羽咋UFO博物館で宇宙と伝説を走り抜ける

ドライブで訪れたい羽咋市の宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」。本物の宇宙船展示とUFO伝説、そして日本唯一の砂浜ドライブウェイが織りなす、車愛好家向けの究極の観光体験とは?

羽咋UFO博物館の宇宙と伝説

羽咋UFO博物館の魅力
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砂浜ドライブの終点

日本唯一の千里浜なぎさドライブウェイから直結した立地で、爽快感あふれるドライブの目的地

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本物の宇宙機材展示

NASA協力による実物の宇宙カプセルやロケットが見学可能

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江戸時代の伝説

そうはちぼん伝説に基づく、UFOの町としての独自の文化

羽咋UFO博物館の本物の宇宙展示に驚愕する

 

石川県羽咋市に立地する「コスモアイル羽咋」は、単なる地域の博物館ではなく、世界的な規模の宇宙科学展示施設です。1996年7月に「UFOで町おこし」をテーマに開館した同館には、NASAから直接提供された本物の宇宙機材が数多く展示されています。

 

最大の目玉展示は、旧ソビエト連邦の「ボストーク型帰還用宇宙カプセル」です。これは大気圏に突入して地球に帰還した実物で、宇宙開発の歴史を象徴する重要な遺産となっています。このほかにもマーキュリー宇宙カプセル、アポロ司令船、月面着陸船ルナ24号など、人類の宇宙開発の各段階を代表する機材が視界に入ります。

 

開館時には、建設費用の約52億円の大部分が併設の図書館と大ホール建設に充てられ、NASAから宇宙船を貸し出してもらうことで展示室を実現させた、という逸話があります。この試みが成功し、現在では能登地方有数の観光スポットとして認知されています。館内には各機材に対応した音声説明も用意されており、ゆっくり時間をかけて宇宙技術について学習できる環境が整備されています。

 

羽咋UFO博物館でコスモシアターの壮大な体験

「コスモアイル羽咋」を構成する重要な施設として、ドーム型スクリーンを備えた「コスモシアター」があります。当初は1996年導入のデジスターIIが使用されていましたが、老朽化に伴い2008年にコニカミノルタ製のメディアグローブへ更新されました。

 

プラネタリウムと聞くと星座解説が主体と思い込みがちですが、コスモシアターでは宇宙全般に関する多角的なテーマで番組が制作・放映されています。惑星、宇宙探査、ブラックホール、銀河系の構造など、科学的根拠に基づいた高度なコンテンツが子どもから大人まで理解できるように工夫されています。映像全体が見やすい場所は、後ろから2番目の中央付近とされており、上映前にスタッフに相談すれば最適な座席を案内してもらえます。

 

羽咋UFO博物館の江戸時代そうはちぼん伝説の真実

羽咋市が「UFOの町」として知られる最大の要因は、江戸時代から伝わる「そうはちぼん伝説」です。この伝説によれば、江戸時代の秋の夕暮れ時に、眉丈山の中腹から不気味に光る謎の飛行物体が群れを成して移動していたとされています。その物体の形状が、仏具の「妙八(みょうはち)」に酷似していたことから「そうはちぼん」と呼ばれるようになりました。

 

「そうはちぼん」は、シンバルのような楕円形をした仏具で、現代のUFOの典型的な形状であるアダムスキー型円盤とも類似点があります。昔の人々は、空中を飛ぶ謎の存在に対して「鍋のフタが飛んできた」という表現もしていたとされ、当時の恐怖と驚嘆がうかがえます。羽咋市は、この歴史的伝説をUFO文化と結びつけることで、観光資源として活用する戦略を採ってきました。コスモアイル羽咋の館内にはそうはちぼん伝説専用のコーナーが設置されており、江戸時代の目撃記録や地域の民俗資料が展示されています。

 

羽咋UFO博物館へのドライブルートと千里浜なぎさドライブウェイ

愛好家にとって羽咋市を訪れる最大の楽しみは、日本で唯一、車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」の存在です。全長約8km、幅200m以上の波打ちぎわを直線ドライブできるこのルートは、世界的にも稀有な体験です。粒度の細かい砂が潮風に吹かれて固く締まり、さらに塩分を含むことで、乗用車の走行に適した路面が形成されています。

 

羽咋市に訪れるドライバーは、のと里山海道千里浜インターから約8分で千里浜なぎさドライブウェイへアクセス可能です。駅を利用する場合は、JR七尾線羽咋駅から徒歩約10分でコスモアイル羽咋に到達できます。日中に千里浜の砂浜を爽快感満点で走り抜けた後、夕方にコスモアイル羽咋で宇宙機材展示を鑑賞し、夜間のコスモシアターで宇宙の壮大さに思いを馳せるというスケジュールが、多くの訪問者から支持されています。

 

水平線に沈む夕日の景観は最高の思い出となり、ドライブ好きにとっては一度は経験したい特別なコースとなっています。気多大社や妙成寺といった能登地方の歴史的寺社仏閣も周辺に多数存在するため、複数日程で滞在するドライバーも増加しています。

 

羽咋UFO博物館の矢追純一名誉館長とNASA協力体制

「コスモアイル羽咋」の名誉館長には、日本を代表するUFO・超常現象研究家の矢追純一が就任しています。矢追は、1970年代から1990年代にかけてオカルト関連のテレビ番組で活躍し、日本のUFO研究の第一人者として認知されてきました。伝説的な深夜番組「11PM」で最初にUFOを取り上げたのも矢追であり、その影響力は日本のオカルト文化形成に多大な貢献をもたらしています。

 

矢追の監修により実施される「UFO検定」は、UFOに関する知識を問う試験として話題を呼んでおり、訪問者の知的好奇心を刺激しています。一方、NASA特別協力の正式認定を受けた同館は、単なる娯楽施設ではなく、科学教育の重要な拠点として機能しています。SETI計画(地球外知的生命体探査)に関する研究論文の展示や、ロズウェル事件に関する資料など、真摯な科学的アプローチを採用しているのが特徴です。

 

館内の随所には、マスコットキャラクター「宇宙人サンダーくん」が配置されており、この宇宙人は「宇宙船の修復のためにコスモアイル羽咋でアルバイトをしている」という遊び心ある設定となっています。エレベーター利用時には、思わず声を上げてしまいそうな秘密の仕掛けも隠れており、子どもから大人まで楽しめる工夫が施されています。

 

入館料金は、宇宙科学展示室のみが大人500円、小中学生250円、幼児無料です。コスモシアターのみの利用は大人500円、小中学生300円、幼児無料で、双方をセット利用する場合は大人900円、小中学生450円、幼児無料となります。営業時間は8時30分から17時00分(最終入場16時30分)で、毎週火曜日が休館です。ただし火曜日が祝日の場合は翌平日に振替となります。

 

Wikipedia「コスモアイル羽咋」では、展示機材の詳細、設立背景、プラネタリウムの進化、交通アクセスなど総合的な情報を確認できます。
石川県観光連盟公式ガイドでは、UFOの町としての羽咋市の背景、館内の体験コンテンツ、周辺観光スポットの情報が網羅されています。

 


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