「車名で調べたら、Mタイプを買ったのにサーキットで1日走っただけでパッドが終わった」という出費を経験した人がいます。
ディクセルのブレーキパッドは、ブレーキパッド単体で1,400品目・ディスクローターで2,600品目という膨大なラインアップを誇っています。これだけの品数があると、どれが自分の車に合うのかを調べること自体がハードルに感じる人も少なくありません。
ところが実は、ディクセル公式サイトには「車名ダイレクト検索」という非常に便利なツールが用意されています。スマホやPCから誰でも無料で使え、車名や型式を入力するだけで適合品番・定価・在庫状況がすぐに確認できます。
正確に検索するための情報は3つです。
これが基本です。車名だけで検索すると、同名モデルでも前期型・後期型・グレード違いで品番が分かれていることがあるため、そのまま注文すると取り付けできないケースがあります。
仮に検索しても結果が出ない場合は、ディクセルのFAQによれば「新規車種や設定確認が取れていない車種」が原因であり、純正品番をディーラーで調べてから問い合わせフォームへ連絡すれば品番の調査を行ってもらえます。知っておくと損がない手順です。
また、品番末尾に「S」が付いている場合も見かけますが、これは「セット」を意味する記号であり、ディクセルでは基本的に2枚1セット販売です。特段気にする必要はありませんが、誤って2セット注文してしまうミスが起きやすいため注意が必要です。
参考リンク:ディクセル公式FAQページ(品番の調べ方・鳴き・在庫に関する疑問に答えています)
よくあるご質問 | DIXCEL | 株式会社ディクセル
適合品番が分かったとしても、次に選ぶべきは「どのタイプを選ぶか」です。ディクセルのブレーキパッドはひとつの車種に対して複数のタイプが設定されており、用途によって選ぶものが変わります。
主なタイプは以下のとおりです。
| タイプ名 | 主な用途 | 価格帯(国産普通車フロント・税込) |
|---|---|---|
| KPタイプ | 軽自動車専用・低ダスト・長寿命 | ¥3,740〜¥4,840 |
| ECタイプ | ストリート・コスト重視 | リーズナブル帯 |
| Premiumタイプ | ストリート・純正交換用 | 標準帯 |
| Mタイプ | ストリート・低ダスト重視 | ¥13,640〜(税込) |
| ESタイプ | ストリート〜ワインディング | 中価格帯 |
| Zタイプ | ワインディング〜サーキット走行会 | 中〜高価格帯 |
| Sタイプ | ストリート〜サーキット(制動力重視) | 高価格帯 |
選び方のポイントは「日常の走行環境」と「求めるブレーキフィーリング」のどちらを優先するか、です。
街乗りがメインで「ホイールのブレーキダストを減らしたい」という場合は、Mタイプが最も適しています。踏力に応じて制動力が上がる「ビルドアップ型」の特性により、同乗者も違和感なく使えます。
一方で、サーキット走行会への参加も視野に入れているなら、ZタイプかSタイプを選ぶ必要があります。これが重要な分岐点です。
参考リンク:ディクセル公式によるECタイプとESタイプの比較(街乗り用パッドの選び方の参考になります)
ブレーキパッドのECとESタイプの違い | DIXCEL | 株式会社ディクセル
Mタイプはディクセルのブレーキパッドの中でも特に人気が高く、みんカラの「PARTS OF THE YEAR 2022上半期大賞」でブレーキパッド部門1位を獲得しています。「低ダスト・しっかり止まる」という相反するテーマを同時に実現したパッドとして、幅広い車種オーナーに選ばれています。
しかし、見落とされがちな重大な注意点があります。Mタイプはストリート専用であり、サーキットでの使用は明確に禁止されています。
もしMタイプを装着したままサーキット走行に出かけると、想定外の高熱環境にさらされてパッドが急激に摩耗します。1日の走行で使い物にならなくなるケースも報告されており、実質的に数万円の出費を一日で失うことになります。
ディクセルの公式ページには次のように明記されています。
「Mタイプはストリート専用です。サーキットでのご使用はできません。万が一、サーキットで使用し、早期摩耗等を起こしたとしても、弊社では一切責任を負いかねます。」
つまりMタイプです。サーキットに持ち込む前に確認が必須です。
Mタイプの適正温度範囲は0〜500℃。これはサーキット走行時に発生するブレーキ温度(場合によっては700〜800℃超)には対応できません。スポーツ走行を視野に入れているなら、最初からZタイプかRシリーズを選ぶのが正解です。
参考リンク:ディクセル公式MタイプページでZタイプ・Rシリーズとの使い分けが確認できます
Mタイプ | DIXCEL | 株式会社ディクセル
ディクセルのブレーキパッド適合の強みとして、一般にあまり知られていない特徴があります。それは、旧車・絶版車へのラインアップが極めて充実しているという点です。
対応する自動車メーカーは国産・輸入車合わせて47社にのぼり、現行車種だけでなく生産終了から数十年が経過した絶版車にまで品番が設定されています。
具体的には、以下のようなモデルへの適合がある点は驚かされます。
2000GTは現在日本に現存するのが100台ほどといわれる希少モデルですが、そのディスクローターまで設定があるのは世界的にも珍しいレベルの対応と言えます。
旧車に乗り続けるオーナーにとって、ブレーキパッドの入手難は深刻な問題になりがちです。ディクセルの車名ダイレクト検索であれば、車名を入れるだけで旧車への適合有無がすぐ確認できるため、まず試してみる価値があります。
参考リンク:ディクセルの旧車対応ラインアップの詳細は公式サイトの車名ダイレクト検索で確認できます
適合するブレーキパッド&ディスクローターがすぐに見つかるディクセルの「車名ダイレクト検索」が便利! – autoc-one
ディクセルの適合表は「カタログ版」と「Web版」の2種類で運用されており、公式サイト上の車名ダイレクト検索は朝・昼・夕方と1日3回、在庫データが更新されています。さらに適合追加・訂正情報は毎月アップデートされており、2026年2月にも最新の更新が行われています。
これは何を意味するかというと、数ヶ月前の通販サイトや紙のカタログに掲載されていた品番が、現在は訂正・変更されている可能性があるということです。
実際、Amazonなどの通販商品ページには次のような注意書きが記されています。
「上記の適合車種(車両型式・エンジン型式・年式)については、モデルチェンジにより適合しない場合があります。必ず公式サイトで車種適合に誤りがないか必ずご確認ください。」
特に輸入車の場合は、同じ車両型式であっても前期型・後期型・グレード・駆動形式によって適合する品番が異なるケースが多く、形状が異なる場合があるため現車確認が推奨されています。
古い適合表を信じて購入し、取り付けできなかった場合の返品・返金は通販では対応不可のショップも多いです。これは痛いですね。
購入前に公式サイトの「適合追加/訂正情報」ページ(Vol.10・2025年2月発刊〜)を確認するのが、余計な出費を防ぐ最も確実な手段です。最新の適合情報を1アクションで把握できます。
参考リンク:ディクセル公式の適合追加・訂正情報ページ(毎月更新。品番変更・追加が分かります)
適合追加/訂正情報 | DIXCEL | 株式会社ディクセル

DIXCEL ディクセル ブレーキパッド ESタイプ 1台分 86 ハチロク ZN6 12/04~21/10 GT Limited (除くブレンボ車) ES-361055-ES-365085