レクサス3列シート新型モデル最新情報

レクサスの3列シート新型SUVモデルが続々登場。GX550、TX、TZなど最新ラインナップの特徴や価格、日本導入の可能性について詳しく解説。あなたの次の愛車選びの参考になるでしょうか?

レクサス3列シート新型モデル

レクサス3列シート新型モデル概要
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GX550正式販売開始

2025年4月から3列シート7名乗りversion Lが国内販売開始

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TX北米専用モデル

RXとLXの中間車格で家族向け3列シートSUVとして開発

TZ電動モデル計画

BEVの3列シートSUVとして将来的な展開が期待される

レクサスGX550新型3列シート仕様の特徴

レクサスGX550は2025年4月3日に正式販売が開始され、従来の2列シート5名乗り「OVERTRAIL+」に加えて、新たに3列シート7名乗りの「version L」が国内向けに設定されました。

 

GX550の最大の特徴は、GA-Fプラットフォームを採用したことです。このプラットフォームにより、V6ツインターボエンジンと組み合わせて高い基本性能と悪路走破性を実現しています。特に注目すべきは、電子制御サスペンションシステム「E-KDSS」とEPSの採用により、オフロードでの高い走破性とオンロードでの快適な走行性能を両立している点です。

 

GXシリーズは2002年に北米で販売を開始し、世界約30の国と地域で累計約40万台を販売してきた実績があります。新型GX550は「ザ・プレミアム・オフローダー」をコンセプトに掲げ、オフロードから街中まで様々なシーンでの走行を可能にしています。

 

価格面では、プレミアムSUVとしての位置づけながら、3列シート仕様により家族での利用シーンを重視した設計となっています。

 

レクサスTX新型北米専用3列シートSUVの詳細

レクサスTXは2023年に発表され、2023年10月11日に米国市場で発売された北米専用の3列シートSUVです。現地ベース価格は5万5050ドル(約820万円)と発表されており、RXとLXの中間に位置する車格として開発されました。

 

TXの最大の特徴は「全てのシートがベスト」というコンセプトです。従来の3列シートSUVでは3列目が狭かったり快適性が損なわれることが多かったのですが、TXでは3列目の乗員も含めて全ての乗員が快適に移動できる室内空間を追求しています。

 

パワートレーンには以下の2つのオプションが用意されています。

  • パワフルなV6エンジンと組み合わせたプラグインハイブリッド
  • F SPORT Performance専用の高性能2.4Lターボチャージャー付きハイブリッド

エクステリアデザインでは、レクサスの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用し、空力性能と車両の安定性を重視したデザインとなっています。

 

レクサス新型3列シートモデルの価格比較と市場分析

レクサスの3列シート新型モデルの価格帯を分析すると、明確な市場戦略が見えてきます。

 

モデル 価格帯 市場 特徴
GX550 version L 未発表(推定800万円台) 日本・グローバル プレミアムオフローダー
TX 約820万円(米国価格) 北米専用 ファミリー向け都市型SUV
RX450hL 生産終了 日本・グローバル 都市型3列シート

特に注目すべきは、TXが北米の家族向けニーズに特化して開発されたことです。全長は5m超、全幅は2mに迫るアメリカンサイズでありながら、3列目後方にはゆとりのある荷室スペースを確保しています。

 

日本市場では、マツダCX-8のクリーンヒットにより3列シートSUV市場が開拓され始めており、レクサスとしても今後の日本導入を検討している可能性があります。

 

価格競争力の観点から見ると、プレミアムブランドとしての位置づけを保ちながら、ファミリー層にもアプローチできる価格設定が重要になってきます。

 

レクサス3列シート新型BEVモデルTZの将来展望

レクサスの電動化戦略において、3列シートBEVモデル「TZ」の開発が噂されています。現在レクサスのBEVラインナップには「UX300e」と「RZ」がありますが、そこに3列シートSUVが加わる可能性が高まっています。

 

TZの開発において参考にされているのは、2022年に発表されたコンセプトモデル「レクサス・エレクトリファイドSUV」です。このコンセプトモデルの特徴は以下の通りです。

  • 内燃機関を搭載しないBEVの機能的必然性から生まれた「スピンドルボディ」デザイン
  • コンベンショナルなボクシースタイルの採用
  • 長いホイールベースによる3列シート対応設計

BEVの失速が世界的に叫ばれる中、TZの市場投入時期は不透明な状況です。しかし、レクサスとしては電動化戦略の一環として、3列シートBEVの開発を継続していると考えられます。

 

特に興味深いのは、TXに相当するBEV版としてTZが位置づけられている点です。これにより、内燃機関モデルと電動モデルの両方で3列シートSUVのラインナップを充実させる戦略が見えてきます。

 

レクサス3列シート新型モデルの独自技術と安全性能

レクサスの3列シート新型モデルには、ブランド独自の先進技術が数多く搭載されています。特に注目すべきは、各モデルに共通して採用されている安全性能と快適性技術です。

 

Lexus Safety System+ 3.0の標準装備
TXをはじめとする新型モデルには、レクサスの最新安全システム「Lexus Safety System+ 3.0」が標準装備されています。このシステムは従来版から大幅にアップデートされ、3列シート車両特有の死角をカバーする機能が強化されています。

 

革新的なマルチメディアシステム
新型モデルには14インチタッチスクリーンを採用した「Lexus Interface Multimedia System」が標準装備されています。このシステムは3列目の乗員も含めて、全ての座席から操作可能な設計となっており、長距離移動時の快適性を大幅に向上させています。

 

独自のサスペンション技術
GX550に搭載されている電子制御サスペンションシステム「E-KDSS」は、レクサス独自の技術です。この技術により、オフロード走行時の車体の傾きを最小限に抑えながら、オンロード走行時の乗り心地も確保しています。

 

さらに、3列目シートの安全性についても特別な配慮がなされています。従来の3列シートSUVでは後部座席の安全性が課題となることが多かったのですが、新型モデルでは構造強化と安全装備の充実により、全席で同等レベルの安全性を実現しています。

 

これらの技術革新により、レクサスの3列シート新型モデルは、単なる座席数の増加ではなく、真の意味でのファミリー向けプレミアムSUVとしての地位を確立しています。特に日本の道路事情を考慮した場合、これらの先進技術は都市部での運転支援から高速道路での長距離移動まで、幅広いシーンでその価値を発揮することが期待されます。