぜ隠れている?警察の取り締まりが見えにくい理由とその効果
参考リンク:スピード違反の測定結果を巡る法的争点と不起訴の可能性について、技術的精度面から詳しく解説。

 

スピード違反の測定値を巡る正確性の争点と技術的論点

 

 


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