停止禁止部分は、車両が停止することを禁止した道路標示で、白い斜線を白色の実線で四角く囲った形状をしています。この標示は、緊急車両や路面電車の通行を確保するために設けられており、警察署や消防署の前、病院の出入口、交差点、合流地点など、緊急性が高い場所に設置されることが多いです。多くのドライバーが「通行は問題ない」と認識していますが、この区域内での停止は絶対に避けなければならないルールとなっています。
参考)https://www.goo-net.com/knowledge/14108/
停止禁止部分の大きな特徴は、「通行」と「停止」が異なるルールで扱われることです。前方の交通状況から停止する可能性がない場合は、この標示を通過することは違反ではありません。しかし、信号待ちや渋滞によって停止する恐れがある場合は、その段階で立ち入ってはならないという厳しいルールが適用されます。つまり、「停止しない自信があれば通行可」ではなく、「停止する可能性があるなら進入禁止」という考え方で運転する必要があります。
参考)うっかり通っちゃったけど違反? おじさんはイマイチよくわから…
停止禁止部分での停止は、道路交通法第50条第2項に基づく違反となり、複数の罰則が科せられます。反則金は6,000円で、減点は1点となります。さらに重い罪として扱われた場合は、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金という行政処分が課せられることもあります。「ほんの少し停止してしまった」という軽微な違反も、見つかれば同じ罰則対象になるため、注意が必要です。
参考)https://www.sbisonpo.co.jp/car/column/column85.html
停止禁止部分と混同しやすいのが、ゼブラゾーン(導流帯)です。ゼブラゾーンは安全と円滑な走行を誘導する目的で設けられており、法律上の罰則はありません。一方、停止禁止部分は緊急車両の通行確保を目的とした「禁止標示」であり、違反時には明確な罰則が存在します。見た目は似ていても、設置目的と法的性質が異なるため、運転時には区別して判断することが重要です。
参考)「ゼブラゾーンと停止禁止部分」教習指導員がわかりやすく解説!…
停止禁止部分が近い交差点では、前方の信号機や交通状況を早期に判断し、無理な進入を避けることが安全運転の基本です。特に朝夕の交通混雑時は、このエリア内に停止するリスクが高まるため、十分な車間距離を保つことが重要です。緊急車両が実際に出動する際、停止禁止部分に停車している車両があれば、その車両が動く時間差だけ対応が遅れ、人命救助の時間を奪う可能性があります。社会全体の安全を守るためにも、このルールを厳格に守る姿勢が求められています。
停止禁止部分に関する道路交通法の具体的解釈
停止禁止部分(ていしきんしぶぶん)とは - グーネット
グーネットでは、停止禁止部分の定義と交通ルール、前方の交通状況との関係性について、わかりやすく整理されている資料。
ゼブラゾーンと停止禁止部分の詳細な比較情報
「ゼブラゾーンと停止禁止部分」教習指導員がわかりやすく解説!!
教習指導員による解説で、法律上のルール、危険性、実例を通じた両者の違いについて詳しく記載。

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