エブリイバン 中古 相場 年式別購入ガイド

エブリイバンの中古車購入を検討しているあなたへ。年式別の相場データ、走行距離による価格変動、グレード比較から購入時の注意点まで、失敗しない選び方を徹底解説。あなたにぴったりのエブリイバンを見つけるには、どの情報を優先すべきでしょうか?

エブリイバン 中古 相場 年式別ガイド

エブリイバン中古車の相場概観
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全体的な相場レンジ

2025年11月現在、エブリイバンの中古車相場は約19~390万円の範囲で取引されており、平均相場は120.4万円です

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最新年式の高値相場

2025年式(令和7年)は特に高値で、最大390万円に達するなど新型モデルの人気が継続しています

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旧型モデルの相場

2015年式以前のエブリイバンは30~100万円程度での取引が中心となり、コストを重視する購入者向けの選択肢が豊富です

エブリイバン 中古 年式別相場一覧

 

エブリイバンの中古相場は年式によって大きく異なります。グーネットの最新データによると、2025年式(令和7年)は875万円の平均価格、2024年式(令和6年)は941万円の平均価格となっており、最新型モデルほど高い相場が形成されています。

 

一方、2015年式(平成27年)は163万円、2014年式(平成26年)は132万円、2013年式(平成25年)は150万円となっており、5年から10年落ちのモデルでも適正な相場での取引が行われています。10年以上前のモデルになると、2011年式以前は平均521万円という高値設定もありますが、これは限定的な高グレード車や特殊装備車の影響です。実際には旧型エブリイバンの大多数は50~100万円程度の相場で流通しており、予算重視の購入者にとって魅力的な選択肢となっています。

 

カーセンサーのデータでも同様の傾向が確認でき、2025年以降の新型車は200~400万円台、2020年前後のモデルが150~250万円程度、2015年前後では100~200万円の相場が形成されています。このように年式による相場差は顕著であり、購入予算によって検討すべき年式の幅が自動的に決まります。

 

エブリイバン 中古 走行距離による価格変動メカニズム

走行距離はエブリイバンの中古相場に最も大きな影響を与える要因です。1万km以下の極低走行距離車は最大162.2万円の買取相場を記録していますが、これは同一年式で2万km走行の場合は204.2万円に上昇します。一見矛盾しているように見えますが、これは走行距離が極端に少ない車両(いわゆる未使用車)が逆に人気が限定的であることを示唆しています。

 

実際の相場変動は、走行距離が5万kmまでは緩やかな下落傾向を示し、5万~7万kmで一つの大きな節目を迎えます。5万km以下の車両が最大116.2万円の買取相場である一方、7万km~9万kmの車両は84.2万円~49.2万円へと急速に下落します。10万km以上の車両でも最大63.7万円の買取相場がありますが、これは「商用車として十分に活用できるレベル」という評価基準を反映しています。

 

グーネットのデータでは、0.05万km未満の超低走行距離車が1,084万円の平均価格で取引されているなど、商用車としてのエブリイバンは走行距離よりも年式や整備状態を重視する購入者層が存在することが伺えます。このため、走行距離5万km前後は「コストパフォーマンスと信頼性のバランスが最も優れたゾーン」として多くの専門家から推奨されています。

 

エブリイバン 中古 グレード・仕様による価格差と選択ポイント

エブリイバンとエブリイワゴンは同じシャシーながら、用途に応じて完全に異なる仕様に分化しています。バン(商用車)は4ナンバー登録で荷物積載を最優先とした設計がされており、リアシートは簡素なベンチタイプ、タイヤは12インチ、内装は鉄板剥き出しが基本となります。一方、ワゴンは5ナンバーの乗用車登録で、オートエアコン、電動ミラー、HIDヘッドライト、快適なシートなど乗員快適性を優先した装備が施されます。

 

これらの装備差が相場に反映され、ワゴンは43~380万円という相対的に高い相場帯を形成しているのに対し、バンは19~390万円の広い範囲での取引となっています。商用バンのグレード構成としては、基本的な「PA」グレード、装備が充実した「PCハイルーフ」、高級感を備えた「ジョイン」、特別仕様の「PAリミテッド」などが存在します。

 

