名義変更 自動車 必要書類と費用 手続き方法

自動車の名義変更では印鑑証明や譲渡証明書などの書類が必要で、陸運局での手続きには費用も発生します。トラブルを避けるためにも正しい手順を理解していますか?

自動車の名義変更手続き

自動車の名義変更の基本情報
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必要な書類

車検証、印鑑証明書、譲渡証明書など複数の書類を準備する必要があります

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手続き費用

登録印紙代500円、車庫証明2,500円、ナンバープレート代1,500円程度が発生します

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申請場所

新所有者の使用場所を管轄する陸運局(運輸支局)で手続きを行います

自動車の名義変更に必要な書類一覧


TOYOTA86

 

自動車の名義変更には複数の書類が必要です。まず旧所有者が用意する書類として、車検証の原本、発行日から3ヶ月以内の印鑑証明書、実印を押印した譲渡証明書、実印を押印した委任状が必要になります。譲渡証明書には旧所有者の印鑑証明書の住所と氏名を記入し、実印を押印する必要があります。
参考)自動車の名義変更に必要な書類『イラストかんたん解説』

新所有者が用意する書類としては、発行日から3ヶ月以内の印鑑証明書、発行日から1ヶ月以内の車庫証明書、実印または実印を押印した委任状が求められます。車庫証明は管轄の警察署で取得する必要があり、申請から交付まで3~7日程度かかることを考慮して、余裕を持って準備しましょう。
参考)名義変更の必要書類

当日陸運局で作成する書類には、申請書(OCRシート第1号様式)、手数料納付書、自動車税申告書があります。これらの用紙は陸運局の売店で入手でき、記入に不安がある場合は窓口で確認しながら作成できます。
参考)陸運局で名義変更!バーチャルツアー!【普通自動車編】

自動車の名義変更手続きの費用内訳

自動車の名義変更を自分で行う場合、必要な費用は合計で4,000~5,000円程度です。最も基本となるのが移転登録手数料で、普通車の場合は500円の登録印紙代が発生します。この印紙は手数料納付書に貼り付けて、登録の申請書類と一緒に提出します。
参考)自動車の名義変更に必要な費用

車庫証明の取得費用は都道府県により多少異なりますが、おおよそ2,500円前後です。内訳は申請時の手数料が2,000円程度、車庫証明を受け取るときの保管場所標章手数料が500円程度となっています。軽自動車の場合は500円ほどの手数料で済みます。
参考)クルマの名義変更の費用はいくら?自分で手続きする場合&代行料…

管轄転入によりナンバープレートが変更になる場合は、ナンバープレート代として1,500円前後が必要です。ペイント式のナンバープレートであればこの金額ですが、字光式の場合は3,000円程度、希望ナンバーの場合は5,000円程度の費用がかかります。​
自動車の名義変更に必要な費用の詳細(費用計算の参考)

自動車の名義変更を陸運局で行う手順

陸運局での名義変更手続きは、平日の午前8時45分から午後4時頃まで受け付けています。土曜日・日曜日・祝日は休業日となるため注意が必要です。ナンバープレートが変更になる場合は、その自動車に乗って陸運局に出向く必要があります。
参考)【自分で手続き】陸運局(運輸支局)での名義変更手続き手順

まず陸運局に到着したら、売店で申請用紙一式と登録印紙を購入し、必要事項を記入します。この作業が名義変更手続きの中で最も大変な部分とされており、聞きなれない用語が出てくるため、前もって記入を済ませておくとスムーズです。​
近畿管轄では先にナンバープレートを外して返却し、手数料納付書に返却印を押してもらいますが、関東管轄では絶対に先に外してはいけません。書類提出後、交付された車検証の記載事項に間違いがないか必ず確認しましょう。週末、月末、年末、年度末は混雑するため、通常15~30分で終わる手続きが1時間程度かかる場合もあります。
参考)相続に伴う車の名義変更の手続きとは?流れ・かかる時間などを紹…

