フェアレディZ 価格とグレード選び維持費購入ガイド

新型フェアレディZの購入を検討中の方へ、各グレードの価格から維持費、値引き交渉まで徹底解説。あなたに最適なZはどれでしょうか?

フェアレディZ 価格とグレード

この記事でわかること
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各グレードの価格

2025年モデルの全グレードの価格と装備内容を詳しく紹介

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維持費の内訳

年間にかかる税金・保険・燃料費などのランニングコスト

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購入のポイント

値引き交渉のコツとリセールバリューを踏まえた賢い選び方

フェアレディZ 価格設定の全グレード


フェアレディZ マガジン (CARTOP MOOK)

 

2025年モデルのフェアレディZは、549万7800円から930万2700円という価格帯で展開されています。ベースグレードが549万7800円で、最上級のNISMOモデルが930万2700円となり、約380万円の価格差があります。
参考)日産「フェアレディZ」2025年モデル発表!ボディカラーを一…

日産は2024年11月8日に2025年モデルを発表し、全グレードにSOS機能を標準装備するなど安全性を向上させています。また、ワンガンブルーやミッドナイトパープルなど4色の新色を追加し、全11色のボディカラーラインナップとなりました。
参考)https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=144912/

価格帯の中間に位置するVersion Tは595万9800円、Version Sは634万7000円、Version STは675万9500円と設定されています。各グレードとも6速MTと9速ATが選択可能で、トランスミッションによる価格差はありません。
参考)https://kakaku.com/item/K0001416092/catalog/

フェアレディZ グレード別装備の違い

フェアレディZのグレード構成は6速MTと9速ATそれぞれに3グレードずつ用意されており、ミドルグレードの性格付けが異なるのが特徴です。6速MT向けのVersion Sは走行性能を重視し、19インチホイールと4ポッドブレーキ、メカニカルLSDを装備しています。
参考)フェアレディZ グレード別にスペック&装備を比較

一方、9速AT向けのVersion Tは豪華さを重視し、本革シートやVersion STと同様の上質な内装を採用しています。ベースグレードとVersion S(6速MT)はファブリックシートとトリコットのドアトリムクロスを採用しています。
参考)日産 フェアレディZのグレード比較!3つあるグレードの違いと…

最上級のVersion STは6速MTと9速ATの両方に設定があり、4ポッドブレーキとメカニカルLSD、本革シートを標準装備し、走行性能と快適性を両立しています。安全装備は全グレードほぼ共通ですが、踏み間違い衝突防止アシストは9速ATのみの設定となっています。​

フェアレディZ NISMO特別仕様の内容

フェアレディZ NISMOは、ベースモデルから大幅にパフォーマンスを向上させた最上位モデルです。エンジン出力は420ps(309kW)まで引き上げられ、最大トルクも520Nmに達します。これは標準の405psから15ps、475Nmから45Nmのアップとなります。
参考)日産:フェアレディZ [ Z ] スポーツhref="https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/specifications/nismo_performance.html" target="_blank">https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/specifications/nismo_performance.htmlamp;スペシャリティ …

NISMO専用チューニングとして、GT-R NISMOで開発された気筒別点火時期制御を導入し、アクセルレスポンスとシフトスピードを大幅に向上させています。トランスミッションはクラッチプレート枚数の増加とクラッチストローク短縮により、俊敏なシフトチェンジを実現しています。​
外観ではNISMO専用エアロパーツを装着し、車重は1680kgとベースモデルより約100kg増加していますが、空力性能とダウンフォースを向上させています。内装にはRECARO製スポーツシートを標準装備し、ドライブモードにはNISMO専用のSPORT+モードが追加されています。
参考)日産:フェアレディZ [ Z ] スポーツhref="https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/specifications/nismo_design.html" target="_blank">https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/z/specifications/nismo_design.htmlamp;スペシャリティ …

日産公式サイトではNISMOの走行性能を詳しく解説

フェアレディZ 中古車相場と買取価格動向

現行型フェアレディZ(RZ34)の中古車相場は2024年以降下落傾向にあります。2025年5月時点での平均価格は732.6万円で、1年間で100万円以上、特に2024年11月からの半年間で70万円以上も下落しました。
参考)フェアレディZ受注再開の裏で中古車価格が急落! 中古車状況や…

買取相場を見ると、2025年式(0年落ち)で最高494.9万円、2024年式(1年落ち)で最高574.7万円、2023年式(2年落ち)で最高670.7万円となっています。発売当初はプレミアム価格で推移していましたが、新車の受注再開と供給増加により価格が落ち着いてきました。
参考)フェアレディZ(日産)のクルマ査定・買取相場|中古車の【ネク…

