
MAXWIN(マックスウィン) フィンアンテナ シャークアンテナ ホワイト 汎用 アンテナ ポールアンテナ交換式 流線型ボディーにフィット
シャークフィンアンテナの最大のデメリットは、従来のロッド式アンテナと比較して電波の受信性能が劣る点です。その構造上、電波を強く受信することが難しく、アンテナとして機能させるためにはアンプで信号を増幅する必要があります。マツダの技術資料によれば、シャークフィンアンテナは短ポールアンテナに対して約7dBの利得差があることが報告されています。
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特に地方や山間部など電波状況が悪い地域では、ラジオやテレビの受信が不安定になることが報告されています。都市部では問題なく使用できる場合が多いものの、電波を拾いづらい環境では受信状況の悪化が顕著に表れます。設置場所や商品の性能によって受信感度が異なるため、自分の利用環境に合った製品を選ぶことが重要です。
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高利得アンプとマッチング回路を組み合わせることで短ポールアンテナと同等レベルの性能を達成することは可能ですが、車載ラジオと組み合わせた総合感度評価では若干の感度低下が認められます。このため、ラジオを頻繁に聞くドライバーにとっては大きなデメリットとなる可能性があります。
シャークフィンアンテナは製造コストが高いため、価格面での負担が大きくなります。複雑な構造を持ち、ボディカラーに合わせた塗装も必要なシャークフィンアンテナは、シンプルなロッドアンテナに比べて数倍のコストがかかります。一般的な棒状アンテナに比べ、特に純正品や多機能タイプは数千円から一万円以上になる場合もあります。
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実際の取り付け費用としては、本体価格が16,000円程度で、取付工賃を含めると2万円超になるケースが報告されています。スバルBRZのシャークフィンアンテナ取り付け事例では、アンテナ本体と変換コード、取り付け工賃を合わせて17,280円の費用が発生しています。また、破損時の修理費用も高額で、ある事例では30万円以上の見積もりが出たケースもあります。
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そのため、コストパフォーマンスが重視される商用車や軽自動車ではシャークフィンアンテナはほとんど採用されていません。コスト面での負担を感じる人も少なくなく、従来のロッドアンテナで十分と考えるユーザーも多く存在します。
シャークフィンアンテナを装着すると、車の全高が増加し、立体駐車場の利用に支障をきたす可能性があります。日本の機械式立体駐車場は、一般的に全高1550mm以下の車両を対象としていることが多く、この制限を超えてしまうケースがあります。
参考)https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/4419?category_id=165amp;site_domain=default
日産リーフの事例では、2020年1月のマイナーチェンジでシャークフィンアンテナを標準装備したことにより、一般的な機械式駐車場の高さ制限である1550mmを超えることとなりました。スバル・クロストレックでもシャークフィンアンテナ装着車は高さ1575mmとなり、わずか25mmですが高さ制限をオーバーしてしまいます。
参考)https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001473275/SortID=25503130/
従来のロッド式アンテナは取り外しが可能でしたが、シャークフィンアンテナは固定式のため、立体駐車場に入れる前に取り外すことができません。機械式駐車場を利用予定の場合は、駐車場の高さを事前に確認する必要があります。また、シャークフィンアンテナの上端はルーフ頂点の高さとほぼ同じ位置にあるため、カタログ上の全高数値がそのまま実質的な全高となります。
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シャークフィンアンテナはスタイリッシュなデザインが特徴ですが、すべての車種に適合するわけではありません。車の形状やデザインにより、ドルフィンアンテナが違和感を与える場合があります。特にクラシックな外観や小型の軽自動車では、シャークフィンアンテナが「浮いている」ように見えることがあります。
一部のユーザーからは「近未来的すぎる」「目立ちすぎる」といった否定的な意見もあり、根元が分厚い四角でデザイン性に欠けるという指摘もあります。また、価格コムの掲示板では「ウルトラマンのモヒカン部分みたいでカッコ悪い」という辛辣な意見も見られました。
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メンテナンス面では、洗車機のブラシに引っかかり、アンテナが傷ついたり外れたりするリスクがあります。シャークフィンアンテナは車体に密着した構造ですが、高さや形状によっては洗車機での損傷の可能性があります。また、取り付けが甘いと外れる可能性があるため、手洗い洗車を選ぶユーザーも増えています。アンテナ本体と袋が引っかかり、アンテナ自体に負荷を与えることもあります。
参考)https://www.nh-cover.jp/html/page61.html
ラジオを頻繁に聞かない現代のドライバーにとって、シャークフィンアンテナの必要性は低いと言えます。音楽ストリーミングサービスやスマートフォンの普及により、車内でラジオを聞く機会が減っている人も多く、「アンテナそのものが必要ない」というシンプルな理由で購入を検討しないケースもあります。
代替案としては、窓ガラスに貼り付けるフィルム式や埋め込み式のアンテナが選択肢となります。いずれにしてもアンプで増幅するならば、クルマのスタイルを損なわないことを優先する場合、シャークフィンよりもフィルム式などのほうにメリットがあります。フィルム式アンテナは車高への影響もなく、立体駐車場の利用にも支障をきたしません。
また、従来のロッド式アンテナで特に不便を感じていない人にとって、シャークフィンアンテナは必須ではありません。「見た目よりも実用性を重視している」「余計な出費を避けたい」という理由から、これまで通り普通のアンテナで問題ないと考える人も少なくありません。既存のアンテナが壊れていない場合、わざわざ交換する必要性を感じないという意見もあります。
コストパフォーマンスを重視する場合や、地方での利用が多い場合は、シャークフィンアンテナの導入を見送り、従来型のアンテナを継続使用することも賢明な選択肢です。
参考リンク(受信感度に関する技術詳細):
マツダ技術資料 AM/FM/シリウスラジオ受信用シャークフィンアンテナの開発
参考リンク(立体駐車場の高さ制限に関する情報):
日産公式FAQ リーフの機械式駐車場利用について

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