金属コーティングガラスの車は、付けても警報が鳴らないことがあります。
ユピテルのレーダー探知機には、大きく分けて「ワンボディタイプ」「セパレートタイプ」「ミラータイプ(ミラー型)」の3種類があります。このうちミラー型は、純正ルームミラーの上から被せて取り付けるタイプで、機器がミラーに一体化するため、ダッシュボード周りがすっきりと整理できます。見た目を重視する車好きや、配線の露出を最小限にしたいユーザーから根強く支持されています。
ミラー型の液晶画面は、ハーフミラー加工(または全面ミラーとして切り替え可能)になっており、電源が入っていないときはただのルームミラーとして機能します。ユピテルの代表的なミラー型モデルでは、3.2インチのフルカラーMVA液晶を搭載しています。画面サイズはスマートフォン(約5〜6インチ)より小さいですが、視線移動を最小限に抑えた配置のため、走行中の確認がしやすい設計です。
ワンボディ型やセパレート型と比較したとき、ミラー型が特に優れている点は「視認性と一体感」です。フロントガラスに貼り付ける通常タイプと違い、運転の妨げになりにくく、助手席からの視界も塞ぎません。つまり運転席の快適性が上がるということですね。
一方で、取り付けの制約があることも覚えておく必要があります。ユピテルの公式仕様では、純正ルームミラーのサイズが幅52mm以上・88mm以下のものに対応しています。また、曲面があり専用フックがかからない形状のミラーには取り付けできません。購入前にルームミラーの形状を必ず確認することが基本です。
| タイプ | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| ミラー型 | ルームミラーに一体化、スタイリッシュ | 見た目重視・配線を隠したい |
| ワンボディ型 | コンパクト・取り付け簡単 | 手軽に導入したい |
| セパレート型 | 本体とアンテナが分離・設置自由度高 | 受信感度を最優先にしたい |
最近の速度取締機は、従来のレーダー波だけでなく「レーザー光(光電式)」を使ったものが増えています。これは非常に重要なポイントです。旧型のレーダー探知機はレーダー波のみに対応しており、レーザー式の取締機に対しては警報を発することができません。実際に運転していてもまったくアラートが鳴らない、という状況が起こり得るわけです。
ユピテルの最新レーダー探知機では、レーザー式移動オービス「LSM(Laser Speed Meter)」や、新周波数を含むKバンドレーダー波可搬式取締機「MSSS(Mobile Speed Surveillance System)」、さらに業界初対応となった最新型「JMA-520」「JMA-401」にまで完全対応しています。この対応範囲の広さが、ユピテルの最大の強みといえます。
また、固定式オービス(自動速度違反取締装置)はGPSデータとの連携で警告します。GPSデータは毎月更新されるため、新設されたオービスや撤去されたポイントにも素早く対応できます。データ更新を怠ると、実際には取締機がない場所で頻繁に誤警報が鳴る、あるいは逆に新設オービスを見逃すリスクが出てきます。これは痛いですね。
古いレーダー探知機を長年使い続けている場合、現行の取締機に対してまったく対応できていない可能性があります。数年前のモデルはMSSS・レーザー非対応であることが多く、実質的に機能していないも同然のケースもあるため、機種の世代確認は必須です。
参考:稼働中のMSSS・JMA対応モデルの状況はこちらで確認できます。
都道府県別のKバンドレーダー式小型移動オービス MSSS、JMA-520の稼働状況まとめ(car-accessory-news.com)
購入してから後悔しないために、取り付け前に必ず確認しておきたいポイントがいくつかあります。意外と見落とされがちですが、これを知らずに買うと大きな損になります。
まず確認したいのは「車のフロントガラスの種類」です。一部の車種、特に欧州車や国産の上位グレード車には「金属コーティング系の耐熱ガラス(熱線反射ガラス)」が採用されています。このガラスは電波の透過率が著しく低く、GPS衛星からの電波を受信できないことがあります。つまり、ミラー型を取り付けてもGPS測位ができず、GPS連動の速度警告機能がほとんど機能しない状態になりえるのです。ユピテル公式も使用上の注意として明記しています。
