日産の大型SUVパスファインダーの新型モデルが海外で好調な売れ行きを見せる中、日本での発売可能性はあるのでしょうか？
新型エクストレイル マイナーチェンジ2025年最新情報完全ガイド
2025年7月発売予定の新型エクストレイルマイナーチェンジの最新情報を徹底解説。デジタルVモーショングリルやGoogleビルトイン搭載など注目の変更点とは？
日産エクストレイルの次期マイナーチェンジは2025年7月から10月頃に予定されており、現行T33型の発売から約3年が経過するタイミングでの大幅なアップデートとなります。今回のマイナーチェンジは単なる年次改良を超えた「ビッグマイナーチェンジ」として業界内で注目を集めています。
北米市場の兄弟車「ローグ」が2023年に先行してマイナーチェンジを実施しており、その変更内容から日本市場向けエクストレイルの進化を予想することができます。現行モデルは2022年7月の発売以来、プレミアムSUVとして高い人気を維持していますが、競合他社の新型車投入により、さらなる競争力強化が求められています。
興味深いことに、日産は2024年5月にも一部改良を実施しており、90周年記念車の設定や安全装備の強化を図っています。これは2025年の本格的なマイナーチェンジに向けた準備段階とも考えられ、段階的な改良戦略を採用していることがうかがえます。
今回のマイナーチェンジで最も注目される変更点が、日産の新デザインアイコン「デジタルVモーション」グリルの採用です。このデザインは既に「セレナ」「ルークス」「デイズ」「サクラ」そして「ノート」で採用されており、日産の統一デザイン言語として確立されています。
従来のVモーショングリルとの違いは、より立体的で精緻なV字パターンにあります。デジタルVモーショングリルは、シャープなV字型でヘッドライトと一体化するようなデザインとなり、フロントマスクはより精悍で力強い印象を与えます。
外装デザインの変更は以下の要素が予想されています。
これらの変更により、現行モデルよりも一段と洗練された印象になると考えられ、日産SUVファミリーとしての統一感も強化されます。
2025年のマイナーチェンジでは、日産として初めてGoogleビルトインが搭載される予定です。これは単なるインフォテインメントシステムの更新を超えた、車両とデジタル技術の融合を象徴する重要な変更です。
Googleビルトインの搭載により、以下の機能が期待されます。
さらに、12.3インチタッチスクリーンディスプレイの採用により、操作性と視認性が大幅に向上します。現行モデルでは2024年の一部改良でHDMI端子が追加されましたが、マイナーチェンジではより包括的なコネクティビティ機能が実現されます。
デジタルメーターとヘッドアップディスプレイ（HUD）の採用も予定されており、12.3インチ大型ディスプレイによる高精細な情報表示が可能になります。これらの先進的なインターフェースは、ドライバーの視線移動を最小限に抑え、安全性の向上に貢献します。
マイナーチェンジでは、現行モデルに搭載されているe-POWERシステムが第2世代へと進化します。この進化は単なる数値的な向上に留まらず、ドライバビリティや燃費性能、静粛性など様々な面で走行性能の向上に貢献します。
第2世代e-POWERの主な改良点。
発電エンジンの効率向上
発電専用エンジンの熱効率が向上し、より少ない燃料でより多くの電力を生成できるようになります。これにより、現行モデルのWLTCモード燃費19.7km/L（2WD）からさらなる向上が期待されます。
モーターの性能向上
モーターの出力やトルクが向上し、加速性能や登坂性能が向上します。現行モデルのフロントモーター最高出力150kW、最大トルク330Nmからの性能向上により、より力強い走りが実現されます。
制御システムの最適化
e-POWERシステム全体の制御が最適化され、様々な走行状況において効率的なエネルギーマネジメントが行われます。これにより、日常の運転から高速道路での合流まで、あらゆるシーンでゆとりある走りを実現します。
静粛性の向上
エンジンルームや車体各部の遮音対策が強化され、車内への騒音侵入が抑制されます。これは特に発電エンジンの作動時における快適性向上に寄与します。
現在エクストレイルの購入を検討している方にとって、マイナーチェンジ前後の購入タイミングは重要な判断ポイントです。この判断には複数の要因を考慮する必要があります。
現行モデル購入のメリット
マイナーチェンジ後購入のメリット
興味深い点として、現行モデルの中古車価格が比較的安価に設定されている傾向があります。これは新車市場での競争激化と、マイナーチェンジ情報の影響と考えられます。
購入判断の際は、以下の要素を総合的に検討することが重要です。
特に法人利用や長期保有を前提とする場合は、マイナーチェンジ後の新型モデルの方が総合的なメリットが大きくなる可能性があります。一方、短期利用や価格重視の場合は、現行モデルや中古車も有力な選択肢となります。
日産の販売戦略として、マイナーチェンジ前後での現行モデルの特別価格設定や下取り強化キャンペーンが実施される可能性もあり、これらの情報も購入判断に影響を与える要因となるでしょう。