日産・キャラバン マイルーム 車中泊快適インテリア

自然の中で自分のお部屋を持ち運べる日産キャラバン マイルームの秘密。最新の断熱性能と快適なベッド機能を備えた車中泊専用設計について、詳しくお伝えします。グレードやオプションなど、購入前に知っておくべき情報をご紹介していますが、あなたの理想の車中泊ライフはこのモデルで実現できるでしょうか?

日産・キャラバン マイルーム 車中泊快適

日産キャラバン マイルームとは
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自分の部屋を持ち運ぶ新発想

東京オートサロン2022でコンセプト車として初出展されました。ユーザーからの強い要望を受けて、2023年10月にカタログモデルとなる「ローンチエディション」がリリースされました。

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車中泊専用設計の完成度

自動車メーカーが純正で手がけた本格的な車中泊仕様車。ビルダーの一品物とは異なり、純正部品による確実な品質と充実したアフターサービスが特徴です。

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ホテルのような上質空間

明るい木目をふんだんに使った内装設計により、バンとは思えない高級感のある空間を実現。ミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣があります。

日産・キャラバン マイルーム 最新2025年モデルの改良内容

 

2025年10月に発表された改良版キャラバン マイルームは、快適性をさらに強化した重要なアップデートが施されました。12月15日の発売を予定する新モデルでは、ユーザーからの高い評価を受けた従来の機能に加えて、革新的な断熱技術と防音性能が搭載されています。

 

最大の改良ポイントは、ボディ全体に採用された新型断熱材です。アルミシート製の断熱材をボディサイドに配置し、特にルーフ部にはアルミシートに加えてウレタンシートのダブル構造を実装しました。この多層構造により、夏場の熱の侵入を効果的に遮断し、冬場の保温性も飛躍的に向上。雨天時の中泊では特に威力を発揮し、従来よりも格段に雨音が軽減されるようになりました。

 

カラーバリエーションも拡充されました。従来の人気色「サンドベージュ/ホワイト2トーン」に加えて、モノトーンのサンドベージュが新規設定されています。どちらもマイルーム専用色で、統一感のある高級感を演出します。全グレードで寒冷地仕様が標準装備されたことで、冬季の車中泊がさらに安心・快適になっています。

 

日産・キャラバン マイルーム 業界初の2in1シート革命

このモデルの核となる機能が「2in1シート」です。セカンドシート(2列目)に採用された業界初の技術で、表面と裏面で硬さの異なるクッションパッド構造を備えています。柔らかい側はリビングルームモードでのソファーのようなくつろぎ感を、硬い側はドライブモードやベッドルームモードでの身体をしっかり支える機能性を実現します。

 

シートは5:5の左右分割構造になっており、一人がリビングルームモード、もう一人がベッドルームモードというように、個別のアレンジも自由自在です。モード変更やシートスライドの操作は軽い力で可能で、複雑な手順が不要な点が実用的です。このシートだけのために日産が特別設計したものであり、他の市販車には存在しない専有技術となっています。

 

日産・キャラバン マイルーム ベッド機能と空間アレンジ

車中泊の快適性を左右するベッド選択肢として、2種類が用意されています。「跳ね上げ式ベッド」は、壁面に収納されたベッドを中央上部のフックを外すだけでワンアクションで下ろせる仕様。ダンパーが装着されているため、押さえていなくてもスムーズかつ静かにベッドメイキングが完成します。2in1シートをベッドルームモードにして、このベッドをつなげば、広々としたダブルサイズ相当のベッドが即座に完成します。

 

「折りたたみベッド」の場合は、2枚のボードを並べてベッドにしたり、折りたためば椅子として使えるため対座も可能です。壁面に収納時はすっきり納まり、スペース効率が優れています。どちらのベッドもスライド式テーブルと組み合わせることで、前部から後部まで4箇所でロック固定でき、走行中も安全です。

 

シートアレンジの汎用性が高く、リビングルームモードではソファに腰掛けてコーヒーを飲んだり、ダイニングルームモードでは2人が対座して食事や仕事ができます。一つの空間で多彩な時間の使い方ができるという利点が、従来のキャンピングカーと大きく異なるポイントです。

 