陸運局での名義変更手続きのバーチャルツアー(手順の詳細)

自動車の名義変更期限と罰則

自動車の名義変更は、所有者が変わった日から15日以内に完了させなければならないと道路運送車両法第13条で定められています。この期限は、買取業者への売却、個人間売買、家族や親族からの譲渡、相続など、所有者が変わる全てのケースに適用されます。
参考)車の名義変更はいつまで?期限・必要書類・流れを徹底解説

期限を過ぎてしまうと、道路運送車両法第109条により50万円以下の罰金が科される可能性があります。ただし実際には悪質な場合を除き、いきなり罰金が科されるケースは少ないですが、法律で定められている以上、速やかに手続きを行う必要があります。
参考)車の名義変更15日過ぎたらどうなる?手続きの方法や必要書類も…

名義変更を怠ると、自動車税の納税通知書が前所有者に届いてしまい新所有者が納税できない、自賠責保険の更新案内が届かず気づかないうちに保険が切れる、交通違反の通知が前所有者に届くなど、様々なトラブルの原因となります。また名義変更が済んでいない状態では車検を受けることができず、合法的に車を走らせることができなくなります。
参考)クルマの名義変更はどのくらいの期間でできる?手続きの期限・手…

自動車の名義変更でよくあるトラブル事例

自動車の名義変更に関するトラブルで最も多いのが、売却後にいつまで経っても名義変更がされないケースです。特に個人間売買では、買い手が名義変更をしてくれないという悪質なケースもあり、名義変更が行われないと車の所有者は売り手のままになってしまい、自動車税の納付請求や違反金の督促が届く可能性があります。
参考)車の名義変更で良くあるトラブルと注意点|車の査定・買取ナレッ…

書類が揃わず名義変更ができないトラブルも頻発しています。特に車庫証明の取得には3~7日程度かかることが多く、どちらかが書類を揃えるのに時間がかかってしまい、なかなか名義変更できないケースがあります。印鑑証明書は発行日から3ヶ月、車庫証明書は1ヶ月程度と書類によって有効期限があるため、タイミングを合わせて準備する必要があります。
参考)https://221616.com/satei/kojinbaibai/pro-con/

意外なトラブルとして、旧所有者の住所が車検証の記載と異なっている場合があります。この場合、住所のつながりを証明する住民票や戸籍の附票が追加で必要になり、手続きが複雑化します。またローン完済後の所有権解除の手続きを忘れているケースもあり、クレジット会社の印鑑証明書や委任状、譲渡証明書を取得する必要が出てきます。
参考)クレジット会社の印鑑証明書・委任状・譲渡証明書等を受け取られ…

車の名義変更でよくあるトラブルと注意点(トラブル事例の詳細)

自動車の名義変更を代行依頼した場合の相場

名義変更手続きを行政書士に依頼する場合、費用は通常1万5,000円から6万円程度かかります。依頼内容によって費用は変動し、例えば陸運局での相続手続きが1万円、車庫証明の取得代行が別途費用として加算されます。
参考)自動車の名義変更を代行するメリットとは?費用や必要書類を紹介…

ディーラーや中古車販売店に代行を依頼する場合も、同様に代行手数料が発生します。車庫証明の取得代行と名義変更手続き代行を合わせて依頼すると、合計で3万円から5万円程度の費用がかかることが一般的です。時間的な余裕がない場合や手続きに不安がある場合は、専門家に依頼することで確実に手続きを完了させることができます。
参考)名義変更の費用

自分で手続きを行う場合と比較すると、代行手数料分だけ費用は高くなりますが、平日に陸運局へ出向く時間が取れない方や、書類作成に自信がない方にとっては、代行サービスの利用が有効な選択肢となります。ただし書類の不備があれば代行業者でもやり直しになるため、事前に必要書類を正確に揃えることが重要です。
参考)名義変更の方法・やり方

 

 


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