スバル エクシーガ クロスオーバー7の純正タイヤサイズは、全グレード共通で215/50R17が標準装着されています。この215/50R17というサイズは、タイヤ幅が215mm、扁平率が50%、リム径が17インチを意味し、タイヤ外径は約646mmとなります。ホイールサイズは17×7J、オフセットは+50mm、PCD(ホイールの穴ピッチ)は100mm、ホール数は5穴という仕様です。
参考)https://spectank.jp/whl/007104073.html
エクシーガ クロスオーバー7は2015年4月に発売され、2017年12月まで生産された7人乗りクロスオーバーSUVで、2.5L水平対象4気筒DOHCエンジンを搭載しています。車両形式はDBA-YAMで、4WD・アクティブスタイル・CVT、4WD・2.5i アイサイト・CVT、4WD・モダンスタイル・CVT、4WD・X-ブレイク・CVTなど、すべてのグレードで同一のタイヤサイズが採用されています。
参考)https://spectank.jp/tir/007104071.html
タイヤ交換の際には、このサイズを基準として選択することが重要です。純正サイズを維持することで、車両の設計通りの性能を発揮でき、アイサイトなどの運転支援システムも正常に機能します。
参考)【スバル エクシーガクロスオーバー7】タイヤ交換、アライメン…
エクシーガ クロスオーバー7のホイール規格を詳しく見ていきましょう。標準装着のホイールは17×7Jで、オフセット(インセット)は+50mmです。ホイールのPCDは100mm、ホール数は5穴となっており、これはスバル車で一般的な規格です。ホイールナットのサイズはM12×1.25で、19HEXの工具を使用します。
ホイールを交換する際には、これらの数値を正確に合わせる必要があります。特にPCDとホール数が異なるホイールは物理的に装着できません。オフセットが純正と大きく異なると、タイヤがフェンダーからはみ出したり、車体に干渉したりする可能性があるため注意が必要です。
参考)『スバル エクシーガ クロスオーバー7のタイヤ インチア..…
ホイールナットは1台分で20個必要となります。アルミホイールやスチールホイールを購入する際は、リム径、オフセット、リム幅に加えて、ホイールピッチ(PCD)や穴数、ハブ径にも注意を払う必要があります。
エクシーガ クロスオーバー7のホイールサイズ詳細(標準装着とオプション装着のホイール各部規格が確認できます)
エクシーガ クロスオーバー7は18インチや19インチへのインチアップが可能ですが、いくつかの注意点があります。18インチにインチアップする場合、推奨されるタイヤサイズは225/45R18または215/45R18です。ホイールサイズは18×7.5J、オフセットは+52mm程度が適合します。
タイヤ外径の比較を見てみましょう。
タイヤ外径が近いのは215/45R18で、純正との差が4mmと最小限に抑えられます。外径の変化が大きすぎると、速度計の表示にズレが生じ、アイサイトが正常に作動しない可能性があります。
参考)https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000770392/SortID=21118902/
19インチへのインチアップも可能で、推奨サイズは225/40R19でホイールサイズは19×7.5Jまたは19×8J、オフセットは+48〜+52mm程度です。ただし、19インチはタイヤの選択肢が限られ、価格も高くなる傾向があります。インチアップ時には、フェンダーへの干渉やタイヤのはみ出しがないか、実車で確認することが重要です。
エクシーガ クロスオーバー7は車重が1620kgと重く、重心も高いクロスオーバーSUVであるため、タイヤ選びは慎重に行う必要があります。タイヤには高い剛性が求められますが、剛性を重視しすぎると乗り心地が犠牲になってしまいます。
参考)エクシーガクロスオーバー7 モダンスタイル(スバル)[CVT…
おすすめのタイヤとして、グッドイヤー エフィシェントグリップRVF02が挙げられます。このタイヤはコンフォート性能に優れたミニバン・SUV用タイヤで、快適性と低燃費性能を両立しています。トレッド面には大きさが異なるブロックをランダムに配置し、路面の叩き音を分散させることでパターンノイズとピッチノイズを低減しています。また、全サイズで転がり性能「AA」を獲得しており、燃費面でも優れた性能を発揮します。
参考)エクシーガクロスオーバー7におすすめ!グッドイヤーのエフィシ…
タイヤ交換のタイミングは、残り溝が4〜3mmになった時点が推奨されています。スリップサインが出るギリギリまで使うのは危険です。また、新車装着タイヤを7年近く使用している場合は、溝が残っていてもゴムの劣化により交換が必要になります。
参考)【スバル エクシーガ クロスオーバー7 タイヤ交換href="https://www.taiyakan.co.jp/shop/yamagataminami/recommend/1889832/?recommend_tireamp;recommend_other_product_services" target="_blank">https://www.taiyakan.co.jp/shop/yamagataminami/recommend/1889832/?recommend_tireamp;recommend_other_product_servicesamp;アライメ…
エクシーガクロスオーバー7におすすめタイヤ(グッドイヤー エフィシェントグリップRVF02の装着事例と詳細レビュー)
タイヤ交換後のメンテナンスは、安全性と性能維持のために非常に重要です。新品タイヤに交換した後は、100km走行後の点検が推奨されています。これは、タイヤとホイールが馴染む過程でボルトの締め付けトルクが変化する可能性があるためです。
定期的な空気圧調整も欠かせません。適正な空気圧を維持することで、タイヤの偏摩耗を防ぎ、燃費性能も向上します。エクシーガ クロスオーバー7のような重量級のSUVでは、空気圧不足によるタイヤの偏摩耗が発生しやすいため、月に1回程度の空気圧チェックが理想的です。
アライメント調整も重要なメンテナンス項目です。タイヤの内側や外側が極端に減っている場合は、アライメントのずれが原因の可能性があります。特に段差を乗り越えた衝撃や縁石への接触などでアライメントがずれることがあるため、タイヤ交換のタイミングでアライメント調整を行うことで、新しいタイヤを長持ちさせることができます。
タイヤローテーションも定期的に実施することで、4本のタイヤを均等に摩耗させ、タイヤライフを延ばすことができます。一般的には5,000〜10,000km走行ごとのローテーションが推奨されています。
冬季のスタッドレスタイヤ選びでは、純正タイヤサイズの215/50R17を基準とすることが基本です。ただし、他のスバル車のタイヤが流用できるかという疑問もよく寄せられます。
例えば、スバルXVのタイヤサイズは225/55R17で、外径は約680mmとなります。これに対してエクシーガ クロスオーバー7の純正サイズ215/50R17は外径約646mmであり、差が34mm(約5%)もあります。このようにタイヤ外径が5%も大きくなると、はみ出しや接触の問題が生じる可能性があります。
さらに重要な問題として、速度計のズレが5%生じることでアイサイトが正常に作動しなくなる可能性があります。アイサイトは速度情報を基に制動距離や追従速度を計算しているため、タイヤサイズの変更による速度計のズレは安全性に直結します。
したがって、他車種のスタッドレスタイヤを流用する際は、タイヤサイズだけでなくホイールサイズも確認が必要です。ホイールについては、同じ17インチであればPCDやオフセットが適合すれば流用可能です。しかし安全性を考慮すると、エクシーガ クロスオーバー7専用の215/50R17サイズのスタッドレスタイヤを選ぶことが最も確実です。
スタッドレスタイヤ選びでは、SUV専用設計のモデルを選ぶと、重量のある車体をしっかり支え、雪道や凍結路面でも安定した走行が可能になります。