NS660 ホンダが手掛けるカスタムモデル
NS660の基本情報
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開発元と販売体制
ワイズスクエアが開発を主導し、株式会社WONDERが販売を担当
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ベース車両
ホンダの軽オープンスポーツカー「S660」をベースに製作
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デザイン思想
初代NSXの意匠を忠実に再現したコンパクトなNSX
NS660 とはどんなカスタムカーか
NS660は、2025年1月の東京オートサロンで初めてお披露目されたカスタムモデルです。当時は「miNiSX660」として展示されていましたが、その後「NS660」と正式名称が決定されました。
ホンダの軽スポーツカー「S660」をベースに、初代「NSX」のデザインを本格的に再現したもので、SNSやメディアを中心に大きな話題を呼んでいます。
軽規格を超えてボディが拡幅されており、普通車登録となる仕様です。この設計により、より迫力あるNSXのシルエットを再現することに成功しました。単なる
エアロパーツの装着ではなく、フロント・リアバンパー、フェンダー、サイドスカート、エアロエンジンフードなど、外装の大部分が新設計されています。ホンダが培ったスポーツカー開発の知見が、このコンパクトなボディに凝縮されたカスタムモデルといえるでしょう。
NS660 のエクステリアデザイン特徴
NS660の最大の魅力は、初代NSXの特徴的な造形を見事に再現したエクステリアデザインです。低く構えたフロントノーズから、サイドのエアインテークまで、NSXらしい要素が緻密に組み込まれています。
最も注目される要素は、リトラクタブル風の固定ヘッドライトです。初代NSXの象徴的な格納式ヘッドライトをモダンに解釈した設計で、見る人の心をつかむキュートさと迫力が両立しています。開発チームは3DスキャナーとCADを駆使して、高精度の外装コンバージョンキットを実現しました。
ボディの拡幅により、軽自動車規格(全幅1,475mm)を超えた普通車登録となります。これにより、本物のNSXに近い迫力のあるシルエットが実現されています。フロント・リアバンパー
スポイラー、リアウイング、エアロエンジンフードなども装備されており、初代NSXの本質的なデザイン言語が隅々まで再現されている点が高く評価されています。
NS660 のベース車両S660のエンジン性能
NS660のベースとなるS660には、S07A型660cc水冷直列3気筒DOHCターボエンジンが搭載されています。ホンダの売れ筋軽自動車「N-BOX」などと同じベースエンジンを使用していますが、S660専用に新設計された
ターボチャージャーを組み合わせることで、独自の性能特性が実現されています。
最高出力は64馬力、最大トルクは10.6kgfmで、これは軽自動車の馬力自主規制値に達する性能です。軽自動車というカテゴリーながら、本格的なスポーツカーとしての動力性能を備えています。注目すべきは、低中速域での力強いトルク特性です。ターボチャージャーが低回転から効き始めることで、S660専用チューニングでは2,600rpmで最大トルクを発生させます。
トランスミッションはCVT車と6速
マニュアル車が用意されており、ドライバーの好みに応じて選択できます。CVT車にはSPORTスイッチが搭載されており、ONにするとアクセルレスポンスが向上し、よりダイレクトな走りを体験できるように工夫されています。
NS660 の走行性能とテスト結果
NS660は単なる見た目のカスタムに留まらず、走行性能にも力が入れられています。2025年4月の
富士スピードウェイでのテストでは、雨天のコンディション下で2分21秒のタイムを記録しました。この成績は、S660ベースのカスタムモデルとしては極めて優秀な結果であり、開発チームの走行性能へのこだわりが伝わってきます。
さらに、NS660は軽自動車を主体とした耐久レース「K4-GP」にも参戦し、話題を集めています。実際のレース環境での走行テストを通じて、車両の信頼性と性能がさらに磨き上げられています。ベースとなるS660は、MR(ミッドシップ・リアドライブ)レイアウトを採用していることで、軽自動車とは思えない高い旋回性能を実現しています。これらの要素が組み合わさることで、NS660は見た目だけでなく、走りの質においても本格的なスポーツカーとしての価値を有しています。
NS660 の販売形態と購入選択肢
NS660は、ユーザーのニーズに合わせた2つの販売形態が用意されています。まず「ボディキット単体」は未塗装FRP製ボディキット一式に、NSXのテールランプとヘッドライトを含むセットで、143万円(税込)です。このプランは既存のS660オーナーを主なターゲットとしており、塗装・取付・配線加工はユーザー自身でカスタムショップへ依頼する前提となります。
一方「WONDER NS660パッケージ」は、より手軽にNS660を実現したいユーザー向けのフルサービスプランです。塗装、取付、配線加工、構造変更検査、登録まで全てが含まれ、価格は250万円(税込)です。全国への車両引き取りと納車にも対応しており、遠方からの購入も可能です。初回5台にはオプション設定のLEDウィンカーが無償で付属する特典も用意されています。
S660の中古車価格が約150万~250万円程度であることを考慮すると、コンプリートカーの総額は400万~500万円程度が一つの目安となるでしょう。独特のカスタムモデルでありながら、初代NSXの新車購入に比べれば圧倒的に手頃な価格で、憧れのNSXスタイルを実現できるという点が、多くのファンに支持されている理由の一つです。
NS660 のボディ構造変更と登録手続き
NS660は通常のS660よりもボディが拡幅されており、軽自動車規格(全幅1,475mm以下)を超える仕様です。そのため、登録時には普通車登録となります。この過程では「構造変更検査」という特別な検査手続きが必要となります。構造変更検査では、改造部分の安全性や合法性が厳格に審査されます。
NS660の購入を検討する際に重要なポイントは、このボディ拡幅による登録変更手続きです。WONDERのコンプリートカープランに含まれる「構造変更検査」は、この手続きをディーラーが一括で対応するものです。これにより、購入者は複雑な手続きを気にすることなく、安心してNS660を購入できる仕組みが整備されています。
ボディキット単体での購入を選択した場合、この手続きはユーザー自身の責任となります。カスタムショップなどと協力して、適切に登録手続きを完了させることが必要です。軽自動車から普通車への変更に伴う、ナンバープレートの変更や保険手続きなども別途対応が必要になる点を理解した上で、購入計画を立てることが大切です。
参考:ワイズスクエアとWONDERが開発・販売するNS660について、詳細なスペックと購入プラン情報
https://car-plaza123.com/mininsx/
参考:NS660が2025年1月の東京オートサロンで初披露されるまでの開発経緯と、その後の市販化プロセス
https://kuruma-news.jp/post/939887
参考:NS660のボディキット単体とコンプリートカーパッケージの価格体系と内容の違い
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/c9d432353036f50c804a52b424f24f0cd2315b0c/
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