キャリイトラック カスタムパーツ選び実践ガイド

キャリイトラック カスタムで車高や外装を理想形に

キャリイトラック ホイール交換による第一印象の改善

 

キャリイトラックのカスタムで最も手軽に始められるのがホイール交換です。手軽にイメチェンが図れるこの手法は、モデル問わず軽トラカスタムの定番。各社から様々なデザインの軽トラ用ホイールが登場しており、初心者から上級者まで超オススメのメニューとなっています。

 

ホイール選びで押さえておきたいポイントは複数あります。まず車検を通すための必須要素として、ボルト穴が4つ、P.C.D.が100mm、ハブ径が54〜60mm以上であることが条件です。アルミホイールの場合はJWL-TとVIAの打刻が必須。推奨要素としてはリム径12〜15インチ、リム幅4インチ前後、インセット40〜45mmが目安となります。

 

軽自動車かつ貨物登録のためホイールのはみ出しは厳禁で、リム径が大きすぎるもの（17インチ超え）はNGです。キャリイトラックに適合する人気ホイール製品としては、BLESTの「ビートステージKS-C」（20,900〜29,700円）やMID WHEELSの「Garcia Chicago5」（33,000〜42,900円）などが選択肢として挙がります。

 

これらのホイールは単なる見た目の向上に留まらず、適切に選ぶことで走行性能の向上にも直結します。

 

キャリイトラック リフトアップで悪路走破性と迫力を両立

サスペンション回りを調整して車高を上げるリフトアップは、軽トラカスタムの定番です。見た目にワイルドさがプラスできるだけでなく、最低地上高UPによる悪路走破性の向上が見込めます。ラダーフレーム&パートタイム4WDを備えたオフロード適性の高いキャリイトラックにうってつけのカスタムとなっています。

 

キャリイトラックにおけるリフトアップの手法は少々特殊です。フロントは大半の乗用車同様、コイルスプリングを長いものに交換するだけでOKです。しかしリアにはリーフスプリングが採用されているため、高さを稼ぐために車軸とリーフスプリング間にブロックを挟む必要があるんです。

 

GT CAR プロデュースの「2インチアップキット タイプＳ キャリイ／スーパーキャリイ(DA16T)用」（74,690～79,750円）は、4WD仕様に対応し車高を2インチ（約50mm）UP可能。スペーサーに面がついていてモンキー等での締め付けが可能、Uボルトは高品質なS45C材製でオフロードでの耐久性が抜群です。

 

リフトアップの注意点は以下の通り。4cm以上車高を上げる場合は構造変更が必要となります。上げ幅によってはメンバー、シャフト、ブレーキホースなどの調整も必要になるため、専門知識がないならプロに依頼することをお勧めします。また直前直左の死角対策も必要です。意外と知られていない情報として、リフトアップは風に煽られやすくなる、ロール量が増える、足回りへの負荷が増えるといったデメリットも伴うため、まずは1インチ前後のリフトアップ（ちょい上げ）から始めてみるのがおすすめです。

 

キャリイトラック エアロパーツで視覚的な存在感を大幅アップ

外装パーツを使ったカスタムもキャリイトラックの定番です。スポーツ系からワイルド系、レトロ系まで、外装をいじるだけでも結構雰囲気が変わります。特に人気なのが各種エアロキット、各種ガーニッシュ（貼り付けるタイプの装飾）、バンパーガード、マッドフラップ、マフラーなど。これらは構造変更なしで取り付けの「指定部品」のため非常にお勧めです。

 

翔プロデュースの「Novel SUPER（16系）フロントハーフエアロ3点セット」（170,500円）は、ダクトを備えたダイナミックなデザインでキャリイトラックの足回りを彩ります。フロントハーフ、サイドステップ、リアバンパーの3点がセットになっており、統一感のある仕上がりが実現します。

 

