ルノー カングー 中古 購入 選び方 グレード 相場

人気フランス車ルノーカングーを中古購入する際、初代と2代目の特徴の違いや年式別相場、購入時の注意点は何か?グレード選びのポイントから維持費まで、失敗しない選択方法を解説します。

ルノー カングー 中古購入

ルノー カングー 中古購入ガイド
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初代と2代目モデルの違い

初代は2002年発売で車高1,810mm、全幅1,675mmのコンパクト設計。小回りが効き、街中での運転に適しています。2代目は2009年発売で全幅1,830mm、全長4,280mmへと拡大。積載性と居住性が大幅に向上し、ファミリー向けレジャーに最適です。

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年式別の中古相場価格

2017年式で約118~373万円、2018年式で約98~408万円、2023年式で約340~517万円の幅があります。走行距離と整備状況で大きく変動。同年式でも1万km以上の差があると数十万円の価格差が生じます。

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グレード別の特徴選び

2代目モデルではZEN(ゼン)が標準グレード、ACTIF(アクティフ)は仕事やレジャー向け。新型カングーではインテンス、クレアティフ、プルミエールなど豊富なバリエーションが用意されています。

ルノー カングー 中古購入 初代モデルの特徴と価値

 

初代ルノーカングーは2002年3月に日本国内でリリースされた、独創的な外装と実用性を兼ね備えたハッチバックボディの自動車です。「LUDOSPACE(ルドスパス)」というコンセプトの下、高い車高のフォルムに左右非対称の観音開き型ダブルバックドアを採用することで、狭い場所での扉の開け閉めや荷物の出し入れがスムーズになっています。

 

初代モデルの生産開始時は1.4Lエンジン搭載の4速ATのみでしたが、2003年8月のマイナーチェンジで1.6Lエンジンへ変更され、最大出力は75psから95psに向上。2006年1月と2007年5月の改良により、フルカラードバンパーやアームレスト、シートバックテーブルなど快適性と上質感が段階的に高められました。初代モデルはコンパクトな車体が特徴で、街中の小回りや駐車場での操作性に優れています。一般的に年式が古いほど価格は安く、低年式で状態の良い初代は30万~50万円台から購入可能です。

 

ルノー カングー 中古購入 2代目モデルの大幅進化

2009年9月に発売された2代目モデルは、初代からのフルモデルチェンジで全長4,215mm、全幅1,830mmへと大幅に拡大。ボディサイズの拡大により、居住性と積載性が飛躍的に向上しました。2代目に搭載されるエンジンは1.6Lガソリン、1.2Lガソリンターボ、1.5Lディーゼルターボの3種類があります。特にディーゼルターボエンジンは最大トルク26.5kg・mを発生させ、低回転域からの力強い加速が魅力です。

 

2013年8月のマイナーチェンジでは、新しいルノーデザインが幅広く採用され、グレードが標準グレードのZEN(ゼン)と仕事やレジャー向けのACTIF(アクティフ)の2つで構成されるようになりました。2代目モデルの中古相場は年式によって大きく異なり、2015年式で46.8~267.6万円、2020年式で156.8~328.8万円と幅があります。走行距離が短く、メンテナンス履歴が充実している2代目は、ファミリーユーザーに圧倒的な人気があります。

 

ルノー カングー 中古購入 グレード選択のポイント

ルノーカングーのグレード選択は、使用目的と予算によって大きく変わります。初代モデルでは、シンプルなベースグレードから豊富なカラーバリエーションが用意された「クルール」、ペットとの同乗を想定した「ウィズペット」など多様な選択肢があります。2代目では「ZEN」が基本グレードで、運転席・助手席エアバッグ、サイドエアバッグ、ABSなどの安全装備が標準装備されています。

 

アクティフ(ACTIF)グレードは、業務用途やアウトドア活動を視野に入れた仕様で、より耐久性の高い素材が使用されています。新型カングー(3代目)ではインテンス、クレアティフ、プルミエールといった複数グレードが用意され、それぞれが異なる装備レベルを提供しています。購入前に自分の用途を明確にし、必要な装備がそのグレードに含まれているかを確認することが重要です。例えば、街中での買い物利用なら初代のシンプルグレード、家族での週末レジャーなら2代目のZENやACTIFが適切です。

 

ルノー カングー 中古購入 年式別・走行距離別相場の読み方

ルノーカングーの中古車相場は年式と走行距離に大きく左右されます。カーセンサー、グーネット、ガリバーなどの主要販売業者の価格比較データによると、2015年式で46.8~267.6万円、2017年式で118.8~372.4万円、2020年式で156.8~328.8万円、2023年式で316.0~517.0万円の範囲で取引されています。一般的に年式が新しいほど価格は高く、走行距離が短いほど高値で取引されます。

