トヨタシエナ2024最新情報とハイブリッド性能

北米で大人気のトヨタシエナ2024年モデルの最新情報をお届け。ハイブリッドシステムの進化やスポーティなデザイン、豪華装備まで詳しく解説。日本導入の可能性はあるのでしょうか?

トヨタシエナ2024最新モデル完全ガイド

トヨタシエナ2024年モデルの魅力
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ハイブリッドシステム

2.5L直4エンジン+2モーターで243馬力を発揮

燃費性能

クラストップレベルの36MPG(約15.3km/L)を実現

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スポーティデザイン

新幹線からインスピレーションを得たフロントマスク

トヨタシエナ2024年モデルのハイブリッドシステム詳細

トヨタシエナ2024年モデルの最大の特徴は、全グレードにハイブリッドシステムを標準搭載していることです。先代モデルが3.5リッターV6エンジンを搭載していたのに対し、新型では2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせた「THS-II」システムを採用しています。

 

このハイブリッドシステムは、システム全体で243馬力(245hp)という力強いパワーを発揮しながら、燃費性能はクラストップレベルの36MPG(約15.3km/L)を実現しています。エンジンの熱効率は内燃エンジンではトップレベルとなる41%を達成し、先代モデルの21MPGから大幅に向上しました。

 

大容量の駆動用バッテリーを採用することで、排気量をダウンサイジングしながらも高い走行性能と燃費性能を両立させています。また、3500ポンド(約1.5トン)までの牽引能力も備えており、アウトドアでの使用にも対応しています。

 

トヨタシエナ2024年モデルのスポーティグレード「XSE」の特徴

2024年モデルでは、スポーティグレードの「XSE」に「プレミアムパッケージ」が新設定されました。このパッケージには以下の豪華装備が含まれています。

  • 運転席8ウェイパワーアジャスタブル&メモリー機能付き本革シート
  • オレンジアクセントステッチ
  • メモリー機能付きチルト&テレスコピックステアリング
  • 7インチマルチインフォメーションディスプレイ
  • 前席シートヒーター&ベンチレーション
  • ブラインドスポットモニター

エクステリアでは、フロントグリルにハニカムメッシュデザインを採用し、20インチのダークカラー5本スポークホイールを装着することで、攻撃的でスポーティなビジュアルを実現しています。また、「LE」と「XLE」グレードにはダーククロームアクセントヘッドライトが新たに装備されました。

 

トヨタシエナ2024年モデルの室内空間と快適装備

シエナの室内は、アルファードを上回る全長約508cm、全幅約198cmという大型ボディを活かした広々とした空間が特徴です。乗車定員は7人または8人で、3列シート構成となっています。

 

特に注目すべきは、2列目キャプテンシートに搭載された「スーパーロングスライド機能」です。このシートは前後に635mm(25インチ)スライドすることができ、オットマン機能と組み合わせることで、まるでリビングでくつろいでいるような上質で快適な乗り心地を提供します。

 

2025年モデルでは、さらに革新的な装備が追加されました。プラチナムトリムには掃除機と温冷庫が標準装備され、リミテッドグレードではオプションとして選択可能です。また、レーダーベースの高度な後部座席リマインダーシステムも標準装備され、子どもの車内置き去りを防止する安全機能も強化されています。

 

トヨタシエナ2024年モデルの安全性能とテクノロジー

安全性能では、2025年モデルからトヨタ最新の「セーフティセンス3.0」を標準装備しています9。このシステムには歩行者検知機能付きの衝突回避支援システムが含まれており、より高度な安全運転支援を提供します。

 

また、「エレクトリック・オン・デマンドAWD」と呼ばれる4WDシステムも選択可能です。このシステムは、前輪をエンジンとモーター、後輪をモーターで駆動し、通常走行はFFを基本としながら、滑りやすい路面などで瞬時に4WDに切り替わります。前後の駆動トルク配分は100対0から20対80まで、路面や走行条件によって自動的に変化します。

 

インフォテインメントシステムでは、12.3インチのタッチスクリーンがオプションで選択でき、Android Auto/Apple CarPlayにも対応しています。上位グレードには12スピーカーJBLプレミアムオーディオシステムも装備され、車内での音楽体験も向上しています。

 

トヨタシエナ2024年モデルの意外な高性能チューニング事例

一般的にファミリーカーとして認識されているシエナですが、実は高いポテンシャルを秘めていることが、DG-Specによるチューニングカー「R-TUNED」と「S-TUNED」の開発で証明されています。

 

特に驚くべきは、サーキット仕様の「R-TUNED」がストリーツ・オブ・ウィローで記録した1分27秒というタイムです。これは標準のシエナSEより15秒も速く、なんと400PS超えのV8カマロSSよりも1秒速いという驚異的な結果でした。

 

この成果は、シエナの基本設計の優秀さを物語っています。TNGA-Kプラットフォームの剛性の高さと、適切なサスペンションチューニングにより、ミニバンでありながらスポーツカー並みのハンドリング性能を発揮できることが実証されました。

 

より現実的な「S-TUNED」でも、標準モデルより8秒速いタイムを記録し、日常使いでも中型セダンに置いて行かれることのない性能を示しています。これらの事例は、シエナが単なるファミリーカーを超えた可能性を持つことを示しており、今後のスポーツモデル開発への期待も高まっています。

 

現在、トヨタでは従業員約300人を集めて、現在のSEモデルよりもさらにスポーティなモデルの開発検討が行われているとのことで、将来的にはより高性能なシエナの登場も期待できそうです。