一般的には知られていない選択肢として、mooku（夢久）の「CAB フルキット」（330,000円）が挙げられます。これはキャリイトラックを往年のマツダ・ポーターキャブ風にカスタムできるもので、DIYでも取り付けが可能。気軽にレトロルックが楽しめる逸品です。さらにBlowの「ウーキーライダー」（297,000〜円）はキャリイトラックを名車ジープ・FC150/FC170風にできるフェイスキット。オプションが魅力的で、荷台用のテントやレトロなミラー等が選択可能です。

 

キャリイトラック タイヤ交換で全体的なカスタムスタイルを完成

ホイール交換やリフトアップと並行して行われるのがタイヤ交換です。組み合わせるカスタムの性質上、オフロードタイヤ（M/Tタイヤ・A/Tタイヤ等）への交換が定番となっています。

 

キャリイトラックのタイヤ選びで気をつけたいのはサイズ感です。車検不合格を避けるためにもいくつかのポイントをおさえる必要があります。ホイールに収まる断面幅のものを選ぶこと、ロードインデックス（LI）は純正品の80/78（＝6PR）以上で選ぶこと、外径を純正品から大きくしすぎないことが重要です。

 

キャリイ系統（DA16T）の場合、純正タイヤの厚みは扁平率80%×幅145mm÷100＝116mmであり、純正タイヤの外径はホイール径304.8mm+タイヤ厚116mm×2＝536.8mmとなっています。特に外径は大きくしすぎるとメーター速度と実速度のズレによる車検不合格を招いてしまいます。速度のズレを10km/h以内に収めることを目安として、タイヤを選ぶことが大切です。

 

意外と見落とされる情報として、タイヤブランドによって同じサイズでも外径が微妙に異なることがあります。複数メーカーのタイヤを比較検討し、純正サイズに最も近いものを選ぶことで、車検対応性と快適性の両立が可能になります。

 

キャリイトラック 荷台カスタムで機能性と個性を両立

キャリイトラックでは荷台を活かしたカスタムも大人気です。ボックス・幌、キャリア、ロールバー、アングルポスト、ベッドエクステンダーなど、複数のパーツが存在し、これらを取り付けることで見た目も積載性もパワーアップします。

 

嬉しいことに荷台周りのパーツは基本的に構造変更なしで取り付け可能です。気軽にカスタムできて趣味でも仕事でも活躍してくれることから、カスタム初心者の方にも超おすすめとなっています。

 

HARD CARGO JAPANの「ワークキャリア」（140,800円）は、モデル・年式問わず全ての軽トラに適合し、装着時の全高は2.1m以内で立体駐車場にも対応。耐荷重約100kgで仕事道具から趣味のギアまで積み放題という優れ物です。粉体塗装により傷つきにくさが抜群で、国内生産による品質も最高水準。J-tanto（但東自動車）の「トラレール エアロバー二段タイプ H800」（43,120円〜）は穴あけなしで荷台に挟んで固定できるキャリア。下段エアロバーがスライド式になっていて長尺物を積み込みたい時に便利です。

 

あまり知られていない選択肢として、Lanps「Lanps 1960」（390,500円）という三方開きの荷台ボックスがあります。積雪に耐えるアルミフレームと断熱性抜群の発泡樹脂パネルを備えており、農作物の運搬からキャンプ（荷台泊）まで大活躍間違いなしの製品です。

 

キャリイトラックの内装カスタムも見逃せません。HARD CARGO JAPANの「ルーフネット（スーパーキャリイ専用DA16T）」（19,580円）は車内天井部を収納スペースに変えてくれる逸品。荷台用のネットと同水準のFIA規格品で安全性は抜群。カモフラージュ、ネオングリーン、ネオンピンク、オレンジ、レッド、ブラック、ブルーの7色展開で車内に彩りを添えてくれます。趣味に仕事に道具を満載したい方に超おすすめです。

 

軽トラカスタムの定番パーツと施工事例を網羅した詳細ガイド
軽トラックの内装・外装カスタムの総合的な解説と選択肢

 

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