 

走行距離別では、1万km未満で201.5~517.0万円、5万~6万kmで70.7~409.0万円、10万km以上で30.0~225.0万円と大きな価格差が見られます。同一年式でも走行距離によっては数十万円から百万円以上の差が生じることも珍しくありません。購入時には、走行距離だけでなく、定期メンテナンスの履歴を示す点検整備記録簿の確認が非常に重要です。年式が古くても丁寧にメンテナンスされた車両は、新しい年式で放置された車両より状態が良好な場合もあります。

 

ルノー カングー 中古購入 時の注意すべき問題と安全性確認

ルノーカングーを中古購入する際には、複数の注意点があります。特に2015年9月~10月生産の6速MT搭載モデルには、クラッチ操作ができなくなる危険な不具合が報告されており、リコールがアナウンスされています。不具合の原因はプッシュロッドの接続部分の加工が適切に行われていなかったことで、クラッチペダルから外れてクラッチ操作ができなくなるというものです。該当生産期間内のカングーを購入する場合は、必ず改善措置を受けたかどうかを販売店に確認することが必須です。

 

また、カングーは基本的な安全装備(フロントエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ)は備えていますが、自動ブレーキや車線逸脱防止装置などの先進安全装備は搭載されていません。現代の安全技術に依存する運転習慣がある場合は、この点を十分に理解して購入する必要があります。さらに、カングーのリアバンパーは非常に薄い設計になっているため、後ろからの衝突時にはバンパーだけでなくテールゲートまで潰れる可能性があり、修理費が20万円以上になることも想定されます。

 

ルノー カングー 中古購入 燃料と維持費の確保計画

ルノーカングーはハイオクガソリンのみを使用します。ハイオクガソリンはレギュラーガソリンと比べて約10円/Lの価格差があり、年間ガソリン代は100,000~130,000円程度が目安となります。欧州車の多くがハイオクを使用する理由は、日本と欧州のレギュラー、ハイオクのオクタン価の値が異なり、欧州のレギュラーが日本でいうハイオク相当のオクタン価となるためです。レギュラーガソリンを誤給油すると、エンジンの焼き付きやノッキングの発生といった重篤な故障につながるため注意が必要です。

 

年間維持費の総額は約25万~38万円が相場です。内訳は自動車税30,500~34,500円、任意保険60,000~100,000円、車検(年平均)45,000~75,000円、ガソリン代100,000~130,000円、メンテナンス20,000~40,000円となります。特に注意すべき点は、ウォーターポンプやタイミングベルト交換の時期が必ず訪れるということです。走行距離5万km毎に大体20万円の交換代が掛かります。万が一の故障や部品交換に備えて、常時30万円以上の予備費を用意することが賢明です。

 

ルノー カングー 中古購入 保証と整備履歴の確認プロセス

中古車購入で故障リスクを低減させるには、保証内容の確認とメンテナンス履歴の徹底調査が不可欠です。多くの中古車販売店は販売車両に保証を付けていますが、保証期間や内容は販売店によって大きく異なります。購入前に保証の対象項目、保証期間、有料延長プランの有無などを詳細に確認することが重要です。ディーラー系の中古車センターであれば、より充実した保証プランが用意されていることが一般的です。

 

年式やメンテナンス状況の確認では、できるだけ高年式の車両を選ぶことがリスク軽減につながります。走行による消耗だけでなく経年劣化も故障の要因となるため、低年式車ほど重要な部品の故障リスクが高く、高額な修理費用が発生する傾向にあります。ただし、低年式でもしっかりとメンテナンスや修理が実施されている場合は、コンディションが良好である可能性があります。メンテナンスノートや点検整備記録簿などを確認して、定期的なオイル交換やフルード交換、定期点検が実施されているかを判断することが重要です。

 

ルノーカングーの中古車購入を検討する場合は、初代と2代目モデルの特徴を理解し、使用目的に応じた適切なグレード選択を行い、年式と走行距離、メンテナンス履歴から総合的に判断することが成功の鍵となります。購入前には必ず複数の販売店で価格比較を行い、保証内容を確認し、気になる点は販売店に詳細に問い合わせることをお勧めします。

 

カングーを中古購入するなら初代と2代目モデルの特徴を知ろう - カングーの詳細なモデル比較と年式別グレード情報
ルノー・カングーの維持費って高い?年間コストをオーナーから聞いてみた - 実際のオーナーによる維持費データと節約ポイント

 

これで十分な情報が得られました。ラストワンマイル(9252)は2024年8月権利分をもって優待制度を廃止しており、現在は配当のみの企業です。記事を作成していきます。

 

 


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