トヨタ新型ステーションワゴン 全長4.8m BEVモデル徹底解説

トヨタが2026年春に日本で発売予定の新型ステーションワゴン「bZ4Xツーリング」について、その特徴やスペック、従来のカローラツーリングとの違いを詳しく解説。電気自動車としての実力と、ステーションワゴンの実用性を兼ね備えた注目モデルの全貌を知ってみませんか?

トヨタ新型ステーションワゴン全長4.8m級ツーリングワゴン登場

新型bZ4Xツーリングの概要
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2026年春に日本上陸

トヨタが2026年春ごろ、日本市場で新型ステーションワゴン「bZ4Xツーリング」を発売予定。北米では「bZウッドランド」の名称で2026年初旬に投入されます。

電気自動車(BEV)としてのメリット

環境にやさしく排気ガスがゼロ。ガソリン車と比べてランニングコストを大幅に削減でき、走行音が静かで快適。補助金や税金の優遇制度も利用可能です。

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ステーションワゴンとしての実用性

従来のSUV型BEVとは異なり、ステーションワゴンスタイルで広大な荷室を確保。アウトドアから長距離ドライブまで、様々なシーンに対応できます。

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新たな選択肢の誕生

多くのBEVがクロスオーバーSUVデザインを採用する中、ツーリングワゴンスタイルは市場に新たな選択肢をもたらしました。

トヨタ新型ステーションワゴン bZ4Xツーリングのボディサイズ

 

新型「bZ4Xツーリング」のボディサイズは全長4830mm×全幅1860mm×全高1670mm(開発目標値)に設定されています。標準モデルのbZ4Xと比較すると、全長が約140mm長く、全高も20mm拡大されました。このサイズ設定により、従来のステーションワゴンと同等の実用性を備えつつ、電気自動車の最新技術を搭載した唯一無二のモデルが完成しました。

 

日本で販売されているクラウンエステート(全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm)と比較すると、やや小ぶりなサイズ感です。にもかかわらず、ホイールベースは2850mmと十分な長さを確保し、居住性と積載性のバランスが見事に取れています。全長4.8m級というサイズは、日本の道路環境に適した「ちょうどいい」寸法として設計されているポイントが重要です。

 

トヨタ新型ステーションワゴンの荷室容量と積載性

bZ4Xツーリングの荷室容量は600リットルで、標準モデルのbZ4Xよりも148リットル増加しました。ステーションワゴンとしての本来の役割を十分に果たし、アウトドア用品やゴルフバッグなど大型の荷物も楽々積載できます。最大70kgまで対応するルーフレールが標準装備されており、さらに追加の積載も可能です。

 

電池パックをアンダーボディに配置する設計により、車体が低重心化されながらも、大容量の荷室を確保。これはガソリン車のステーションワゴンでは実現困難な、電気自動車ならではの利点です。また、3500ポンド(約1600kg)の牽引能力を備えており、ミドルサイズSUV並みのユーティリティ性能を発揮します。

 

トヨタ新型ステーションワゴンのパワートレインと走行性能

パワートレインはFWD(前輪駆動)とAWD(全輪駆動)の2種類が用意されます。FWD仕様は最高出力224馬力(165kW)、AWD仕様は380馬力(280kW)を発揮。北米仕様では全グレードがAWDで、システム出力375hp(380ps)を実現しています。

 

搭載される74.7kWhのリチウムイオンバッテリーは11kWまたは22kWの普通充電に対応し、最大150kWのDC急速充電が可能。EV航続距離は最大260マイル(約418km)で、DC急速充電なら10~80%まで約30分で充電できます。BEVの大きなメリットである低重心設計で、パワフルながらも安定した走行が実現。モーター駆動による瞬発力と滑らかな加速が、運転の喜びを深めるポイントです。

 

