パッソ フロントガラス サイズと交換費用や車検対応まで

パッソのフロントガラスのサイズや交換費用、車検の基準について詳しく解説します。愛車のガラストラブルに備えて知っておきたい情報とは?

パッソ フロントガラス サイズ 交換

パッソのフロントガラス基本情報
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サイズ確認方法

柔らかいメジャーで横幅・高さを曲面に沿って測定します

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交換費用の目安

純正ガラスで75,900円~、社外品なら41,800円~が相場です

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作業時間

フロントガラス交換は約60~90分で完了します

パッソの型式別フロントガラス寸法

パッソのフロントガラスのサイズは型式によって異なります。車体全体のサイズについては、現行のM700系パッソの全長は3,650mm、全幅は1,665mm、全高は1,525mmとなっており、トヨタの中でもコンパクトなサイズ設計となっています。
参考)パッソ純正フロントガラス交換費用69,000円~ - トヨタ…

フロントガラスの具体的な測定方法としては、柔らかい巻き尺(メジャー)を使用し、ガラスの曲面に沿って「最大幅」と「最大高さ」の2点を測ります。横幅は左右のAピラーの外端から外端まで、垂直方向は下端(ボンネットに接するあたり)から上端(ルーフの付け根)までをカーブに沿って計測してください。直線的に測ると実際より短くなるため、必ず曲面に沿って測定することが重要です。
参考)フロントガラスのサイズ表、ホンダフィットの適合サイズと選び方

サンシェードなどのアクセサリーを購入する際にも、正確なガラスサイズの把握が必要となります。パッソの場合、サンシェードの適合サイズは約998mm×325mm程度が目安となっています。
参考)https://plus-mcs.com/pdf/compatible_model.pdf

パッソのフロントガラス交換費用相場

パッソのフロントガラス交換費用は、ガラスの種類と型式によって大きく異なります。M700系パッソの場合、トヨタ純正フロントガラス(工賃込み)で75,900円からとなっています。一方、社外品を選択すると大幅にコストを抑えることができ、輸入ガラスであれば41,800円から交換が可能です。​
型式別の費用内訳を見ると、10系5ドア(H16.6~H22.2)では純正77,000円、輸入品45,100円、30系5ドア(H22.2~H28.4)では純正77,000円、輸入品41,800円となっています。最新のM700系5ドア(H28.4~)では純正75,900円、輸入品41,800円で、カメラ付きの場合は純正78,100円となります。​
一般的な小型乗用車のフロントガラス交換費用は65,000円~90,000円が相場とされており、パッソもこの範囲内に収まっています。作業時間は約60~90分で、当日予約も可能な店舗が多く存在します。​

パッソのガラス交換で純正と社外品の違い

フロントガラスには「純正品」と「社外品」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。純正品はトヨタなどの自動車メーカーから出ているフロントガラスで、メーカーロゴが入っているのが特徴的です。一方、社外品には国内優良品(AGCや日本板硝子など)と輸入品があり、純正品よりも3割ほど安く入手できます。
参考)フロントガラスの交換は純正品?社外品?それぞれの特徴やメリッ…

品質面での差については、純正品と社外品で明確な品質差があるわけではありません。車の窓ガラス(安全ガラス)は、道路運送車両法に基づく保安基準において品質及びガラスの種類ごとに使用できる箇所が定められており、細かい基準をクリアしたガラスがフロントガラスとして採用されています。同じガラスメーカーの同じ機能の製品を比べた場合、「自動車メーカーの認証(ロゴマーク)の有無」以外に違いはありません。​
紫外線カット機能については、一部の粗悪品でない限り純正品・社外品ともに備わっています。パッソのフロントドアとリヤドアのガラスは、日焼けの原因となる紫外線(UV)を約99%カットする機能が標準装備されています。おすすめは純正品と同じガラスメーカーの社外品で、認証の有無以外は同じ製品といえます。
参考)『フロントガラスを交換する場合、純正品と社外品の違いは?』 …

