ワイナンバー保険証を利用するためには、事前にマイナポータルでの健康保険証利用申込が必要です 。登録状況は、マイナポータルのホームタブ内「証明書」エリアから開くことのできる「健康保険証」ページで確認できます 。登録が完了している場合は、「利用登録状況」に「登録済み」と表示されます 。
参考)マイナンバーカードの保険証利用について(被保険者証利用につい…
事前に健康保険証利用申込がお済みでなくとも、マイナンバーカードを医療機関・薬局にお持ちいただくと、受付で健康保険証として利用するための申込みが可能です 。この際、顔認証付きカードリーダーで受付を行う仕組みとなっています 。
参考)マイナンバーカードと健康保険証の一体化について
ワイナンバー保険証利用時の基本的な流れ。
顔認証時の読み取りエラーは、カードを袋にいれたまま置く、カメラに近づき過ぎる、逆光や外光の影響を受けることなどが主な原因となっています 。エラー時の対応について医療機関では適切な周知が行われています 。
参考)https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001277524.pdf
顔認証ができない場合でも、暗証番号入力や「目視確認モード」による資格確認も可能です 。暗証番号を忘れた場合や暗証番号がロックされた場合でも、顔認証付きカードリーダーでの顔認証や、「目視モード」による本人確認が可能ですので、健康保険証としてご利用いただけます 。
参考)マイナ保険証に関する情報まとめ(メリット、よくある質問)|デ…
顔認証システムの特徴。
ワイナンバー保険証は、国民の皆さまにさまざまなメリットを提供します 。特に自動車を運転される方にとって、救急搬送時の活用は重要な機能です 。救急搬送時の活用における実証事業では、「救急搬送時にも!もしもの時に役立つマイナンバーカード」として紹介されています 。
参考)マイナンバーカードの健康保険証利用|デジタル庁
薬の飲み合わせの確認や救急隊での医療情報の共有など医療の質の向上につなげることができます 。これは運転中の事故や急病時において、迅速な医療対応を可能にする重要な機能です 。
ドライバー向けのメリット。
マイナ保険証トラブルで「一旦10割負担」が12.7%・1894件発生している状況があります 。しかし、何らかの事情でマイナ保険証による受付が上手くいかなくても、10割負担ではなく、これまで通り3割等の適切な自己負担割合によって受診できるので、ご安心ください 。
参考)マイナ保険証トラブルで「一旦10割負担」12.7%・1894…
「マイナ保険証の有効期限切れ」によるトラブルが31%・3023医療機関から報告されており、2024年秋の調査より倍増しています 。マイナカード(もしくはマイナカードに搭載された電子証明書)の有効期限切れは受診時に発覚する場合が多く、顔認証付きカードリーダーで更新手続きはできません 。
参考)【保団連調査】マイナ保険証の期限切れトラブル31%・3023…
代表的なトラブルとその対応。
2024年12月2日から現行の健康保険証は新規発行されなくなり、健康保険証はマイナンバーカードを基本とする仕組み(マイナ保険証)へ移行しています 。医療機関・薬局を利用する際は、マイナンバーカードをご利用ください 。
転職や転居等で資格変更があった際に、新たな資格情報が迅速に登録されるよう、2023年6月に省令改正を行い「資格取得届け出から5日以内(資格変更から10日以内)にシステム登録する」ことを、医療保険者に求めています 。しかし実際には「12月1日付で社保→国保に切り替えたが、マイナ保険証のデータは社保のまま」といった例が報告されています 。
参考)医療現場での「マイナンバーカード利用時のトラブル」対応を再整…
運転者が注意すべきポイント。
スマートフォンのマイナ保険証対応医療機関・薬局も2025年9月19日から機器の準備が整った医療機関・薬局で利用可能となります 。地域や施設の条件を設定して、スマートフォンのマイナ保険証として利用できる病院・診療所、歯科診療所、薬局を検索することができます 。
参考)スマートフォンのマイナ保険証利用について|厚生労働省