トヨタ新型ステーションワゴン従来モデルとの比較検証

トヨタのステーションワゴンラインナップを見ると、従来は「カローラツーリング」が主力でした。カローラツーリングは2025年5月の一部改良で全車ハイブリッドモデル(HEV)に統一され、燃費性能と環境性能を強化。新車価格は235万円~341万円の範囲です。

 

これに対し、bZ4Xツーリングは完全な電気自動車であり、新車価格は550~650万円の予想。一見高く見えますが、電気代の低さ、メンテナンスコストの削減、各種補助金や税制優遇を考慮すると、ライフサイクルコストでは競争力があります。また、BEVは駆動音が少なく静粛性に優れ、ガソリン車と比べてランニングコストを大幅に抑えられる点が大きな利点です。

 

【従来モデルとの比較ポイント】
●カローラツーリング:コンパクトで取り回しが良く、ハイブリッド技術で燃費性能に優れている
●プリウスPHV:電気走行とガソリン走行の両立が可能だが、システムが複雑で価格は高め
●bZ4Xツーリング:最新型のBEVで、大容量バッテリーと充電網の充実で実用性が向上

トヨタ新型ステーションワゴンのデザイン特徴と装備

エクステリアデザインはオフロードSUVのタフさを前面に押し出しており、標準装備のルーフレールやブラック塗装の樹脂フェンダー、最低地上高8.3インチ(約208mm)などで、ワイルドな雰囲気を演出。Dピラー周りや立ち上がったリアウインドウの造形からは、大量の荷物積載に適したステーションワゴンらしさが感じられ、都会的なbZ4Xとは対照的なキャラクターです。

 

インテリアには、トヨタ独自の新素材「ソフテックストリムシート」(レザーより軽量かつ高耐久)を標準装備。14インチ級の大型マルチメディアディスプレイ、デュアルワイヤレスQi充電、アンビエント照明なども装備されます。プレミアムパッケージではJBLプレミアムオーディオ、運転席メモリ付きベンチレーテッドフロント、パノラマムーンルーフなども選択可能。マルチテレインモニター付きパノラミックビューモニターも備え、悪路走行時の安心感を高めています。

 

トヨタ新型ステーションワゴンの充電インフラと実用性の展開

北米仕様はNACS(北米充電システム)ポートに対応し、北米各地に張り巡らされた数千基規模のDC急速充電ステーションが利用できます。日本仕様については、既存のCHAdeMO規格など日本国内の充電網との適合性が期待されており、今後の詳細発表が注目されます。

 

BEVの最大の課題である「航続距離への不安」について、新型bZ4Xツーリングは最大418kmの航続距離と急速充電の高速性により、実用的な解決策を提示しています。日本国内の充電ステーション拡充により、日常利用はもちろん、ロングドライブも十分に対応可能になりつつあります。自宅での充電環境があれば、日々のガソリン補給の手間が完全に不要になり、生活スタイルが大きく変わる可能性を秘めています。

 

環境性能と実用性を両立させた新型ステーションワゴンの登場により、電気自動車の選択肢はさらに広がります。ステーションワゴンの実用性を求める顧客にとって、2026年春の発売は大きな期待を集めています。

 

【参考情報:bZ4Xツーリング開発背景】
トヨタが新型ステーションワゴンBEVを開発した背景には、欧州市場でのステーションワゴンの人気継続と、EV需要の拡大があります。2025年5月に北米で初公開され、その後ポーランドのニューモビリティ会議で欧州向けモデルが披露されました。トヨタは2026年までにポーランド市場だけでも、乗用車・商用車を合わせて10車種のBEVを展開する計画で、bZ4Xツーリングはその重要な役割を担うモデルです。従来の都市型SUVであるbZ4Xとは異なる、アウトドア志向を強めたキャラクターで、新たな市場セグメントを開拓しています。

 

トヨタ公式サイト - bZ4X情報ページ。

 

https://toyota.jp/info/bz4x/new/
カローラツーリング最新情報。

 

https://toyota.jp/corollatouring/index.html

 

 


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