リセールバリューは当年ものが75.2%、1年落ちが71.7%と比較的高水準を維持しています。グレード別ではNISMOが76.0%と最も高く、Version ST(MT)が75.0%、Version Tが74.6%という残価率です。旧Z34系では3年後58〜77%、5年後62〜77%とスポーツカーとしては良好なリセールを保っています。
参考)【2025年版】フェアレディZ最新のリセールバリュー!3年落…

フェアレディZ 維持費の年間コスト試算

フェアレディZの年間維持費は約42.5万円から45万円程度と試算されます。最も大きな割合を占めるのが任意保険料で、25歳の場合は年間約22.7万円、35歳以上では年間約18万円程度となります。スポーツカーのため保険料率が高く設定されているのが特徴です。
参考)日産 フェアレディZの維持費はいくら?自動車税や保険料など、…

燃料費は年間10,000km走行で約16.8万円から17.3万円かかります。フェアレディZはハイオクガソリン仕様で、実燃費が7.5km/L程度のため、維持費が高くなる要因となっています。年間3,000km走行の場合でも約5.8万円のガソリン代が必要です。
参考)フェアレディZの維持費はどれくらい?税金や車検費用・維持費を…

自動車税は排気量2,997ccのため年間5万円で、メンテナンス費用は日産のメンテプロパック3年分で約7.1万円(通常価格12.6万円を割引)となっています。3年間の総維持費は約140.8万円で、このうち任意保険が68.1万円、燃料費が50.5万円を占めています。​
日産公式サイトの車検・メンテナンス情報も参考になります

フェアレディZ 乗り出し価格の詳細見積

フェアレディZベースグレードの乗り出し価格は約567万円となります。内訳は車両本体価格524.1万円、メーカーオプション7.7万円(ボディカラー)、ディーラーオプション13.4万円(ドライブレコーダーフロアマット)、諸費用合計30.2万円で、値引き7.7万円を差し引いた金額です。
参考)日産 フェアレディZの新車乗り出し価格は?見積もり書を公開

Version Tの乗り出し価格は約613万円で、車両本体価格568.7万円にオプションと諸費用を加算した金額となります。最上級のVersion STは車両本体価格646万円に対し、値引き約3万円を含めて乗り出し価格720万円という見積もり事例があります。
参考)新型フェアレディZを契約!新車フェアレディZに値引きはあるの…

諸費用の内訳は、自動車税種別割(7月登録の場合)3.3万円、自動車税環境性能割13.0万円(ベースグレード)から14.1万円(Version T)、自動車重量税4.9万円、自賠責保険料2.7万円、登録諸費用5.0万円、リサイクル預託金1.1万円となっています。​

フェアレディZ 値引き交渉の実践方法

フェアレディZの値引き額は5万円前後が基本で、複数の日産ディーラーで商談することで10万円以上を目指すことができます。2025年の値引き実績では、ベースグレードで10.9万円、NISMOで20万円、Version STで5万円という事例が報告されています。
参考)新型フェアレディZの限界値引きとリセールバリューの高いグレー…

値引き交渉のポイントは、競合車としてトヨタ・スープラを比較検討することです。異なる経営母体の日産ディーラーを回り、営業マンの対応も含めて比較することが重要です。車は購入後も長い付き合いになるため、営業マンとの相性も判断材料にすべきです。
参考)『2025年10月』新型フェアレディZの限界値引き額と相場を…

値引き以外の方法として、下取り車を高値で売却する、納車費用や車庫証明取得費用を自分で行って削減するなど、総支払額を下げる工夫も有効です。受注再開後は値引きが拡大する可能性もありますが、生産台数に限りがあるため早めの商談が推奨されます。​

フェアレディZ 購入時期と納期の最新状況

フェアレディZは一時受注を停止していましたが、2024年11月下旬から新規注文の受付を再開しました。2025年モデルの発売は2025年2月からで、ワンガンブルーやミッドナイトパープルなどの新色が追加されています。
参考)日産、「フェアレディZ」2025年モデル発表 「ワンガンブル…

日産は今年度の生産数に限りがあるため、注文受付台数に上限を設けています。特にNISMOモデルは500台限定でメーカーによる抽選販売となるため、購入希望者は早期の申し込みが必要です。具体的な受付方法や次回以降の注文受付については、各販売会社への問い合わせが必要です。​
新車の供給不足により、発売当初は中古車がプレミアム価格で推移していましたが、受注再開により中古車価格が下落傾向にあります。購入を検討する場合、新車の納期と中古車の価格動向を比較検討することが賢明です。​

 

 


ハイパーレブ Vol.289 日産フェアレディZ No.11