ダイハツ・コペン ローブは性能とデザイン両立の軽スポーツ

電動オープンルーフ、D-Frame骨格、アクティブなデザインが融合した軽自動車。スポーティながら優れた燃費性能と実用性を兼ねそろえたコペン ローブは、どのような層に支持されているのか、その魅力と実用性とは?

ダイハツ・コペン ローブの性能とデザイン両立の軽スポーツカー

コペン ローブ の特徴
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スポーティなデザイン特性

流れるような曲線が印象的で、前面のグリルやヘッドライトが個性的。ローブはコペンの中でも最もスタンダードなスポーツカー風デザインを特徴としています

電動ルーフと走行性能の融合

軽自動車唯一の電動ハードトップ機構により、約20秒でのフルオープンが可能。660ccターボエンジンは64馬力を発生し、軽快な走りを実現しています

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D-Frame骨格とDress-Formation構造

高剛性の専用骨格「D-Frame」により、樹脂外板パーツ11個が着せ替え可能。ボディ外皮をスナップオンしているため、シャシーだけでも走ることができる先進的な設計です

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優れた燃費性能と実用性

CVT仕様で25.2km/リッター(JC08モード)の燃費性能を実現。トップを閉じない限り十分なトランク容量を備え、日常の買い物からレジャーまで対応する実用性を兼ねそろえています

コペン ローブのデザイン特性とスタイリング魅力

 

ダイハツ・コペン ローブは、軽自動の枠を超えた本格的なスポーツカーとしてのデザイン哲学を体現しています。躍動感に満ちたエクステリアは、前面のシャープなグリルデザインとシグネチャー型のヘッドライトが特徴で、街中での存在感は抜群です。シャープで流れるようなサイドラインから後部へと続くフォルムは、クーペとしての洗練さとオープンカーとしての開放感を両立させています。

 

ローブのデザイン開発では、高剛性な「D-Frame」骨格が実現した独特の造形が可能になっています。この骨格構造により、通常の軽自動車では難しい空力的に有利な形状を採用でき、結果として美しく機能的なシルエットが生み出されました。カラードフロントグリルなどの専用装備が取り付けられており、同じコペンラインナップ内でセロやエクスプレイと差別化されたアイデンティティを確立しています。

 

コペン ローブの走行性能とエンジンターボ特性

コペン ローブに搭載される660cc直3DOHCターボエンジンは、軽自動車の自主規制64馬力、最大トルク9.4kgmという性能数値の中で、驚くほどの運動性能を実現しています。ターボチャージャーによる過給により、低速域からのトルク特性に優れており、一般的な軽自動車のもたつきを感じさせない加速感が特徴です。

 

トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVTと5速MTの二種類が用意されており、CVT車では25.2km/リッター(JC08モード)の燃費性能を実現しています。MT車を選択することで、マニュアルシフトの操作感とエンジンフィーリングをダイレクトに味わうことができます。軽量な850kg程度のボディに対する適度なパワーバランスにより、クイックなハンドリングとスポーティな走行性能が両立されています。オープン状態での走行でも、D-Frame骨格による高い剛性が、オープンカー特有のボディ揺すぶりを最小限に抑制しています。

 

コペン ローブの電動オープンルーフ機構と開閉システム

軽自動車で唯一の電動ハードトップを備えるコペン ローブは、ルーフロックの解除からフルオープンまで約20秒で完了します。この機構により、オープンカーとしての開放感とクーペとしてのクローズドボディの両立が可能になっています。雨天時にはルーフを閉じることで、オープンカーの弱点とされる防水性を解決でき、年間を通じた使用が容易です。

 

オープン走行時の風切り音や横風の影響を最小化するため、D-Frame骨格による高い剛性が確保されており、高速道路での安定性も十分です。ただし、メーカーの厳重な安全対策として、ルーフ操作は停車時のみに限定されています。ユーザーの利便性向上を目指したアフターマーケットパーツとして、時速30km以下での走行中ルーフ開閉を可能にする「ルーフ開閉車速キャンセラーキット」が市販されており、多くのコペンオーナーに活用されています。

