寒霞渓ロープウェイで楽しむ絶景ドライブと展望台巡り

車で行く寒霞渓ロープウェイの魅力を徹底解説。駐車場情報から展望台、周辺のドライブコースまで、小豆島の絶景スポットを満喫するコツをご存知ですか?

寒霞渓ロープウェイの魅力

寒霞渓ロープウェイで味わう絶景体験
🚡
空中散歩で渓谷美を満喫

全長917m、高低差312mを約5分で結ぶ空の旅。日本三大渓谷美のひとつを眼下に望める

🌊
瀬戸内海の絶景パノラマ

空・海・渓谷を一度に眺望できる日本唯一のロープウェイ。四国の山並みまで見渡せる

🍁
四季折々の自然美

春の山桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧。季節ごとに表情を変える大自然を体感

寒霞渓ロープウェイの基本情報と運行時間


N.(エヌ)2024年8月号(Vol.137)【特別付録】「寒霞渓ロープウェイ」ペーパークラフト

 

寒霞渓ロープウェイは、小豆島の中央部に位置する日本三大渓谷美のひとつ「寒霞渓」の麓から山頂を結ぶ、瀬戸内海国立公園を代表する観光施設です。約1300万年前の火山活動で誕生し、200万年の歳月が創造した渓谷美を、全長917m、高低差312mの空中散歩で楽しめます。
参考)観光コンテンツ

運行時間は季節によって異なり、3月21日~10月20日は8時30分~17時、紅葉シーズンの10月21日~11月30日は8時~17時と早朝から運行しています。ロープウェイは毎時12分間隔で運行し、混雑時には6分間隔で増便されるため、発着時刻に縛られずに乗車できる点が便利です。定員40名を乗せて約5分で山頂駅に到着し、その間、奇岩怪石が連なる渓谷美と瀬戸内海の絶景を一度に望むことができます。
参考)https://yutai.jafnavi.jp/facility-detail/000037010201

料金は時期によって変動し、A期間(3月21日~10月31日、12月1日~12月10日)は大人往復2,340円、片道1,300円、B期間(紅葉シーズンの11月1日~11月30日)は大人往復2,700円、片道1,500円となります。C期間(12月11日~3月20日)は大人往復2,160円、片道1,200円で、小人料金はいずれも半額です。団体料金(30人以上)の設定もあり、観光バスでの来訪にも対応しています。
参考)寒霞渓の山頂へ車で行く方法と紅葉時期の穴場駐車場について -…

寒霞渓ロープウェイ駐車場の料金と収容台数

車で訪れる方にとって重要な駐車場情報ですが、寒霞渓には山頂駅とこううん駅(麓)の2箇所に駐車場が整備されており、どちらも無料で利用できます。山頂駅の駐車場は約200台分のスペースがあり、普段は問題なく駐車できますが、紅葉シーズンには満車になることもあるので注意が必要です。一方、麓のこううん駅には約40台分のスペースしかなく、紅葉時期の休日は朝8時の始発便が出る頃には既に満車となり、その後は路上に縦列駐車が続くこともあります。
参考)【割引チケット情報あり】寒霞渓ロープウェイの2つの乗り場・時…

山頂駅の駐車場を利用する場合、小豆島の各港から車で約40分ほどでアクセス可能です。特に草壁港からの県道29号線は比較的道幅が広く、運転しやすいルートとしておすすめされています。大部港からの県道31号線や福田港からの県道246号線は道幅が狭くカーブが多いため、運転には十分な注意が必要です。
参考)【小豆島寒霞渓】ロープウェイや展望台から見る渓谷美はまさに絶…

山頂に直接車でアクセスする場合、ロープウェイの待ち時間を気にせず自分のペースで観光できるメリットがあります。また、山頂に車を駐車してロープウェイで下り、再びロープウェイで登って戻るという楽しみ方も人気です。これは麓のこううん駅の駐車場に停められないことが多いため、このような観光スタイルを選ぶ方が増えています。​

寒霞渓山頂の展望台から望む絶景ポイント

寒霞渓山頂には3つの展望台があり、それぞれ異なる角度から瀬戸内海と渓谷美を楽しめます。第一展望台は山頂エリアで最も広い視界が得られるメインビューポイントで、足元から広がる渓谷の迫力とその向こうに広がる瀬戸内海の島々を一度に眺められます。天気の良い日には、遠く本州や四国の山並みまで見渡せ、朝夕の光の変化も美しいスポットです。
参考)小豆島・寒霞渓観光ガイド2025|絶景の渓谷美と見どころを徹…

第二展望台では、「かわらけ投げ」という体験ができます。1組200円で、輪の中に入るとご利益があると言われており、観光客に人気のアクティビティです。第二展望台からの景観も第一展望台と同様に素晴らしく、眼下に広がる小豆島や瀬戸内海、四国まで見渡すことができます。
参考)寒霞渓山頂展望台 クチコミ・アクセス・周辺情報|小豆島 - …

