ベンテイガを買った翌年、維持費だけで年間150万円以上かかって後悔した人がいます。
ベントレー ベンテイガの新車価格は、グレードによって大きく異なります。2025年の最新モデルでは、エントリーグレードにあたる「EXTENDED WHEEL BASE」が2,649万円からスタートし、最上位の「EXTENDED WHEEL BASE MULLINER」になると4,038万円と、最大で約1,400万円もの差が生じます。この価格差は、単なる装備の違いだけでなく、エンジン仕様や専用内装素材、職人によるハンドクラフトの工数にも起因しています。
つまり、グレードごとに"別の車"を選ぶイメージが基本です。
下表に現行グレードの主な価格をまとめました。
| グレード | 新車価格(税込) |
|---|---|
| EXTENDED WHEEL BASE | 2,649万円 |
| HYBRID | 2,687万円 |
| V8 | 2,713万円 |
| HYBRID AZURE | 3,045万円 |
| AZURE | 3,096万円 |
| S | 3,043万円 |
| HYBRID S | 2,969万円 |
| EXTENDED WHEEL BASE AZURE | 3,357万円 |
| V8 SPEED | 3,408万円 |
| EXTENDED WHEEL BASE MULLINER | 4,038万円 |
価格だけを見ると「HYBRID」と「V8」の差はわずか26万円しかありません。しかし走行フィールや燃費特性は大きく異なるため、価格差だけで選ぶのは早計です。購入前には、どちらの走行スタイルが自分の使い方に合っているかを試乗で確認することが先決です。
また、新車購入時には車両本体価格以外に諸費用が加算されます。自動車税(年間88,000円)・重量税・自賠責保険・環境性能割などを含めると、エントリーグレードでも乗り出し価格は2,800万円前後になります。オプションを追加すれば、あっという間に3,000万円を超えることも珍しくありません。
これは覚悟が要りますね。
ベントレー公式サイトではグレードごとの詳細スペックや内装カスタマイズ例を確認できるため、購入検討前に一度目を通しておくことをすすめします。
ベントレーモーターズ公式:ベンテイガ ラインアップ・スペック一覧
ベンテイガには大きく分けて3つのパワートレーン系統があります。「ハイブリッド」「V8」「V8 SPEED」の3系統で、それぞれの性格はかなり異なります。
まずハイブリッドは、3.0リッターV6エンジン+電気モーターを組み合わせたPHEVです。エンジン単体では340ps/最大トルク450Nmを発揮し、EV走行時は静粛性が際立ちます。新車価格2,687万円は、3系統の中でもっとも購入しやすい水準です。WLTCモードでの燃費は29.4km/L(ハイブリッド走行込み)と優秀で、普段使いが多いオーナーや燃費を意識する方には魅力的な選択肢です。
ただし車重がV8より200kg以上重い点には注意が必要で、ハンドリングのキレよりも快適な乗り味を重視した設計になっています。静かで滑らかな走行が欲しいなら、ハイブリッドが条件です。
V8は、4.0リッターV8ツインターボを搭載し、550ps/最大トルク770Nmという圧倒的な動力性能を持ちます。新車価格は2,713万円。高速での伸びやかな加速や、スポーティな走りを求めるなら間違いなくV8が向いています。実際、専門メディアの評価でも「ベンテイガというキャラクターに一番よく似合うエンジン」と評されることが多いです。これは使えそうです。
V8 SPEEDは、V8エンジンのチューニングを高めた最高性能グレードで、650ps/最大トルク850Nmを発揮。0-100km/h加速はわずか3.4秒(※新型スピードの公表値)と、重量2.5トンのSUVとは思えないタイムを叩き出します。価格は3,408万円で、V8より約700万円高い設定です。スポーツ走行や所有満足度を最大限に求めるなら、スピードが最終候補になります。