パッソのフロントガラス破損時の車検基準

車検に通るフロントガラスの条件として、「損傷した場合にも運転者の視野が確保できること」「容易に貫通されないこと」の2つの規定があります。また、側面ガラスとの共通規定として「透明で、運転者の視野を妨げるひずみの無いもの」という条件も設定されています。​
フロントガラスのひびが具体的にどのような状態ならば車検で不合格になるという明確な基準はなく、判断基準は検査官に拠るところが大きいといえます。特に運転席側に飛び石などによる激しい損傷が見られる場合には高い確率で車検に不合格になってしまいます。一方、助手席側の傷であれば車検に支障をきたさない場合も多くあるようです。
参考)フロントガラスのひびは、車検に通る?合格の基準と対処方法を紹…

キズの範囲が500円玉サイズ(2.5cm)未満であれば、約30分の作業時間で費用10,000円(税込み)でリペア修理が可能です。ただし、2.5cm未満でもガラス上部4cm、左右4cm、下部8cmの範囲の破損や直径2.5cm超のキズは、ガラス交換対応となります。このことから、フロントガラスについた傷が運転手にとって走行に被害が及ぶ恐れのある傷かどうかが判断材料になっていることがわかります。​

パッソのガラス交換で車両保険を活用する方法

飛び石などが原因で車のガラスが割れてしまった場合や、当て逃げやいたずらなどで割られたりするケースでは、自動車保険の車両保険を使うことができます。車両保険には一般型と補償範囲が限定されたエコノミー型(車対車+限定A)がありますが、いたずらや飛び石などで窓ガラスが割られた場合は一般型でもエコノミー型でも補償対象となります。
参考)車のガラスが割られたら自動車保険は使える? - SBIの自動…

被害に遭ったらまずは警察に届け出をしましょう。自動車保険を使う際に被害の証明として必要となる場合があります。警察に届け出た後は保険会社に連絡し、最終的に車両保険を使わなくても保険料の値上がりの試算など自分一人ではわかりづらいことも相談することができます。​
車両保険利用でのガラス交換には、免責額の一部を店舗負担で利用できるケースがあり、純正ガラス含め全タイプが対象となります。ただし、保険利用時には等級ダウンや次回更新時に保険料アップがあるため、詳しくは加入先保険会社に確認してください。修理代が安かった場合、やっぱり保険を使わないという変更も可能で、保険を使うかどうかは保険会社の事故担当者と相談しながら決めていただいて問題ありません。​

パッソのガラス交換時に知っておくべき付属品対応

フロントガラス交換時には、ガラスに装着されている付属品の取り外しが必要となります。M700系パッソには運転支援システムカメラが装着されている車両もあり、この場合はエーミング(校正)作業が別途必要となります。エーミング作業の費用は別途かかるため、事前に確認が必要です。​
ETC・ドライブレコーダー・セキュリティー等の脱着に関しては、多くの専門店で脱着工賃0円で対応していますが、部品代は発生する場合があります。フロントガラス交換費用には、割れたフロントガラスの処分費用が含まれているのが一般的です。​
パッソM700系では、赤外線カット付きのトヨタ純正ガラスやUVカット機能を持つ断熱ガラスなど、複数のガラスタイプから選択できます。ガラス交換後は、施工後2年以内に原因不明の破損、水漏れなど、明らかに施工上による不具合があった場合に限り無償で修理対応する保証がついている店舗もあります。ただし、施工前に腐食等がある場合には適用外となるため注意が必要です。
参考)https://frontglass-toyota.amebaownd.com/posts/36055271/

代金のお支払い方法は作業終了後に現金またはクレジットカードで支払うのが一般的で、予約はお電話・メールにて受け付けている店舗がほとんどです。​
<参考リンク>
パッソのフロントガラス交換費用や型式別の詳細情報について
パッソ純正フロントガラス交換費用69,000円~
パッソの車体サイズや室内空間の詳細について
購入前に知りたいパッソのサイズ【高さ・長さ・横幅】