次に確認したいのが「軽自動車かどうか」という点です。ユピテル公式の取り付け条件によると、軽自動車やフロントガラス接着型の車種では、ルームミラーへの取り付け強度が不足し、本体の落下・破損の原因になるとされています。特に走行中の振動で角度がずれたり、ミラー自体が傾くリスクもあります。確認が条件です。
また、ミラー型を装着すると「純正ルームミラーの防眩(ぼうげん)機能」が使えなくなる点も重要です。防眩機能とは、夜間に後続車のヘッドライトが眩しいときに自動で反射率を下げてくれる機能です。ミラー型を重ねることでこの機能が働かなくなるため、夜間の高速道路などで眩しさを感じやすくなる可能性があります。
さらに、本体が車体の天井より内側に入ってしまうと電波を受信しにくくなる場合もあります。これは本体の位置が窓から離れ、電波の受信角度が悪くなるためです。取り付け後に動作確認をしておくことが大切です。
参考:ユピテル公式による取り付け条件・注意事項が詳しく記載されています。
GPS&レーダー探知機 GWM75sd 仕様・取り付け条件(Yupiteru公式)
レーダー探知機を買って満足してしまい、その後一度もデータ更新をしていない、というケースは決して少なくありません。しかし、データを更新しないままでは「誤警報が増える」「新設オービスを警告できない」という2つのリスクが同時に発生します。これは使えないということですね。
ユピテルのGPSデータ(オービスデータ)は毎月更新されています。更新方法は主に2つあります。1つ目は、別売りの無線LAN内蔵SDカードを使って本体から直接Wi-Fi更新する方法です。エンジンをかけた瞬間に自動でデータをダウンロードできる機種もあり、操作の手間がほぼゼロになります。2つ目は、パソコンでユピテルの会員サービス「ity.クラブ」にアクセスし、microSDカードにデータを書き込んでから本体に差し込む方法です。
「ity.クラブ」では「年会費プラン(データ年1回分)」や「35日間限定プラン」など複数のプランが用意されており、料金は990円〜(税込み)程度からとなっています。更新を「ここぞ」のタイミングでしか行わない場合は35日間プランが使い勝手よく、毎月欠かさず最新状態を維持したい場合は年会費プランが割安です。
誤警報対策という点では、ユピテルは特許機能「iDSP(インテリジェント・デジタル・シグナル・プロセッシング)」を搭載しています。これにより、自動ドアや防犯センサー、信号機脇の車両計測機など、速度取締以外の電波源によるノイズを大幅にカットします。最新モデルでは、特定車両や自動販売機が発するKバンド誤警報を約85%カットするとユピテルは公式に発表しています。
誤警報が多すぎると「狼が来た」状態になり、本当の警報を見逃してしまいます。誤警報のカット性能は機種選びの重要な基準の一つです。
参考:ユピテルの会員データ更新サービス「ity.クラブ」の詳細はこちら。
多くのユーザーは「ミラー型レーダー探知機はオービスを警告するもの」と捉えています。しかし、OBD2(オービーディーツー)アダプターを接続すると、その活用範囲は大きく広がります。これは使えそうです。
OBD2とは、車両の自己診断コネクターのことです。1996年以降に製造されたほぼすべての乗用車に装備されており、助手席足元付近に専用ポートがあります。ユピテルのミラー型に対応したOBD2アダプター(OBD12-M、定価約5,696円+税)を接続すると、レーダー探知機の画面でエンジン水温・バッテリー電圧・エンジン回転数・燃費・車速などのリアルタイムデータを表示できるようになります。
車速のGPS誤差を補正する精度向上効果もあります。GPS単体での車速測定には数km/hの誤差が生じることがありますが、OBD2経由で取得した車速データは車両ECUから直接取り出したものであるため、より正確な自車速度を表示できます。特にトンネルの中や高層ビルが密集するエリアでGPS信号が弱まるシーンでも、OBD2接続があれば速度の誤表示を抑えられます。
車好きにとっては、エンジン水温のモニタリングが地味に助かります。たとえば夏場の渋滞中にオーバーヒート傾向がないかチェックしたり、冬場のエンジン暖気が完了しているかを確認したりと、サブメーター的な使い方ができます。
注意点として、OBD2コネクターを使う他の機器(ETC車載器など一部機種)と同時使用はできません。また、アダプターを初回接続すると本体の起動に数分かかる場合があります。接続前に適合車種を確認することが条件です。
参考:OBD2アダプターの適合車種一覧はこちらで確認できます。

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