ベンテイガのグレード間比較については、モーターファンの詳細な解説記事が参考になります。
新車での購入が難しい場合でも、中古市場ではベンテイガを比較的手が届きやすい価格帯で見つけられることがあります。ただし、「安いから」という理由だけで購入すると後悔するリスクが高い車種でもあります。
2026年3月時点の中古価格相場を見ると、V8グレードで1,180万円〜2,158万円、アズールグレードで2,212万円〜3,120万円程度の流通が確認されています(価格.com参照)。V8の中古であれば、新車価格2,713万円に対して最安値では1,100万円台まで下落しているケースもあり、約1,600万円もの差が生じることがあります。
中古価格が安い理由の一つは、リセールバリューの急落にあります。
ベンテイガは購入1年後の残価率がすでに62%まで落ちることが判明しています(カーセブン調べ)。つまり、3,228万円で買った場合、1年後には約1,240万円もの価値が消えてしまう計算です。イメージとしては、ランチを毎日食べる感覚で1日あたり約3万4,000円が消えていく、そんな規模感の値下がりです。
その後5年後までの残価率は50%前後で推移するため、長く乗れば相対的な損失は緩やかになります。売却を見据えるなら、購入直後の早い段階で手放すことはダメです。
中古車を選ぶ際は以下のポイントを確認しましょう。
- 走行距離は4万km以内が目安 :走行距離が6万kmを超えると買取相場が約15%下落するというデータがあります(shauru.jpの相場表より)
- 整備記録簿の有無 :ベントレーはディーラー整備の記録があるものが安心度が高い
- 電子制御系の動作確認 :ベンテイガは高度な電子制御システムを搭載しているため、試乗時に各機能の動作を必ず確認する
- 認定中古車の優先検討 :ベントレーディーラーの認定中古車はコストが上がる分、品質保証が付く
ベンテイガのオーナーになることで覚悟しなければならないのが、継続的な維持費の高さです。購入価格だけに目を向けて車を買うと、翌年以降の出費に驚くことになります。
年間維持費の主な内訳は以下のとおりです。
| 費用項目 | 目安金額(年間) |
|---|---|
| 自動車税 | 88,000円 |
| 任意保険(車両保険付) | 100万円以上 |
| ガソリン代(年1万km・燃費7.8km/L) | 約18万円 |
| 駐車場代(月2〜3万円) | 24〜36万円 |
| オイル交換(1回3万円以上) | 3万円〜 |
| タイヤ交換(4本24万円) | 24万円〜 |
| 合計(最低限) | 約48万円〜 |
ガソリン代だけ見ると18万円程度ですが、任意保険(車両保険フル付帯)が年間100万円を超えることがあります。これが痛いですね。また、285/45R21という特殊サイズのタイヤは1本約6万円、4本で24万円と高額です。スタッドレスタイヤも用意するとさらに24万円の出費が加わります。
さらに見落としがちなのが「修理費の備え」です。ベンテイガの電子制御システムや専用部品は高品質な反面、故障時の修理費が非常に高額になります。専門家の目安では、修理・部品交換代の予備費として常時300万円の余裕が必要とされています。
別の表現をすれば、年収1,500万円クラスの方が余裕を持って維持できる維持費水準、というのが現実です。
燃費についても注意が必要です。V8グレードの実燃費はメーカー公表値(混合7.8km/L)よりも実際には落ちるケースが多く、市街地走行では5km/L程度になることもあります。一方でハイブリッドグレードはEV走行を活用することで、市街地での燃費を大幅に改善できます。
維持費を正確に把握したい方は、カーセンサーの維持費シミュレーターが参考になります。
「なぜ3,000万円のSUVを買うのか」という問いに答えられない人は、購入後に後悔しやすいです。一方で、ベンテイガには価格以上の価値が存在するという側面も無視できません。
