GTRパトカー トミカの実車とモデル化の魅力

栃木県警の最強パトカーGTRとトミカシリーズの関係を知っていますか?実車のスペックやモデル化の背景、そして過去モデルとの違いまで、自動車マニア必見の情報をお届けします。

GTRパトカー トミカとして復活

GTRパトカーとトミカの関連性
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栃木県警で活躍するGTRパトカー

栃木県警に配備された日産 GT-R R35型パトカーは、県内の男性から寄付されたもので、2018年6月から現役で活動しています。このパトカーは高速隊に配属され、高速道路での交通取締やイベント広報に使用されています。

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トミカNo.105の誕生背景

トミカシリーズは栃木県警のこのGTRパトカーを実車モデルとしてミニカー化しました。トミカNo.105 日産 GT-R パトロールカーには栃木県警の文字がしっかり入れられており、実車の2017年モデルを再現しています。

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実車GTRパトカーの高性能スペック

エンジンは3.8リットルのV型6気筒ツインターボで、最高出力は404kW(550ps)。最大トルクは632Nm、トランスミッションは6速AMT、最新型は2018年モデルのピュアエディション仕様です。

GTRパトカーが栃木県警に配備された理由

 

栃木県警がスーパーパトカーを導入した背景には、県内を走る東北自動車道の存在が大きく関わっています。1972年にマスタングが導入された当時、東北自動車道の岩槻IC~宇都宮IC間が開通したばかり。この高速道路は直線が多く、高速度域での交通違反が増加することが予見されました。そのため、違反車両に追いつける高性能車が必要とされたのです。

 

さらに2022年10月12日からは、栃木県内の佐野藤岡IC付近で最高速度が120km/hに引き上げられ、ますます交通違反の高速化が見込まれています。このような背景から、GT-Rパトカーは単なるパフォーマンス表示ではなく、事故や違反を抑止・未然に阻止するという実務的な役割を担っています。栃木県警は国内で最も多くのスーパーパトカーを配備している警察本部として知られており、このGT-Rの他にもフェアレディZ NISMOやホンダNSX、レクサスLC500などが配備されています。

 

GTRパトカー トミカの詳細なモデル化

トミカNo.105 日産 GT-R パトロールカーは、実車のスペックを精密に再現しています。使用されているGT-Rは2018年モデルのピュアエディション仕様で、トミカでもこの仕様を忠実に表現。ベースとなるトミカNo.23 日産 GT-Rと同様の新金型を用いており、実車の2017年モデルと2018年モデルの外観上の差異はわずかなため、ミニカーと実車を比較しても違和感がありません。

 

パッケージには栃木県警の文字が記載され、白と黒のパトカーカラーに赤色灯が備わっています。ミニカーながら、実車の屋根に装備されている防雪カバーも表現されており、細部へのこだわりが感じられます。また、トミカシリーズ内でも「型式(BNR34など)を商品名に含む」という特殊なラインナップ配置がなされており、これはレギュラーラインナップでは非常に珍しい扱いです。

 

GTRパトカーの歴代モデルとの違い

GT-Rのパトカー化は、単にR35型で初めてのことではありません。埼玉県警ではBNR34型のスカイラインGT-Rパトロールカーが現役で活躍しており、こちらもトミカNo.1として商品化されています。BNR34は既にモデルチェンジ・廃止された車種ですが、パトカーとしてはまだ現役。近年のトミカでは、モデル廃止後もパトカーとして活躍する車両の新金型登場が増えており、車のモデルサイクル長期化を反映した傾向となっています。

 

R35型とBNR34型のGTRパトカーでは、外観デザインに顕著な差異があります。R35型は2017年以降、Vモーショングリルが採用され、全体的に細部にわたって形状変更されました。全長も延長され、空気抵抗削減やダウンフォース向上、冷却性能の高性能化に貢献するデザインとなっています。一方、埼玉県警のBNR34は1990年代のデザインを保持し、懐かしさを感じさせる魅力があります。両者ともトミカシリーズで商品化されており、コレクターにとっては二台の異なるGTRパトカーの性能比較が可能です。

 

GTRパトカー トミカが人気を集める理由

トミカNo.105 日産 GT-R パトロールカーが自動車ファンの間で注目を集める理由は複数あります。まず、栃木県警のスーパーパトカーという日本でも珍しい実車が存在すること。次に、トミカシリーズでも数少ない「新金型による現役パトカーの商品化」という背景。さらに、ミニカーとしての精密さと実車への忠実度が高いという点です。

 

また、このGT-Rパトカーは「1台しか存在しない」という希少性も魅力です。通常、パトカーは各都道府県に複数台配備されるものですが、この日産GT-Rはその例外。栃木県警の個性的な警察活動を象徴するアイテムとして、自動車趣味の人々だけでなく、警察グッズコレクターからも需要があります。さらに、パトカーとしての実績が豊富で、各種イベント出展時の写真や動画がメディアで紹介されることで、トミカの話題性も高まっています。

 

GTRパトカー トミカと関連する他のパトカーシリーズ

トミカのパトカーシリーズは多様で、GT-Rパトロールカーの他にも様々な警察車両がラインナップされています。トヨタ クラウン アスリートやマツダ CX-5などの一般的なパトカーから、スズキ エブリイなどの軽自動車パトロールカーまで、実務的なバリエーションが豊富です。

 

特に注目は、トミカ50周年記念モデルの一環として登場した「日産 GT-R(ゴールド)」と「日産 GT-R(シルバー)」。これらは通常のポケットトミカサイズながら、50周年特別記念デザインで、コレクター人気も高くなっています。さらに、警察関連のセット商品「ポケットトミカ 最強!警察署本部」には、複数のパトカーが同梱されており、GT-Rパトロールカーとともに展示・比較できる仕組みになっています。

 

一部の限定版では、マクドナルドコラボレーション商品として、NISSAN GT-R BNR32のパトロールカー非売品版も存在。こうした限定品の存在が、トミカコレクターの収集意欲を刺激し、GTRパトカーシリーズ全体への関心を高めています。

 

 

Motor Fan「覚悟しろ! GT-Rのパトカーに追われたら、もう逃げ切れないぞ」は、栃木県警のGT-Rパトカーの実車スペック、開発背景、スーパーパトカー導入の歴史について詳しく解説しており、トミカ化の背景理解に最適です。
トミカブログ「トミカ No.1 日産スカイラインGT-R (BNR34) パトロールカー」は、埼玉県警の旧型GTRパトカーとトミカ化についての詳細情報と、R35型との比較ポイントが記載されています。

 

 


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