三菱アウトランダーphev中古でリセール価値とバッテリー劣化

プラグインハイブリッドの中古アウトランダーphevを購入する際に知っておくべき、GG系とGN系モデルの違い、バッテリー劣化のリスク、そして本当の買い時とは何かをご存知ですか?

三菱アウトランダーphev中古でリセール価値とバッテリー劣化

中古アウトランダーPHEV購入ガイド
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価格帯と市場動向

2024年時点で、アウトランダーPHEVの中古車相場は140万円~450万円と幅広い。新型GN系モデル(2021年12月以降)は400万円以上で高値安定、旧型GG系(2013~2021年)は150万~300万円で流通している。

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バッテリー保証制度

初度登録後8年以内かつ走行距離16万km以内で、駆動用バッテリー容量が70%を下回った場合、無償で修理・交換が可能。中古車購入時でも保証継承されるため、点検記録簿の確認が重要。

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劣化リスク管理

走行距離が短いほどバッテリー劣化は少ない傾向。急速充電の頻繁な使用は避けるべき。定期的な点検整備を受けている車両の方が、バッテリー管理がされている可能性が高い。

アウトランダーphev中古購入時の年式選択戦略

 

三菱アウトランダーPHEVは2013年の初代デビュー以来、2021年12月にフルモデルチェンジを経験しました。中古市場ではこのモデルチェンジが大きなポイントとなります。GG系と呼ばれる初代モデルは、現行のGN系と比べて装備や性能は劣るものの、価格面でのメリットが大きいのが特徴です。

 

新型GN系は最新の安全機能や走行性能を備えており、新車価格が高いだけに中古市場でも高値を維持しています。一方、GG系モデルはリセールバリューが低下しているため、コストパフォーマンスを重視する購入者にとって割安感があります。実際に2015年~2021年式のGG系モデルは、新型の登場によって値下げされているため、狙い目とされています。

 

ただし、年式が古いほどバッテリーの劣化リスクが高まるため、購入前の徹底的なバッテリー状況チェックが必須です。中古車販売店で公開されているバッテリー診断結果を確認し、容量が80%以上残存している車両を選ぶことが重要になります。

 

アウトランダーphev中古でのバッテリー劣化の実態

駆動用リチウムイオンバッテリーの劣化はアウトランダーPHEVの中古購入時に最も懸念されるポイントです。複数の使用者報告によれば、6年使用で初期の走行可能距離から大幅に低下するケースが報告されています。

 

バッテリー劣化の速度は使用パターンに大きく左右されます。特に急速充電を頻繁に利用する車両は劣化が加速します。一方、自宅で普通充電をメインとしている車両は相対的に劣化が緩やかです。温度環境も重要で、高温下での充放電を繰り返すと劣化が進みやすくなります。

 

中古車購入時には、点検整備記録簿を確認して定期点検の履歴があるかどうかが重要です。きちんとメンテナンスされている車両は、バッテリー管理も適切に行われている可能性が高いです。また、三菱の公式認定中古車や第三者機関による品質評価書が付いている車両は、バッテリーを含む詳細な診断が行われているため、相対的に安心できます。

 

アウトランダーphev中古の走行距離と購入判断ポイント

アウトランダーPHEVの中古購入では、走行距離が非常に重要な判断要素になります。1万km以下の低走行車は450万円以上で取引されることもありますが、5万km超える車両では200万円~300万円台に価格が下がります。

 

バッテリー劣化という観点から見ると、使用頻度が高い車両より、使用頻度が低い低走行車の方がバッテリー劣化が少ないとは限りません。むしろ、適切に充放電を繰り返している車両の方が、バッテリーの活性が保たれている場合があります。ただし、極端に走行距離が短いのに経過年数が長い場合は、長期間充電されずに保管されていた可能性があり、バッテリーの固化を懸念する必要があります。

 

現在の中古市場では、2~3年落ちで走行距離2~3万km程度の車両が、品質と価格のバランスが最も取れていると言えます。新型GN系なら370万~420万円、旧型GG系なら190万~250万円程度が相場となっています。

 

アウトランダーphev中古でのグレード選択と装備の関係性

アウトランダーPHEVのグレードは大きく「G」「Gプラスパッケージ」「Gプレミアムパッケージ」「P」に分かれており、中古市場でもこの価格帯差が保たれています。

 

基本グレードの「G」は必要最小限の装備に抑えられていますが、中古市場では割安感があります。一方、「Gプレミアムパッケージ」以上は本革シートやプレミアムオーディオシステムなどの高級装備が備わっており、新車時の価格差が中古でも保たれる傾向があります。

 

購入時の注意点として、人気のカラーや装備がついた車両は相対的にリセール価値が高くなります。ホワイトダイヤモンド、ブラックダイヤモンド、シルバーなどは需要が高く、黒革シートやBOSEサウンドシステムが装備されている車両も高値で取引されます。反対に、マニアック色やシンプル装備の車両は価格が下がりやすいため、購入時にはお得である一方、将来売却時に損失が大きくなる可能性があります。

 

アウトランダーphev中古でのメンテナンスコストと修理対応

アウトランダーPHEVの中古購入で見落としやすいポイントがメンテナンスコストです。通常のガソリン車と異なり、ハイブリッドシステムの複雑さから修理費用が高くなる傾向があります。

 

駆動用バッテリーに関する修理は高額になりますが、8年以内の保証対象であれば大きな心配は不要です。しかし、保証期間を超えた場合の交換費用は数十万円に及ぶ可能性があります。一般的な消耗品であるタイヤやブレーキパッドは通常のSUVと同程度ですが、ハイブリッド特有のシステムであるモーター、インバーター、充電システムの故障は修理代が高額になります。

 

中古購入時には、車両本体価格だけでなく、今後のメンテナンス費用がどの程度必要かを見積もることが重要です。特にバッテリー交換費用の目安を確認しておくと、購入判断に役立ちます。三菱の公式サイトや中古車販売店で、メンテナンス計画や費用について相談することをお勧めします。

 

参考:アウトランダーPHEVのバッテリー保証と中古車購入についての詳細は三菱モーターズ公式サイトで確認できます。

 

三菱中古車情報サイト
参考:カーセンサーやグーネットなどの大手中古車サイトでは、アウトランダーPHEVの最新相場情報と走行距離別の価格推移が掲載されています。

 

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