マッドアンドスノータイヤ価格比較とメーカー選び

マッドアンドスノータイヤの価格帯やメーカー別の特徴、スタッドレスタイヤとの違いについて解説します。あなたの車に最適なタイヤ選びのポイントとは?

マッドアンドスノータイヤ価格とメーカー比較

マッドアンドスノータイヤの特徴
💰
価格相場

1本あたり5,810円~49,500円で購入可能。サイズや性能によって価格が変動します。

🚙
オールシーズン対応

夏も冬も1本で走行可能。タイヤ交換の手間とコストを削減できます。

⚠️
使用制限

軽い積雪には対応できますが、凍結路面や本格的な雪道では性能が不十分です。

マッドアンドスノータイヤ(M+Sタイヤ)は、通常のタイヤよりも溝が太く深く設計されており、泥道や軽い雪道での走行に適したタイヤです。価格相場は、一般的なオールシーズンタイヤで1本あたり5,810円から49,500円程度となっており、サイズやメーカーによって大きく異なります。これらのタイヤは、夏タイヤとスタッドレスタイヤの中間的な性能を持ち、年間を通して使用できる利点があります。
参考)301 Moved Permanently

マッドアンドスノータイヤは、特殊なトレッドパターンにより悪条件下でも優れたグリップ力を発揮し、トラクション性能と制動性能が高いという特徴があります。また、固いゴムと強化されたサイドウォールを備えているため、過酷な路面状況にも耐える耐久性を持ち、ノーマルタイヤと比べて寿命が長い傾向にあります。
参考)タイヤの「M+S」というマークにはどんな意味がある?

マッドアンドスノータイヤの価格帯とサイズ別相場


IRC(アイアールシー)井上ゴムバイク用スノータイヤ SN12 前後輪共用 2.50-17 4PR チューブタイプ(WT) 10132F 二輪 オートバイ用

 

マッドアンドスノータイヤの価格は、タイヤサイズによって大きく変動します。13インチから15インチの小型サイズでは、1本あたり5,810円から15,000円程度で購入可能です。中でもダンロップのオールシーズンマックスAS1は、13インチから20インチまで幅広いサイズ展開があり、14インチで約7,000円、18インチでは約20,000円が相場となっています。
参考)【2024年最新】オールシーズンタイヤのメーカー比較!おすす…

16インチから18インチの中型サイズでは、1本あたり10,000円から30,000円程度の価格帯が一般的です。ヨコハマタイヤのブルーアース4S AW21は、175/65R14が8,600円から、235/50R20が48,708円という価格設定になっています。一方、ミシュランのクロスクライメート2は、175/65R15が14,000円から、245/40R21が80,260円と、プレミアムな価格帯に位置しています。
参考)SUV用タイヤのおすすめ人気ランキング【2025年10月】

タイヤの本数と工賃を含めたトータルコストも重要です。例えば、ミシュランクロスクライメート2の185/60R15サイズでは、4本のタイヤ代金に工賃、バルブ交換、廃タイヤ手数料を合わせて70,340円が実際の負担額となります。このようなコミコミ価格を考慮すると、タイヤ選びの際には本体価格だけでなく、取り付け費用も含めた総額を検討することが賢明です。
参考)オールシーズンタイヤは本当にお得なのか!? お値段比較してみ…

マッドアンドスノータイヤのメーカー別特徴と選び方

マッドアンドスノータイヤを扱う主要メーカーには、それぞれ異なる特徴と価格設定があります。ブリヂストンのDUELER M/T 674は、オフロード走行での操作性や駆動力、安全性が高く、同時にオンロードでの静粛性や快適性も向上させた製品です。日本国内のみならず海外でも人気があり、信頼性の高いブランドとして知られています。
参考)https://uppit.upgarage.com/column/mud-terrain-tires/

ダンロップのGRANDTREK MT2は、全シーズン対応のM+S仕様で、放熱性が高くバーストしにくいチューブレスタイヤとなっています。また、ヨコハマタイヤのGEOLANDER M/T G003は、多くの新技術を採用し、耐久性や耐摩耗性を向上させつつ、岩場などの悪路でのオフロード性能が安定して発揮できる設計です。さらに、ロードノイズを最小限に抑える工夫がされており、静粛性や乗り心地も向上しています。​
タイヤ選びでは、サイズ確認が最も重要です。タイヤの側面には「205/65R15」のような表記があり、これは順にタイヤ幅、偏平率、リム径を示しています。新車時に装着されているタイヤと同じサイズを選べば問題ありませんが、装着されているタイヤのサイズが純正と異なる場合は注意が必要です。また、M+Sマークに加えてスノーフレークマークが刻印されているタイヤは、より高い雪上性能を持ち、冬用タイヤ規制時にもチェーン装着なしで走行可能です。
参考)https://kakaku.com/car_goods/studless-tire/guide_7050/

マッドアンドスノータイヤとスタッドレスタイヤの性能差

マッドアンドスノータイヤとスタッドレスタイヤには、冬場の路面における性能に大きな違いがあります。スタッドレスタイヤは、雪が積もった路面や凍った路面での性能を重視して設計されており、柔らかいゴムを使用して凍結路の凸凹に密着し、ギザギザの切り込み(サイプ)が氷の表面を引っ掻くことでグリップを確保します。一方、マッドアンドスノータイヤは、軽い積雪や圧雪路面には対応できますが、凍結路面では夏タイヤと同様に滑りやすいという特性があります。
参考)スタッドレスタイヤの代わりにオールシーズンタイヤは使える?2…

