ステップワゴン生産終了からマイナーチェンジ、価格と装備の変化とは

ステップワゴン生産終了とマイナーチェンジ

ステップワゴン生産終了は2025年4月に実施

ホンダは2025年4月に現行ステップワゴン（6代目・RP型）の生産を一時終了しました。この決定は販売店に対して事前に通達され、マイナーチェンジに向けた生産調整であることが明らかにされています。
参考）【続速報】ホンダ現行ステップワゴンが2025年4月で生産終了…
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2022年5月に発売された6代目ステップワゴンは、発売から約3年で初めての大規模改良を迎えることになりました。関東圏のホンダ販売店担当者によると、「エアーの装備が不足している」「スパーダとの装備差が大きすぎる」というユーザーからの声に対応する形でのマイナーチェンジとなったとのことです。
参考）なぜ？ ホンダ「ステップワゴン」生産終了？ 25年4月で？ …
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生産終了後は、2025年5月16日にマイナーチェンジモデルが発売され、新グレード「AIR EX（エアー イーエックス）」と特別仕様車「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION（スパーダ プレミアムライン ブラック エディション）」が追加されました。これにより、約1か月間の生産休止期間を経て、改良版が市場に投入される形となりました。
参考）ホンダ 新型 ステップワゴン マイナーチェンジ 一部改良 2…
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ステップワゴンのマイナーチェンジによる装備改善内容

2025年5月のマイナーチェンジでは、ユーザーからの要望が多かった装備面の改善が主な変更点となっています。最も注目されるのは、新グレード「AIR EX」の追加です。
参考）【2025年版】ステップワゴンのグレード比較｜スパーダ・エア…
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AIR EXは、ベーシックグレードのエアーに対して、スパーダと同等の快適装備を搭載したモデルとして位置づけられています。具体的には、合成皮革のコンビシートや本革巻きステアリングなど、従来はスパーダにのみ採用されていた上質な内装装備が標準化されました。これにより、エアーの外観デザインを好むユーザーでも、充実した装備を享受できるようになりました。​
また、最上級グレードのスパーダ プレミアムラインには、より精悍な印象を与える「ブラック エディション」が追加されています。全グレードで最新の「Honda SENSING」が標準装備され、後退出庫サポートや急アクセル抑制機能といった安全装備も強化されました。収納スペースの拡大やUSBポート増設など、日常の利便性を高める細かな改良も施されています。​

ステップワゴンの価格推移と値上げの実態

ステップワゴンは発売以来、段階的な価格改定が行われてきました。2022年の発売当初、ガソリンAIR（2WD）のスタートプライスは299.9万円でしたが、2025年には334.8万円へと約35万円も値上げされています。3年間で最大42万円の値上げとなったグレードもあり、その上昇幅は業界でも注目されています。
参考）ホンダ・ステップワゴンが競合ノアヴォクやセレナに負けている理…
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関西圏のホンダ販売店担当者は、「価格の上がり幅はモデルによって異なるが、大体10万円程度の値上げになる」と説明しています。この価格改定は、原材料費の高騰や装備の充実化が主な要因とされています。現行モデルの新車価格は334.8万円から440.6万円の範囲となっており、中古車市場では年式や走行距離によって10万円台から500万円以上まで幅広い価格帯で取引されています。
参考）なぜ？ ホンダ「ステップワゴン」生産終了？ 25年4月で？ …
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ホンダ公式サイトでは、2025年4月終了モデルとして旧仕様が掲載されており、マイナーチェンジ前のモデルは既に公式サイトからアーカイブ扱いとなっています。値上げの一方で、装備の充実化により実質的なコストパフォーマンスは維持されているという評価もあります。
参考）ステップ ワゴン（2025年4月終了モデル）｜Honda公式…
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参考：ホンダ公式サイト - 2025年4月終了モデル情報
ステップ ワゴン（2025年4月終了モデル）｜Honda公式…

ステップワゴンとライバル車の市場競争状況

ミドルクラスミニバン市場において、ステップワゴンの主要なライバルはトヨタのノア・ヴォクシーと日産のセレナです。2022年には3車種全てがフルモデルチェンジを実施し、激しい販売競争が展開されています。
参考）日産セレナとノア／ヴォクシーやステップワゴンをライバル比較！…
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サイズ面では、ステップワゴンの全長4,800mmは3車種中最長となっており、ノア・ヴォクシーの4,695mm、セレナの4,690mmを上回ります。一方、価格面ではステップワゴンのエントリーグレードが316.9万円（ガソリン1.5L）であるのに対し、ノア2.0Xが267万円、セレナ2.0Xが276.9万円と、ステップワゴンは割高な設定となっています。​
ステップワゴンの特徴は、初代に回帰したシンプルですっきりとした外観デザインと、「素敵な暮らし」をコンセプトとした家族重視の開発思想です。エアーグレードはナチュラルで親しみやすい外観が特徴で、スパーダはメッキ加飾によるスタイリッシュな仕上がりとなっています。しかし、販売面では価格の高さが競合他社に対するハンディキャップとなっており、市場シェアでは苦戦が続いているとの指摘もあります。​

ステップワゴン6代目の開発経緯と今後の展望

ステップワゴンは1996年の初代発売以来、日本のミニバン市場を牽引してきた歴史を持ちます。当時主流だったキャブオーバータイプ（FRレイアウト）に対し、FFレイアウトを採用した背高スタイルで一石を投じ、比較的低価格だったこともあって人気を博しました。
参考）ホンダ ステップワゴンのモデルチェンジ変遷
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6代目となる現行モデルは、「ファミリー・ムーバー」として初代から続く家族重視のコンセプトを継承しつつ、「素敵な暮らし」を新たなテーマに掲げています。エンジンは1.5L直噴VTECターボエンジンと2.0L i-VTECエンジン+e:HEV（ハイブリッド）の2種類を設定し、多様なニーズに対応しています。
参考）新型【ステップワゴン】マイナーチェンジいつ？改良型が2025…
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今後の展望としては、2026年にフルモデルチェンジが予想されており、最新のハイブリッド技術やPHEV（プラグインハイブリッド）の導入が期待されています。環境性能の大幅な向上、安全機能の強化、広々とした室内空間、モダンなデザインの採用などが注目ポイントとされています。マイナーチェンジによる装備改善と価格改定を経て、ミニバン市場での競争力をどこまで回復できるかが今後の鍵となりそうです。
参考）2026年にフルモデルチェンジか？ホンダ新型ステップワゴンが…
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参考：ホンダ公式サイト - ステップワゴン製品情報
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

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