まず見逃せないのが、「希少性と所有満足度」です。ベントレーはフォルクスワーゲングループ傘下にあるものの、製造工程の多くを英国クルーの工場で職人が手作業で仕上げており、1台に費やす工数は大量生産車の比ではありません。ダッシュボードのウッドパネル1枚に使われる木材は、世界中の森から厳選されたもので、複数の職人の手を経て完成します。同じモデルでも内装の木目は1台1台異なり、世界にひとつだけの仕上がりになります。
次に注目すべき点は、「パフォーマンスのギャップ」です。車重2,395kgという重量級SUVでありながら、V8グレードでも0-100km/h加速は4.4秒。スピードグレードに至っては3.4秒という驚異的な数値を記録します。これは東京ドーム(直径200m程度の距離)を疾走する感覚で、一般的なファミリーカーでは到底体験できない次元です。
意外に知られていない強みが「悪路走破性」です。ベンテイガは世界中の険しい悪路でテストを繰り返して開発されており、ラグジュアリーSUVでありながら本格的なオフロード性能を備えています。スキー場や山岳地帯など、路面状況が不安定な場所へのアクセスにも対応できる実用性は、同価格帯の他ブランドと比較しても際立っています。
また「ベントレーブランドの社会的認知度」も、ビジネス上の価値として軽視できません。接待や重要なビジネスシーンで使用するクルマとして、国際的なブランド認知度の高さはメルセデスやBMWとは別次元に位置しています。
とはいえ、これらの価値が価格に見合うかどうかは完全に個人の価値観次第です。購入を決める前に「自分が最も重視するのは何か」を明確にしておくことで、後悔のない選択に近づけます。
GQジャパンの試乗記事では、実際のオーナー目線でのベンテイガの魅力が丁寧にまとめられています。
数千万円規模の購入で失敗しないために、購入プロセスを段階的に整理しておくことが重要です。購入ステップを体系化すれば、後から「知らなかった」という事態を防げます。
ステップ1:予算の総額を決める
車両価格だけでなく、初年度にかかる全費用を試算しましょう。諸費用(約64万円〜)+任意保険(約100万円〜)+年間維持費(約48万円〜)を加えると、最初の1年だけで総支出が大幅に膨らみます。新車2,649万円のモデルでも、初年度の実質負担は2,900万円を超えることを念頭に置くのが大切です。
ステップ2:グレードを絞る
前述のとおり、ハイブリッド・V8・V8 SPEEDでは走行フィールが大きく異なります。可能であれば複数グレードの試乗を行い、ご自身の使用シーン(通勤・長距離・オフロード・スポーツ走行)に最も合うモデルを選ぶことが先決です。
ステップ3:新車か中古かを判断する
年間走行距離が少なく、コスト最優先なら認定中古車も有力な選択肢です。ただし走行距離や整備記録の有無、保証内容を必ず確認する必要があります。新車の場合はオプション選択の幅が広い反面、1年後のリセールバリュー低下(約38%)を覚悟した上で長期保有を前提にした購入判断が求められます。
ステップ4:複数の業者で査定・見積もりを取る
中古車購入の場合、複数の業者に見積もりを依頼することで数十万円単位の差が出ることがあります。輸入車専門の業者と一般の中古車販売店では価格だけでなく整備内容や保証範囲が大きく異なるため、比較は必須です。同様に、現在の所有車の売却を検討している場合も、複数の買取業者に査定を依頼することで得られる金額が変わります。
ステップ5:維持費の見通しを立てる
購入後の月々の費用を試算したうえで、無理のない支払い計画を立ててから契約に進みましょう。専門家の目安として「月30万円以上を車の費用に自由に使える状況」であれば維持に余裕が生まれます。維持費がシビアな状況での購入は、後に「売りたくても売れない」状況になるリスクがあります。維持費の計算は必須です。
ベントレーの購入・価格選びについては、最新情報を継続的に確認することが大切です。
グーネット:ベンテイガ歴代モデル・グレード別カタログ情報(最新)

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