トヨタ クロスバン市販化発売日価格スペック

トヨタが開発中のSUVミニバン「クロスバン」の市販化情報を徹底解説。発売日や価格、スペックから3兄弟構成まで、気になる詳細をすべて網羅。果たして市販化はいつ実現するのでしょうか?

トヨタ クロスバン市販化最新情報

トヨタ クロスバン 注目ポイント
🚗
SUVとミニバンの融合

乗用ミニバンの大空間とSUVのアクティブスタイルを両立した新カテゴリー

📏
ノア・ヴォクシー級サイズ

全長4695mm×全幅1820mm×全高1855mmの扱いやすいボディサイズ

👥
3兄弟シリーズ展開

ギア・コア・ツールの3モデル構成で多様なニーズに対応

トヨタ クロスバン発売日予想と市販化可能性

トヨタ車体が2023年のジャパンモビリティショーで発表した「X-VAN GEAR CONCEPT」(クロスバン ギア コンセプト)は、その後の動向が注目されています。2024年3月には特許庁への意匠登録が確認されており、これは市販化に向けた重要なステップと考えられます。

 

意匠登録は必ずしも即座の市販化を意味するものではありませんが、デザインの保護という観点から、トヨタ車体が本格的な商品化を検討している可能性が高いと言えるでしょう。業界関係者の間では、2025年10月開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」において、より市販モデルに近い形での再登場が期待されています。

 

発売時期については、現時点で公式発表はありませんが、コンセプトカーの完成度の高さと意匠登録の事実を考慮すると、早ければ2026年後半から2027年前半の市販化が現実的な予想となります。

 

トヨタ クロスバン価格予想と競合車種比較

クロスバン ギア コンセプトの予想価格は400万円前後とされています。この価格設定は、同クラスのミニバンやSUVとの競合を考慮したものと考えられます。

 

競合車種との価格比較を見てみましょう。

  • 三菱デリカD:5: 393万円〜458万円
  • トヨタ ノア: 267万円〜389万円
  • トヨタ ヴォクシー: 309万円〜396万円
  • トヨタ ハリアー: 312万円〜504万円

クロスバンは、SUVとミニバンの中間的な位置づけとなるため、ノア・ヴォクシーよりもやや高価格帯での展開が予想されます。特に、現在SUVミニバンカテゴリーで独走状態にある三菱デリカD:5との直接競合を意識した価格設定になる可能性が高いでしょう。

 

トヨタ クロスバンスペック詳細とボディサイズ

クロスバン ギア コンセプトの詳細スペックは以下の通りです。
ボディサイズ

  • 全長:4,695mm
  • 全幅:1,820mm
  • 全高:1,855mm

室内サイズ

  • 室内長:2,965mm
  • 室内幅:1,550mm
  • 室内高:1,340mm

乗車定員: 6名(3列シート)
このサイズは、トヨタのミドルクラスミニバン「ノア・ヴォクシー」とほぼ同等の扱いやすい大きさとなっています。注目すべきは、全幅が1,820mmとノア・ヴォクシーの1,730mmよりも90mm拡大されている点です。これにより、SUVらしい力強さと安定感を演出しています。

 

搭載エンジンについては公式発表はありませんが、ノア・ヴォクシーのパッケージを共有する可能性が高く、以下のパワートレインが予想されます。

  • 2.0Lハイブリッド: システム最高出力184PS
  • 1.8Lハイブリッド: システム最高出力140PS
  • 2.0Lガソリン: 最高出力170PS

トヨタ クロスバン3兄弟構成とバリエーション展開

クロスバンシリーズの最大の特徴は、3つの異なるコンセプトモデルが計画されていることです。これは他社では見られない独特な展開戦略と言えるでしょう。

 

クロスバン ギア(X-VAN GEAR)

  • アクティブなレジャー用途を想定
  • SUVテイストを強調したデザイン
  • センターピラーレス観音開きスライドドア
  • 6人乗り3列シート

クロスバン コア(X-VAN CORE)

  • シリーズの中核となるファミリー向けモデル
  • プレーンで使いやすいデザイン
  • 日常使いを重視した仕様

クロスバン ツール(X-VAN TOOL)

  • 積載性を重視した実用モデル
  • 貨客両用が可能な設計
  • 商用車的な使い方にも対応

この3兄弟構成により、レジャー用途からファミリー用途、さらには商用用途まで幅広いニーズに対応できる点が、クロスバンシリーズの大きな魅力となっています。

 

トヨタ クロスバン独自技術と革新的デザイン要素

クロスバン ギア コンセプトには、従来のミニバンにはない革新的な技術とデザインが採用されています。

 

センターピラーレス観音開きスライドドアは、ショーカーとしての見栄えだけでなく、実用性も兼ね備えた画期的な機能です。この構造により、従来のスライドドアよりも大きな開口部を確保でき、大型荷物の積み込みや車椅子での乗降が格段に容易になります。
多彩なシートアレンジ機能も注目ポイントです。

  • 助手席の回転機能
  • 2列目シートのテーブル化
  • フラットな荷室空間の確保

外装デザインでは、ライトブルーのマットメタリックとダークグレー樹脂の2トーンカラーが採用され、スクエアなフォルムと大径タイヤ、高めの地上高と相まって、これまでにないアクティブな力強さを表現しています。

 

このデザインアプローチは、かつてホンダが北米で展開していた「エレメント」を彷彿とさせる部分もあり、日本市場では非常に新鮮な印象を与えています。

 

トヨタ車体の技術力とトヨタブランドの信頼性を背景に、これらの革新的要素が実際の市販車でどこまで実現されるかが、今後の最大の注目ポイントとなるでしょう。