日産・キャラバン マイルーム オプション・カスタマイズの充実度

マイルームの個性を引き出すために、充実したオプション設定が用意されています。車内カーテン、ウッドブラインド、ロールスクリーン、スポット照明付き木目調ルーフパネル、AC100V電源など、ベースグレードではオプション扱いのアイテムが数多くあります。最上級の「GRAND プレミアム GX」グレードではこれらが標準装備されますが、下位グレードでは購入時に検討が必要です。

 

特に注目したいのがポータブルバッテリーの存在です。日産リーフの使用済みバッテリーを再利用した「ポータブルバッテリー from LEAF」は、エンジンを切った状態でもエアコンのブロアーファンを動作させ、車両後部のダクトから車内の空気を常時排出できます。夜間の車中泊で発生しがちな車内の空気よどみを解決する画期的なソリューションです。170,500円のオプション価格ですが、快適性を大幅に向上させます。

 

架装オプションとしてはマイルームフロントシートカバーがあり、セカンドシートと統一したヘリンボーン生地を採用して、インテリア全体に統一感と温もりをもたらします。カーサイドタープ(43,560円)、LEDグリルイルミネーション(49,580円~)、アルミホイール(158,708円~)など、外観や機能をカスタマイズするオプションも豊富です。

 

日産・キャラバン マイルーム グレード選択のポイント

現在のラインアップでは「GRAND プレミアム GX マイルーム」がベースとなっており、複数のグレード展開がされています。2025年改良版の価格は576万5,100円~749万8,700円の幅で設定されています。この幅の大きさは、ベッド仕様(跳ね上げ式 vs 折りたたみ式)、エンジン選択(ガソリン vs ディーゼル)、駆動方式(2WD vs 4WD)、そしてオプション装備の組み合わせによるものです。

 

ガソリンエンジンは直列4気筒2.0リッターの「QR20DE」で最高出力130PS、ディーゼルエンジンは直列4気筒2.4リッターの「4N16」で最高出力132PS・最大トルク370Nm。ディーゼルは低回転での大きなトルクが特徴で、積載重量が増すマイルームには最適な選択肢です。ただし4WD車はディーゼルのみの設定となります。

 

全長4,695mm×全幅1,695mm×全高1,975mmというコンパクトなボディサイズにより、4ナンバーサイズでの登録が可能という利点があります。これにより軽自動車税に近い税負担で、ミニバン以上の居住空間を確保できるのです。車両重量は1,970kg(ガソリン2WD)~2,220kg(4WD)で、架装パーツの重さが走行安定性向上に寄与しています。

 

日産・キャラバン マイルーム 居住快適性の秘訣と細部への工夫

内装設計における細部の工夫が、居住性の高さを実現しています。壁面には蓋付きの収納が設置され、散らばりやすい小物類をスマートに収納できる設計になっています。床面にはスポンジが挿入された構造になっており、走行中の軋み音を低減。住宅建築のプロからも「造りがキレイ」と高く評価されるほどの品質です。

 

木目調ルーフパネルにはスポット照明が埋め込まれており、調光機能により昼間と夜間で異なる雰囲気を演出できます。間接照明のムードが、単なる車内という感覚を払拭し、本当に自分の部屋にいるような心理的な効果をもたらします。戸棚の取っ手は住宅用より格段に丈夫で、カラビナなどで重いギアを吊り下げても傷みません。

 

ベッド生地には耐久性の高いツイード調織物が使用されており、通常のベッドとは異なる厚みと質感があります。日産純正部品として部品番号で注文できるため、万が一破損した場合もビルダー製と異なり確実に修理できます。これは純正ならではの大きなメリットであり、長く愛用するうえで重要なポイントです。

 

換気システムの工夫も見落としやすいながら実用的です。通常、車中泊では運転席の窓を少し開けるといった対処が一般的ですが、マイルームでは前席上部に換気用のダクトが配置されています。ポータブルバッテリーを接続することで、エアコンのブロアーファンを使用して車内の空気を後部から排出し、常時換気を実現します。

 

日産公式サイト マイルーム仕様・グレード詳細ページ(最新グレード情報・装備一覧・特装内容を確認できます)
WEB MOTOR MAGAZINE キャラバンマイルーム仕様変更記事(2025年改良版の断熱・遮音性能向上について詳しく解説)
MOTOR MAGAZINE キャラバンマイルーム進化内容(安全装備追加・寒冷地仕様標準化などの詳細)

 

 


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