新型デリカD6は、2025年10月29日~30日のジャパンモビリティショー2025で初公開されました。発表・公開後の流れとしては、10月30日から予約注文受付を開始し、2025年末から2026年初頭にかけての発売が予想されています。
三菱自動車が発表した中期経営計画では「2026年3月までにデリカの新型投入」と明記されており、この官式スケジュールと業界情報が一致しているため、信度の高い情報といえます。実際には2026年1月~2月頃の納車が最有力シナリオですが、受注状況によっては数ヶ月の納期延長が発生する可能性があります。
重要な注意点として、発売直後は注文が殺到することが予想されます。現行デリカD:5でも発表後に数ヶ月の納車待ちが発生した実績があり、D6でも同様の現象が起きるでしょう。購入を真剣に検討されている場合は、発表直後に販売店へ問い合わせ、希望グレードを早期に決定しておくことをお勧めします。
参考:三菱自動車中期経営計画「チャレンジ2025」
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/corporate/about/management/plan.html
デリカD6の最大の変更点は、ガソリンエンジン車の廃止と電動化への転換です。従来のディーゼル・ガソリンエンジン搭載モデルから、プラグインハイブリッド(PHEV)とフル電気自動車(EV)の2種類に一本化される見込みです。
PHEVモデルには、アウトランダーPHEVと同じ2.4L直列4気筒MIVEC エンジンに加え、前後に配置された2つの電気モーター(前116ps・後136ps)を搭載します。総合出力は約385psで、EV航続距離は約80km程度が予想されています。日常的な短距離通勤はEVモードで完全にカバーでき、ガソリン価格の高騰を回避できるメリットがあります。
EVモデルではデュアルモーター4WDを搭載し、総合出力394psで航続距離約600kmを目指す設計です。バッテリー容量は60kWh前後と推定されており、長距離ドライブにも対応可能です。ただし、充電インフラの確保が購入前の重要な検討事項になります。
【独自視点】実は、この電動化戦略にはルノー・日産・三菱アライアンスの事情が隠れています。新型デリカD6はルノー・日産・三菱共通の「CMF-C/D」プラットフォームを採用することで、開発効率を劇的に高め、EV・PHEVの開発コストを低減する戦略が裏側にあります。これにより、かつてのディーゼル車では実現できなかった基本性能の大幅向上(ボディ剛性向上、操縦安定性改善、衝突安全性向上)が可能になったのです。
新型デリカD6の予想価格は430~500万円と、現行のデリカD:5(約400~448万円)からおよそ100万円前後の値上げが見込まれています。この価格上昇の主な要因は、電動パワートレイン搭載、最新安全装備、先進インテリア機能などです。
グレード別の予想価格を現行モデルと比較すると。
特にEVモデルを選択する場合は、大容量バッテリーと高性能モーター搭載により、さらに50~100万円の上乗せが予想されます。一方で、政府のEV補助金制度や電動車税制優遇(エコカー減税・自動車税減免)を活用することで、実質負担額を軽減できるメリットもあります。
購入予定者は、単純な車両価格だけでなく、ランニングコスト(電力・ガソリン費用)や税制優遇を含めた総合コストで判断することが重要です。PHEVモデルであれば、充電環境がない場合でもハイブリッド走行に自動切り替わるため、導入障壁が相対的に低いといえます。
新型デリカD6は、2023年ジャパンモビリティショーで発表された「MITSUBISHI D:Xコンセプト」ほど未来的なデザインではなく、現行デリカD:5の基本デザインを継承しながら、最新LED照明技術を採用した洗練されたスタイルになる見込みです。
変更が予想される主なデザインポイント。
カラーラインナップでは、従来の定番色に加え、アウトドア志向ユーザー向けに新しいアースカラーやマット系ブラックが追加される可能性があります。ボディサイズは現行D:5と同等(全長約4800mm×全幅1800mm×全高1875mm)のため、取り回しの難易度は変わりませんが、内部空間は新プラットフォーム採用により若干の拡大が期待できます。
【インテリアの進化】新型デリカD6では、フルデジタルメーター、12インチ以上の大型タッチスクリーン、ヘッドアップディスプレイ(HUD)が標準装備されると予想されています。シート素材も高級化され、特に上級グレードではレザーやスエード調素材が採用される見込みです。
新型デリカD6には、三菱の先進運転支援技術「MI-PILOT(マイ・パイロット)」が搭載されます。これは高速道路や渋滞時の運転負担を大幅に軽減する包括的なシステムです。
MI-PILOTの主な機能。
これに加え、衝突被害軽減ブレーキ(FCM)による歩行者・車両検知、踏み間違い防止アシスト(EAPM)、360°マルチアラウンドビューモニター、デジタルルームミラーなど、最新の安全装備が搭載予定です。
注意すべき点として、これらの先進安全機能の一部がオプション設定になる可能性があります。また、運転支援システムに過度に依存せず、常に運転に注意を払うことが重要です。新型D6は、従来の「安全性能」から「ドライバーとの協調型運転」へと進化するモデルになるでしょう。
デリカD6新型 いつ発売かまとめ:2026年初頭の実売に向けて、今から情報収集と購入準備を
新型デリカD6は、三菱自動車が投入する重要な戦略モデルです。2025年末~2026年初頭の発売予定、430~500万円の価格帯、PHEV・EV化による電動化、最新安全装備の搭載といった要素が、このモデルの全体像を形作っています。
発売直後の注文集中による納期延長が予想されるため、購入を検討している場合は以下の準備をお勧めします。
デリカシリーズの伝統であるSUVとミニバンの融合、オフロード走破性と家族ユーザー対応、そして電動化への本気度が、新型D6に詰め込まれています。アウトドア志向のあるファミリー層、30代~50代のアクティブユーザーにとって、このモデルが本当の意味で「待つ価値のある一台」になるでしょう。
発売時期が迫る中、公式情報の随時確認と早期の購入判断が、スムーズな納車への近道となります。

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