山頂駅から徒歩で15~20分ほど山道を歩くと、「四望頂展望台」に到着します。この展望台は寒霞渓「表12景」の一つに数えられており、荒々しい雰囲気の断崖が独特の景観を醸し出しています。山、海、空に視界が開け、四方の展望を楽しめることからこの名前が付けられており、深い渓谷と海を同時に見ることができる珍しいビューポイントです。山頂エリアには総工費1億円といわれる快適なトイレも整備されており、ゆっくりと展望台巡りを楽しめる環境が整っています。
参考)四望頂展望台 クチコミ・アクセス・周辺情報|小豆島 - フォ…

寒霞渓周辺のドライブコースとアクセス方法

寒霞渓周辺は「寒霞渓ブルーライン」と呼ばれるドライブコースが整備されており、小豆島スカイラインと接続して寒霞渓を囲むように走る風光明媚なルートです。この道路は県道29号・寒霞渓公園線で、延長約15.7kmの元観光有料道路でしたが、現在は無料で通行できます。ドライブ中は四季折々の景色を楽しめ、特に秋の紅葉シーズンは錦繍に染まる渓谷美が圧巻です。
参考)寒霞渓ブルーライン

小豆島を車で巡る際のおすすめルートとして、土庄港から出発し、エンジェルロード、小豆島オリーブ公園、寒霞渓、醤の郷、二十四の瞳映画村を巡るコースが人気です。このルートなら小豆島の主要観光スポットを効率よく回ることができ、1日で小豆島の魅力を満喫できます。
参考)小豆島王道コース

寒霞渓へのアクセスは、小豆島の各港から車で約40分程度です。池田港や坂手港からは約25~30分、土庄港からは約35~40分、福田港からは約40分となります。路線バスを利用する場合は、紅葉シーズンを含む10月20日~12月10日は毎日運行しており、草壁港からは約11分でこううん駅に到着します。土庄港や池田港からもバスが運行していますが、所要時間はそれぞれ約1時間、約30分となり、そこからロープウェイで約5分で山頂駅に到着します。
参考)初めてでも迷わない!寒霞渓アクセス完全ガイド|小豆島の絶景に…

山頂まで車で直接行く場合は、東西南北の四方向からアクセス可能ですが、道幅の広さから草壁港からの県道29号線が最もおすすめです。山頂への道路は狭くカーブが多いため、対向車に十分注意しながら運転する必要があります。カーナビで設定する際は、山頂駅の電話番号0879-82-2171、こううん駅の電話番号0879-82-0904を入力するとスムーズにアクセスできます。
参考)観光コンテンツ

寒霞渓の紅葉と新緑の見頃時期

寒霞渓の最大の魅力は四季折々の表情を楽しめる点で、特に紅葉シーズンは多くの観光客が訪れます。例年の紅葉の見頃は11月中旬~11月下旬で、2025年の紅葉も平年並みの11月中旬が見頃と予想されています。2024年は11月14日~12月9日頃が見頃時期となり、山全体が燃えるように染まる秋の景色が圧巻でした。紅葉シーズンには「寒霞渓もみじ茶会」が開催され、2025年11月3日(祝)には渓谷が目の前に広がる特等席でお抹茶とオリーブまんじゅうを楽しめるイベントが予定されています。
参考)【2025年】寒霞渓の紅葉はいつからいつまで?見頃の時期と絶…

紅葉時期の混雑状況として、11月中旬は団体ツアーも多く開催され、特に休日は大変混雑します。混雑を避けたい方には平日の早朝がおすすめで、朝8時などの早めの時間に訪れるか、15時以降の比較的混雑が落ち着く時間帯を狙うとよいでしょう。ロープウェイ料金も紅葉シーズンは通常より高めに設定されており、大人往復2,700円、片道1,500円となります。
参考)紅葉の寒霞渓 散策&ドライブガイド【車中泊クルマ旅のプロが解…

春から初夏にかけては新緑の美しさが際立ち、特に小豆島固有種の「ショウドシマレンギョウ」が見ごろを迎える4月下旬には、渓谷一帯が鮮やかな緑色に染まります。春の山桜も美しく、青もみじのトンネルを通る景観は生命力溢れる清々しい体験となります。初夏の新緑は紅葉と並ぶ寒霞渓の見どころで、瀬戸内海の碧と深緑のコントラストが絶景を作り出します。冬には雪化粧した渓谷も趣があり、一年を通じて異なる表情を見せる寒霞渓は何度訪れても飽きることがありません。
参考)https://www.jalan.net/kankou/spt_37321ab2040005749/

寒霞渓ロープウェイ公式サイト
運行時間、料金、最新の紅葉情報などの詳細はこちらで確認できます。

 

寒霞渓へのアクセス情報
各港からの詳しいアクセス方法や無料シャトルバスの時刻表が掲載されています。