グレード間の価格差は概ね10~30万円程度ですが、同じグレードであっても装備内容(ABS有無、CDプレーヤーの有無、ラジオのみか「ミュージックプレイヤー対応」か)によってさらに5~15万円の相場差が生じます。2025年式の新型モデルではPAリミテッドグレードで最高109.2万円の買取実績があり、基本的なグレードとの価格差は顕著です。したがって、用途に応じたグレード選択と、装備内容の事前確認が相場判断の重要なポイントとなります。

 

エブリイバン 中古 商用車の酷使歴と整備状態チェック必須項目

エブリイバンは「仕事の道具」として開発された経緯から、中古市場には配送業務で酷使された車両が大量に流通しています。この点がワゴンとの最大の違いであり、相場の不安定性の原因ともなっています。買取相場表では、同じ年式・走行距離でも個体差が極めて大きく、最高値と最低値の差が2~3倍に及ぶことも珍しくありません。

 

購入時には必ず確認すべき項目があります。第一にラジエータの水漏れです。配送での酷使によって冷却水漏れが発生し、オーバーヒートに至るとエンジン本体の交換が必要になり、30万~50万円の修理費が発生します。第二にオルタネーター(発電機)の故障チェックです。不具合があると走行中にエンストする可能性があります。第にエアコンのコンプレッサーで、経年劣化による焼付きは10万円以上の修理費を要します。

 

オイルフィラーキャップの内側が黒く汚れていたり、エンジン内部が汚れている場合は定期的なオイル交換が行われていなかった証拠です。足回りの錆やオイル漏れは、軽く膝をついて下回りを確認することで判定できます。さらに重要なのは「鑑定書」または「オークション出品票」の確認で、これらがない場合はメーター改ざんや隠蔽事故の可能性があります。修復歴がない場合であっても、販売店によっては隠蔽している例があるため、複数の中古車サイト(グーネット、カーセンサー、価格.com)で同一車両の情報を比較確認することが重要です。

 

エブリイバン 中古 失敗しない購入戦略と市場動向

エブリイバンの中古相場は2024年から2025年にかけて上昇傾向を示しており、これは新型モデル(2024年以降)の登場と既存ストックの減少が背景にあります。グーネットの掲載台数は4,406台、カーセンサーは4,229台となっており、軽バン市場ではダイハツハイゼットカーゴ(3,279台)やエブリイワゴン(2,055台)よりも圧倒的に流通量が多いという特徴があります。

 

この豊富な流通量は購入者にとって有利に働きます。自分の予算と用途に合致した車両を見つけやすく、相場より割安な「掘り出し物」も存在する可能性が高いからです。ただし流通量が多いということは、不正規な履歴を持つ車両や整備不良な車両も多く存在することを意味します。

 

最良の購入戦略は「相場下限の5~10%上のレンジで、2~3年前のモデルを対象にする」ことです。例えば相場が120万円であれば120万円の物件を、120万円台中盤の相場であれば110~115万円の物件を探すという戦略です。走行距離は5万~7万kmが理想的で、これは「新車から3年程度の通常使用を想定した目安」として機能しています。さらに複数の販売店から見積もりを取得し、同一車両での価格比較(価格の10万円以上の差がある場合は販売店の評価が異なることを意味する)を行うことが重要です。

 

信頼できる販売店の選定も不可欠です。整備履歴簿が揃っており、保証を付与している販売店は信頼度が高く、多少の相場上乗せを支払う価値があります。修復歴がない車両を基本とし、装備や グレード面での「妥協点」を事前に決定しておくことで、衝動的な高額購入を回避できます。

 

現在のエブリイバン中古市場は「売り手市場から買い手市場への転換期」にあり、2026年以降の新規登録台数減少に伴い、相場が一層上昇する可能性があります。したがって現在が適切な購入タイミングと判断される場合も多いのです。

 

グーネット エブリイ相場表 - 年式別・走行距離別の詳細な相場データが掲載されており、購入判断の参考資料として最適。
カーセンサー エブリイ相場情報 - グーネットとの相場比較に有効であり、複数プラットフォームでの相場確認が購入判定の精度を高めます。
商用軽バン購入時の注意点ガイド - エブリイバンのような配送業務で酷使された商用車の状態確認方法について詳細に解説。

 

 


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