 

コペン ローブのグレード展開と価格帯の位置付け

コペン ローブはスタンダード版とアッパーグレードの「ローブS」の二種類が用意されており、より上質な乗り心地と走行性能を求めるユーザーに対応しています。ローブSでは、ビルシュタイン製サスペンションが採用され、レカロシートなど上級装備が配置されます。新車価格はCVT仕様の通常版が約171万5000円から、MTが約173万5000円からの価格帯となっており、軽自動車としては上位グレードながら、本格的なオープンスポーツカーが手に入る現実的な価格設定が特徴です。

 

ローブSになると、CVT仕様で約190万円、MT仕様で約192万円の価格帯に上昇します。寒冷地仕様が別途用意されており、北海道などの寒冷地での使用を考慮したシステムが搭載できます。新車購入から中古車市場まで、コペン ローブは軽自動車の実用性を求めるユーザーから、スポーティなドライビングを優先するユーザーまで、幅広い層に支持されています。

 

コペン ローブの実用性と日常使用での評価ポイント

オープンスポーツカーというジャンルながら、コペン ローブは意外にも実用的な面を備えています。ルーフをクローズした状態では、トランク容量が十分に確保されており、日常の買い物やレジャー用途で必要な荷物をしっかり積み込めます。ただしルーフを開いた状態ではトランク容量が制限されるため、用途に応じた使い分けが求められます。

 

オーナーレビューの多くが指摘するポイントとして、ノーマル仕様のシートについての改善希望がある一方で、上級版「ローブS」に採用されるレカロシートの快適性を評価する声も多いです。また、左側サイドミラーの視認性や、ハンドルのテレスコ調整機能の欠如といった、より快適な操作性を求める声も存在します。これらのポイントは、スポーツカーとしての軽量化、コスト削減と快適装備のバランスの取り方を示唆しています。ターボエンジンを搭載した軽自動車ながら、一般的な軽自動車の生活感と本格スポーツカーの走行性能を融合させたコペン ローブは、「毎日乗って楽しい、どこにでも乗って行けてどこでも楽しいクルマ」という評価に集約されます。

 

コペン ローブ購入時の検討ポイントと選択基準

コペン ローブの購入を検討する際、まず選択すべき要素はトランスミッション型式です。CVT仕様は優れた燃費性能と自動変速の利便性を提供し、日常的な通勤や買い物が中心のユーザーに適しています。一方、5速MT仕様はドライバーが直接エンジンとの対話を感じられ、スポーティなドライビングを優先するユーザー向けです。

 

次に、標準版かローブSかの選択があります。ビルシュタインサスペンション採用のローブSは、レカロシートも標準装備され、より上質な乗り心地と走行安定性が確保されます。一方、標準版ローブは基本性能を共有しながら、より手頃な価格で本格的なオープンスポーツカー体験が可能です。安全装備に関しては、最新モデルでも先進的な予防安全装置の充実度が世代遅れとの評価も存在するため、この点を重視するユーザーは別途検討が必要です。

 

使用用途として、年間通じたオープン走行を想定するか、季節限定の快晴時利用か、あるいはクローズ時の実用性を重視するかによっても判断基準は異なります。オープン走行を重視する場合、音や振動といったスポーツカー固有の特性を受け入れられるか、これもユーザー選定の重要なポイントです。軽自動車でありながらスポーツカーの雰囲気と実用性を兼ねそろえたコペン ローブは、「どちらかに妥協する」のではなく「両方を楽しむ」という選択を提供しています。

 

参考リンク:ダイハツ公式サイト - コペンの外観・室内空間について、D-Frame骨格とDress-Formation構造の特徴、および現行型のスペック詳細が確認できます。

 

https://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/03_exterior_interior.htm
参考リンク:モーターファン オーナーの本音レビュー - 複数の実際のコペン ローブオーナーによるアンケート回答から、燃費性能、走行性能、実用性、満足度等の率直な評価と使用感が多数記載されています。

 

https://car.motor-fan.jp/article/10019025

 

 

 

 

 


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