レズバニの最新スーパーカー「ビースト」の価格は、米国でのベース価格が48万5000ドル(約7,290万円)となっています。この価格設定は、1000馬力という圧倒的なパワーを考慮すると、スーパーカー市場では比較的リーズナブルな部類に入ります。
ビーストの主要スペックは以下の通りです。
カーボンファイバー製の軽量ボディを採用し、ミッドシップレイアウトによる優れた重量配分を実現しています。初代ビーストが700馬力だったことを考えると、新型は大幅なパワーアップを果たしており、価格上昇も納得できる内容となっています。
レズバニの代表的なSUV「タンク」の価格は、ベースモデルが17万5000ドル(約2,625万円)からスタートします。この価格設定は、防弾仕様という特殊な装備を考慮すると、意外にも手の届く範囲と言えるでしょう。
タンクの価格構成は以下のようになっています。
特筆すべきは、2023年に追加されたプラグインハイブリッドモデル「タンクハイブリッド」の存在です。このモデルは、ジープ・ラングラー4xeと同様のパワートレインを採用し、EVモードでの走行距離は約48kmを実現しています。
タンクの装備には、防弾ガラスや防弾ボディパネル、電磁パルス防護システム、サーマル暗視システムなど、まさに軍用車両レベルの装備が標準で搭載されています。
2022年に発表されたレズバニの大型SUV「ベンジェンス」の価格は、24万9000ドル(約3,641万円)となっています。この価格は、7人乗りの大型SUVとしては高額ですが、その特殊な装備を考慮すると理解できる設定です。
ベンジェンスの価格構成。
ミリタリーパッケージには以下の装備が含まれます。
エンジンは3種類から選択可能で、6.2リッターV8、6.2リッターV8スーパーチャージャー、3.0リッター直6ターボディーゼルが用意されています。全てのエンジンに10速ATが組み合わされます。
レズバニの価格帯を他の高級車・スーパーカーと比較すると、独特のポジションにあることが分かります。
スーパーカー市場での位置づけ
ビーストの価格は確かに高額ですが、1000馬力という出力を考慮すると、ブガッティ・シロン(約3億円)やケーニグセグ(約2億円)などのハイパーカーと比較すれば、むしろコストパフォーマンスに優れていると言えます。
防弾SUV市場での位置づけ
防弾SUV市場では、レズバニは比較的リーズナブルな価格設定となっています。特に、標準で軍用レベルの装備が搭載されていることを考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと評価できます。
レズバニ車両の購入を検討する際、車両本体価格以外にも考慮すべきコストが存在します。これらの隠れたコストを理解することで、より正確な予算計画が立てられます。
輸入関連費用
維持費用の特殊性
レズバニ車両の維持費は、一般的な高級車よりも高額になる傾向があります。
カスタマイズオプション費用
レズバニでは豊富なカスタマイズオプションが用意されており、これらの費用も考慮が必要です。
また、レズバニは2024年に新しいサブブランド「レズバニ・レトロ」を立ち上げることを発表しており、今後さらに多様な価格帯の車両が登場する可能性があります。このレトロブランドでは、過去のアイコンにインスパイアされたデザインと現代的なプラットフォームを融合させた車両の開発が予定されており、価格帯も既存モデルとは異なる設定になることが予想されます。
レズバニ車両の購入は、単なる移動手段の購入ではなく、特別な体験と安全性への投資と考えるべきでしょう。その価格に見合った独特の価値を提供する、まさに「唯一無二」の自動車メーカーと言えるのです。