実際の性能テストでも、その差は明確です。室内氷板路でのブレーキテストと圧雪路でのスラロームテストにおいて、いずれの場合もスタッドレスタイヤの方が優れた結果を示しました。特に凍結路面においては、マッドアンドスノータイヤのグリップ力は大幅に低下し、制動距離が長くなるため安全性が大きく損なわれます。最低気温が3℃以下になると路面が凍結する可能性があるため、冬の間はスタッドレスタイヤを装着しておいた方が安全です。
参考)スタッドレス vs オールシーズン、冬タイヤの性能はどれだけ…

高速道路の冬用タイヤ規制においても、両者の扱いに違いがあります。マッドアンドスノータイヤは、警察が実施する冬用タイヤ規制時には法律的に違反しないと判断されますが、スタッドレスタイヤよりも雪道性能が低いため、積雪量によっては通行できないことがあります。一方、スノーフレークマーク付きのタイヤは、高速道路のチェーン規制時でもスタッドレスタイヤ同様にチェーンを巻かなくても通行できます。このため、降雪地域に住んでいる人やスキー場に出かける人は、マッドアンドスノータイヤではなくスタッドレスタイヤを履くことが推奨されます。
参考)なぜ通行出来ない? 意外と知らない「冬用タイヤ規制」 現場で…

マッドアンドスノータイヤの交換時期と寿命管理

マッドアンドスノータイヤの一般的な交換時期は、走行距離約30,000km、もしくは2~5年程度の使用が目安となります。この寿命は、サマータイヤとほぼ同等であり、スタッドレスタイヤよりも長持ちする傾向にあります。ただし、製造から5年・10年に満たないタイヤでも、すり減って溝がなくなっていれば交換する必要があり、法定限度である残り溝の深さ1.6mmになったタイミングが法律で定められた寿命です。
参考)オールシーズンタイヤの寿命・交換時期は?長持ちさせる方法も紹…

季節によるタイヤ交換を考える場合、冬用タイヤへの交換時期は初雪の1ヶ月前が目安です。気象庁が発表する「霜・雪・結氷の初終日」を参考に判断するとより正確な日付が分かります。また、気温が7度を下回る前にはタイヤの履き替えを行っておいた方が良いでしょう。これは、サマータイヤが低温で硬くなりグリップ力を失いやすいという特徴があるためです。
参考)早すぎる交換はNG?冬タイヤへの適切な交換時期 - くるまが…

春への切り替え時期は、地域によって異なりますが、3月下旬~4月上旬の間が一般的です。最低気温が7度を越える頃を目安に、冬用タイヤからノーマルタイヤへの交換を検討しましょう。なお、夏にスタッドレスタイヤを使用すると、路面の温度が高い環境で柔らかくなったゴムが路面と密着する面積が広くなり、大きな摩擦抵抗によって接地面が削られやすくなり、結果的に寿命を縮めてしまいます。
参考)夏にスタッドレスタイヤを使用するとどうなる?基礎から解説

マッドアンドスノータイヤの意外なメリットと注意点

マッドアンドスノータイヤには、一般的に知られている以外にも意外なメリットがあります。最も大きなメリットは、タイヤの付け替えにかかる手間と費用を省けることです。従来のタイヤだと、夏用・冬用と季節に合わせて変更する必要がありましたが、オールシーズン対応のマッドアンドスノータイヤなら年間を通して使用できるため、タイヤの本数が減り、保管場所に困っている方にとっても大きなメリットとなります。また、毎年のタイヤ交換にかかる費用を抑えられるため、経済的な負担を軽減できます。
参考)【後悔?】オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?メリット・…

耐久性の面でも、マッドアンドスノータイヤは優れた特性を持っています。固いゴムと強化されたサイドウォールを備えているため、過酷な路面状況にも耐える力があり、ノーマルタイヤと比べて寿命が長く、最後まで安定した性能を発揮します。さらに、特殊なトレッドパターンにより、雨で濡れた路面でも滑りにくく、車両の安定性を確保する能力があります。​
ただし、マッドアンドスノータイヤには重要な注意点もあります。スタッドレスタイヤやチェーンと比べて、極端な冬の条件下での性能が劣ることを理解しておく必要があります。本格的に降り積もった雪や凍結した路面を走行するのであれば、早めにスタッドレスタイヤに交換するか、チェーンを用意することが推奨されます。また、舗装路での操縦性、乗り心地、静粛性、燃費性能については、通常の夏タイヤに劣る面があることも認識しておくべきです。降雪が多い地域や凍結路が多い地域には適していないため、お住まいの地域の気候条件を考慮してタイヤを選択することが重要です。
参考)オールテレーンタイヤってなに? M+Sとは? SUVのタイヤ…

 

 


ジオランダー MT G003 165/65R14 81/78Q LT 14インチ タイヤ単品4本 ヨコハマタイヤ YOKOHAMA TIRE GEOLANDAR M/T オフロード マッドアンドスノー マッドテレーン