電動バイク125ccクラス選び方航続距離価格比較

車からの乗り換えを検討している方に向けて、125ccクラスの電動バイクの特徴、価格、維持費、航続距離や充電時間を詳しく解説します。国産メーカーのホンダやカワサキのモデルも比較しながら、あなたに最適な一台を選ぶポイントは何でしょうか?

電動バイク125ccクラスの選び方

この記事で分かること
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125ccクラスの基本

定格出力0.6kW超~1.0kW以下の電動バイクが該当し、原付二種として扱われます

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価格と維持費

国産メーカーの車両価格は20万~106万円、年間維持費は2万~8万円程度です

航続距離と充電

1回の充電で30~57km走行可能、フル充電には3~8時間かかります

電動バイク125ccクラスの定格出力と免許区分

125ccクラスの電動バイクは、定格出力0.6kW超から1.0kW以下のモーター出力を持つバイクを指します。このクラスは原付二種に相当し、小型限定普通二輪免許(AT限定可)があれば運転できます。ガソリンバイクが排気量で区分されるのに対し、電動バイクはモーター出力で分類される点が大きな違いです。
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定格出力の区分はやや複雑で、51cc以上90cc未満相当が定格出力601W以上800W以下の黄色ナンバー、91cc以上125cc未満相当が定格出力801W以上1000Wまでのピンクナンバーとなります。ただし、定格出力と最高出力は必ずしも比例しないため、カタログスペックをよく確認する必要があります。
参考)https://ameblo.jp/strawberrin/entry-12243934610.html

この免許区分なら、原付一種のように30km/h制限や二段階右折の義務がなく、法定速度60km/hで幹線道路も快適に走行できます。免許取得後1年以上経過すれば二人乗りも可能になるため、使い勝手が大幅に向上します。
参考)https://www.bikekan.jp/media/0105

電動バイク125ccクラスの航続距離と充電時間の実情

125ccクラス電動バイクの航続距離は、バッテリー容量やモデルによって大きく異なります。ホンダのCUV e:は交換式バッテリー2個搭載で、60km/h定地走行テストで57km程度の航続距離を実現しています。一方、一般的な原付二種電動バイクは30~50km程度の航続距離が標準的です。
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充電時間については、フル充電まで3.5~8時間程度が一般的です。ガソリン車のように瞬時に満タンにできないため、日常の通勤や買い物で使う場合は、毎晩充電する習慣をつける必要があります。自宅での充電が基本となるため、駐輪スペースにコンセントがあるか事前に確認しておくことが重要です。
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航続距離が短いというデメリットはありますが、近距離移動が中心なら実用上の問題はほとんどありません。1回の充電でかかる電気代は約20円程度と非常に経済的で、ガソリン代と比較すると大幅なコスト削減が可能です。
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電動バイク125ccクラスの価格帯と国産メーカー比較

125ccクラス電動バイクの価格帯は、メーカーやモデルによって幅があります。ホンダのCUV e:は車両本体価格20万200円で、別途バッテリー2個(1個10万8900円)と充電器(5万5000円)を購入すると総額52万8000円となります。一方、カワサキのNinja e-1は106万7000円とスポーツモデルらしい価格設定です。
参考)https://www.itmedia.co.jp/fav/articles/2406/10/news085.html

国産メーカーの中でホンダは交換式バッテリーシステム「Honda Mobile Power Pack e:(MPP)」を採用し、バッテリーシェアリングサービス「ガチャコ」も東京・大阪で展開しています。カワサキは2023年に電動のNinja e-1とZ e-1を発売し、17インチのフルサイズでAT限定免許で乗れるスポーツモデルとして注目されています。
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ヤマハもE-Vinoなどの電動モデルを展開しており、実証実験用のE01は125ccクラス相当の出力を持っています。価格とスペックのバランスを考えると、日常使いならホンダ、趣味性を重視するならカワサキが選択肢となります。
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電動バイク125ccクラスの維持費と補助金制度

電動バイクの維持費は年間2万~8万円程度で、ガソリンバイクと比較して大幅に安くなります。内訳は自賠責保険が年間7,070円、軽自動車税が2,000~2,400円、任意保険が約2万円、駐輪場代が月3,000円で年間3万6,000円です。燃料代にあたる充電費用は1日20km走行で年間約6,240円と非常に経済的です。
参考)電動バイクは安い!?初期費用・維持費・保険料を徹底解説 href="https://www.freemile.jp/blog/low-price/" target="_blank">https://www.freemile.jp/blog/low-price/amp;#…

さらに電動バイクには車検が不要という大きなメリットがあります。電動バイクは定格出力がどれだけ大きくても軽二輪扱いとなるため、250cc超のガソリンバイクのような定期的な車検費用がかかりません。ただし保安基準を満たすための整備は必要なので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
参考)電動バイクの免許・種類・交通ルールについて紹介 href="https://www.freemile.jp/blog/electric-motorcycle-type/" target="_blank">https://www.freemile.jp/blog/electric-motorcycle-type/amp;#8211…

補助金については、電気自動車(EV)と同様に電動バイクも補助金対象となるケースがあります。ただし新車購入のみが対象で、購入後3~4年程度の処分制限期間が設けられています。補助金の詳細は年度や自治体によって異なるため、購入前に最新情報を確認することをおすすめします。
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電動バイク125ccクラス選択時の独自チェックポイント

車からの乗り換えを検討している方には、電動バイク特有の注意点があります。まず駐輪スペースとコンセントの位置関係を確認しておきましょう。毎日の充電が前提となるため、自宅やマンションの駐輪場にコンセントがない場合は、充電環境の整備が必要です。折りたたみ可能なコンパクトモデルなら玄関保管も選択肢になります。
参考)電動バイクとは?種類・選び方・注意点について紹介 href="https://www.freemile.jp/blog/electric-bike-notes/" target="_blank">https://www.freemile.jp/blog/electric-bike-notes/amp;#821…

バッテリーの寿命も重要な検討事項です。電気自動車と同様に、電動バイクのバッテリーも経年劣化します。一般的に保証期間は8年程度で、その後は航続距離の低下や充電容量の減少が起こる可能性があります。交換には数万円~数十万円かかるため、バッテリー保証内容を購入前に必ず確認しましょう。
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使用目的の明確化も選択の鍵となります。通勤だけなのか、週末のレジャーにも使うのか、荷物運搬や二人乗りが必要かによって、求めるバッテリー容量や車体サイズが変わります。都市部での短距離移動中心ならコンパクトモデル、郊外への遠出を楽しむなら航続距離の長いタイプを選ぶと満足度が高まります。試乗できる機会があれば、実際の乗り心地や加速感を確認することが最も確実です。
参考)【購入検討中の方必見】電動バイク選びは試乗が決め手!